贄姫と獣の王・第78話のネタバレと感想｜花とゆめ5号

2020年2月5日発売の「花とゆめ」5号に掲載されている「贄姫と獣の王」第78話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

贄姫と獣の王・第78話のネタバレ

民が信じた王の虚構。 そして群集の面前で暴かれてしまったのは、王の真実…。

そう、混ざり物の、半端な姿…王の人間の姿―――。

 

自分達が信じた王が人間の姿に変わり、広場は大パニックに陥ります。

すかさずレオを助けに入ったのはサリフィです。 騒ぎの収拾が付かなくなる前にレオを広場から連れ出します。

アヌビスは形相を変えてセトを探しだしました。 民衆の眼前で王の威厳を貶めようと画策したセトに対し、怒りを露にします。

セトを見つけたアヌビスは、いきなりセトの胸倉に掴みかかりました。

しかしセトは動じる様子もなく、自らが使った禁術について語りだします。

セトはあれだけのことをしておきながら、「王には何もしていない」というのです。 自分はこの国を覆う瘴気を晴らしただけ、つまり天啓の夜と同じ情況にしただといいます。

つまり、王の魔術をかけて人間の姿にしたわけではなく、あれが王の真実の姿だと、セトは語ります。

アヌビスは動揺を隠せません。 それもそのはず、今まで自分が身を捧げてきた魔族の王が、人間だったのですから…。

 

一方こちらは逃げ果せたサリフィたちです。 ベンヌに乗ってひとまず、先日訪れた洞窟へと逃げ込みました。

そしてサリフィたちを追おうとしてセトの部下に足止めを喰らっていたのはラントベルトです。 武器を突きつけられてまるで罪人のような扱いを受けています…。

これに割って入ったのはヨルムンガンド近衛隊長でしたが、彼もまたラントベルトと同じ様な扱いを受けてしまいます。

騒ぎが止まぬ広場に一声を響かせたのは、アヌビスでした。 「王の捜索と共に、王の代理を立てる」と言い出します。

そしてアヌビスに紹介されて出てきたのは…なんと法官セトです。

セトは王が魔族と人間の間に生まれた混血種であることを民衆に暴露します。

しかし重要な問題はそこではないと語るセト。

一番の問題は、先代王にもその王妃にも、人間族と交流した記録や形跡が一切ないということです。

つまり、レオは正統な王族を引いていない。 これこそが最も重要な国を揺るがすほどの大問題だとセトは主張します。

さらにレオは正統な王族の血を引いていないにもあきたらず、こともあろうに人間の娘を妃に立てて魔族の国を乗っ取ろうとしている！と豪語します。

戸惑う民衆たち。

追い討ちをかけるようにしてセトは国王代理として最初の命を下しました。

それは、王族を語ったレオと、その逃亡を幇助したサリフィを、引っ捕らえよとの命でした。

 

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贄姫と獣の王・第78話の感想

レオもサリフィも大ピンチです！ アヌビスとレオは示し合わせたような所作があったにも関わらず、アヌビスはなんだかセトの言いなりになっている様子…？ 内心ちょっと「アヌビス…!役立たず…！」と叫んでしまいましたよ…。 レオとサリフィはこのまま罪人として捕らえられてしまうのでしょうか…。

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