授か離婚・第2話のネタバレと感想

「授か離婚～一刻も早く身籠って、私から解放してさしあげます！」第2話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

授か離婚・第2話のネタバレ

フェデリカと初めての行為をしたアルマンドは、フェデリカが初めてではないことに気付きます。 実はフェデリカは孤児院を出る前日の夜、同じ孤児院の男性に無理やり行為をさせられたのでした。

色なしのフェデリカでは、世間に出れば強姦に合いやすく、それでは哀れだと思った孤児院の院長が、せめて初めては見知った者が良いだろうと「好意」として指示したのだそう。 それを聞いたアルマンドは好意をはき違えていると正義感を露わにしますが、フェデリカはもう納得しているから大丈夫だと話します。

翌日、フェデリカが出勤すると、いつもの如く書類が荒らされています。 その犯人はジョージィ嬢で、フェデリカの治療記録を盗んで自分の手柄にしているのでした。

通常、フェデリカの働く治療院に配属された貴族令嬢は、2～3年で結婚して去っていくものの、ジョージィ嬢は5年も勤めており、性格に難があるのは明らかです。 その日は市民開放の日で、市民が格安で治療を受けられるとあって、市民が行列を作ります。

当番になった担当者にとっては、魔力が尽きるか、時間切れになるまで魔法を使い続けなければいけない苦行の一日。 治療院で一番身分の低い色なしのフェデリカは、ほとんど毎回市民解放の日の担当者を押し付けられ、そのせいもあって保有魔力と魔力効率が上がったのでした。

その日の診療が終わると、追加でカルミネ子爵の診療が入ります。 色なしのフェデリカを下に見る人が多い中、フェデリカの能力を評価し、本気でフェデリカを案じてくれる数少ない存在です。

そんなカルミネ子爵相手でも、子供が出来たらアルマンドと離婚すると思っているフェデリカは、結婚したことを隠しているのでした。 自分は色なしだからと自分を卑下するフェデリカに対し、カルミネ子爵はその「色なし」の価値が近々変わるかもしれないと意味深なことを言います。

カルミネ子爵の診察を終えたフェデリカを待っていたのはアルマンド。 フェデリカが屋敷の誰にも行き先を告げず姿を消したため、新婚早々いなくなってしまったのではないかと心配して迎えに来ていたのでした。

その日の晩、アルマンドはフェデリカがこの数日随分と帰りが遅かったため、フェデリカの残業記録を調べたのだと言います。 そこに残業記録はなく、フェデリカの不貞を疑うアルマンド。

実はフェデリカの残業申請は一度も通ったことはなく、記録がないだけなのですが、信じてもらえるはずがないとフェデリカは本当のことを言い出せないのでした。

 

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授か離婚・第2話の感想

フェデリカは本当に強い心を持った女性だという印象を持ちます。 色なしと差別され、見下されても、それを跳ね返すだけの精神力がありますし、過去に強姦されたことも今では納得していると言います。

ジョージィ嬢に嫌がらせをされても、市民開放の日の担当を毎回押し付けられても、記録を認めてもらえない残業を毎日していても、決して心折れることなく、最後まで責任を全うしようとするフェデリカはかっこいいなと思いました。

そんな一生懸命働いているだけのフェデリカですが、アルマンドに不貞を疑われてしまいます。 残業記録がないというだけで、他の男と遊んでいるのだと決めつけて、結構な勢いで怒っていますが、実際はフェデリカはサービス残業させられているだけなので、フェデリカが気の毒で仕方がないです。早く事実に気付いて、責めるのではなく、反対にフェデリカを守ってあげてほしいものです。