悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される・第34話のネタバレと感想｜B’s-LOG COMICS

「B’s-LOG COMICS」に掲載されている「悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される」第34話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される・第34話のネタバレ

海の底のパールの城を訪れるティアラローズたち。

 

城の中ではパールとクレイルが対峙していました。 突然のクレイルの登場にパールは驚き青ざめています。

クレイルはパールを見るとニコリと微笑み、髪をかき上げました。 すると彼女の長髪が消え、クレイルは男の姿になります。

まるで皇子のようなそのいで立ち…。 パールが男が嫌いだと言っていたため、これまでクレイルはずっと女の姿でいたのです。

クレイルは、妖精王が災害を起こすのは咎められないけれど、自分たち2人の問題に人間を巻き込むのは間違っているとパールを諭します。

その言葉でじわりと涙が瞳に滲むパール…。 もともとパールはティアラローズのことを何とも思ってはいませんでした。 それどころかアクアスティードに祝福を与えたのは自分のため、その彼と固い絆で結ばれるティアラローズとはいずれ会うことがあるだろうなと考えていたほどだったのです。

しかしそんな彼女があんなにもクレイルと仲良くなるなんて…パールは思いもしなくて…。

クレイルもキースも、人間界で楽し気に微笑むことがあるのに、自分はいつでも独りぼっち…。 耐えがたい人恋しさは、やがてパールの中で醜い嫉妬心へと成長していってしまいました。

クレイルに諭されたパールは、力のない瞳で自分はもう一人でいいと答えます。

とそこへティアラローズとアイシラが到着。 ティアラローズは事の顛末を最後まで見届けるためにきた言って、パールに対して申し開きを願います。

自分の心にあるのはアクアスティードただ一人…だからクレイルとパールの仲を邪魔しようなんて考えは一切ないと笑顔で話すティアラローズ。

それを聞いたパールは、互いにただ一人を想い続けられるティアラローズたちが羨ましいと言い出します。 ここで…ついにすれ違い続けた彼らの恋物語の全貌が明らかになることに…。

なんとパールは以前人間の男と恋に落ちており、しかも相手は妖精王と人間では身分が違い過ぎると言って人間の女を選んで結婚したのだというのです！

さらにパールのことを一生忘れたくないからと言って、彼女の名前を一族にもらうと言い出したのだそう…。

アイシラの名前は「アイシラ・パールラント」。 つまり、アイシラの祖先はパールと恋に落ちつつも彼女を置き去りにし人間の女と結ばれて子孫を残していたのです。 パールは自分を置いて行った男とその一族を見守り続けなければいけないという皮肉な運命を背負わされ続けていたということに…。

深く傷ついたパールの心…。 クレイルはその事情を知っていたために、パールに積極的にアプローチをすることができなかったのでした。

本来ならば憎しみに染まってしまいそうなパールの心。 しかし海は今回の騒動が起きるまでずっと平穏を保ってきました。

それは、クレイルがパールの心のバrナンスを保とうと動いてくれていたから…。

パールは、自分たちの私情で人間たちに恐怖を味わわせてしまったことを素直に謝罪します。

クレイルはパールに対して、妖精王として罰を下すと言い出しました。

パールは自分は一人に慣れていると言って、百年でも千年でも謹慎を受けると言います。

しかしクレイルが下した罰とは…アクアスティードだけでなくティアラローズにも妖精王の祝福を与えるというもので…！？

 

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悪役令嬢は隣国の王太子に溺愛される・第34話の感想

すべてのすれ違いや違和感の謎が一気に解けましたね。 パールの心を乱したのはそもそも今回のことだけでなく、ずっと昔の失恋が発端だったようです。 クレイルがパールに全く積極的になれなかったのは、恋に臆病になり過ぎているパールを腫物を触るように扱っていたということでしょう。

そしてティアラローズはパールからも祝福を受ける流れとなりそうですが、彼女はそもそもすでにキースから森の妖精王の祝福を受けているはずでは…？ 祝福は重複させることが可能ということなのでしょうか。