インモラルに復讐を・第131話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ comico

「comico」に掲載されている「インモラルに復讐を」第131話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

全てを失ったエレナが凶行に走る

志織の会社に押しかけてエントランス付近で暴れ出したエレナ。知らせを受けた志織が急いで現場に駆け付けると、なんとエレナはそこで誠吾のことを誘惑していました。

誠吾が次期社長になる可能性が高いことを悟ったエレナは、この期に及んでまた志織から男を奪おうとしてきたのです。

しかし、誠吾はエレナのことを醜いとハッキリ告げてきました。その言葉にショックを受けるエレナ。

志織が警察を呼ぶと、エレナは激昂して会社を飛び出します。そして彼女が向かったのは、もう一人の復讐の相手・詩穂の職場でした。詩穂を発見したエレナの手には、包丁が握られており……。

逆に不憫すぎるエレナ

エレナは、今回の件の責任が自分にあるとは微塵も思っていません。むしろ、自分は被害者だと思い込んだままです。

彼女の言い分は、「自分はただ幸せになりたくて美しさを利用しているだけなんだから悪いところなんて一つもない」という恐ろしく自己中心的な考え方でした。 今まで利用してきた男たちが次々に結婚式場で復讐に現れても、エレナは自分はそんな連中に振り回されている被害者なのだと言い張り続けています。

常識的に考えれば、「男を利用している」時点でエレナにはすでに罪がありますよね。しかしこれまで歪んだ愛情ばかりでまともな教養を受けさせてもらえなかったエレナにとっては、「他人を利用するのは当たり前」という考え方が根本的に根付いてしまっているのです。

最後まで自分の罪に気付けず、ただただ自分が被害者と言い張るエレナは、逆に哀れて可哀想にすら思えてきてしまいます。

幸せの最中にいる詩穂を襲うエレナ

復讐を果たし、拓海も捕まり、今の詩穂は不安要素が消えている状態です。しかも、詩穂は翔斗といい感じになっている最中でした。まさに、幸せを取り戻した状態の詩穂。

しかしそんな彼女に、エレナの真の手が忍び寄っています。なんとエレナは大勢の人が行き交う人混みの中で、詩穂のことを包丁で襲おうとするのです！

こんな場所で堂々と詩穂を刺したりすれば、その後自分が法的にも犯罪者になり、罰を下されることになります。しかしその発想力は、今のエレナには全くありません。

まさに、考えなしの行動です。エレナの罪においては同情の余地はありませんが、彼女の頭が悪すぎる点についてはなんだかつい同情してしまいます。

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詩穂たちによる「結婚式での復讐」は、エレナの人生を終わらせるためには十分すぎる復讐となりました。そこで自分の罪と見つめ合うことができていれば、エレナももう少し違ったその後を送ることができていたかもしれません。

あんなことがあった後で、尚も自分に全く非がないと考えているエレナは、もはや救いようがありませんよね。

それにしても、誠吾がエレナのことを全く魅力がないと言い放ったシーンは、かなり爽快なシーンでした♪

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志織への復讐が困難なことを察したエレナは、まず先に詩穂に復讐を果たすことにしました。...