【最新話更新】「悪役令嬢の中の人～断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします～」の全話ネタバレ・感想 | comic LAKE

「comic LAKE」に掲載されている「悪役令嬢の中の人～断罪された転生者のため嘘つきヒロインに復讐いたします～」のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

断罪されたショックで精神世界に閉じこもってしまったエミの代わりに、元の体を取り戻したレミリア。さっそく実家の持つ僻地にある領地に引っ込むと、復讐の計画を立て始めました。屋敷の周りには、アリバイ作りのために王家から呼ばせた監視がいます。

ですが彼女は、主人公たちをたった一人で邪魔するために最高の能力値とあらゆる技能を与えられた公式チートを持つ悪役令嬢のレミリアです。どんなに優れた人間でも使えない転移魔法を、軽々使いこなす彼女は復讐のために動き始めます。

ただ自分に愛を教えてくれたエミのために––––。

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まずレミリアは退職金を渡して、屋敷の使用人を解雇しました。彼らには、真実の話を涙を流しながら聞かせてあります。この僻地からでも、少しずつ真実は彼らを発端にいずれは王都に届くはず。
そして次にレミリアが目を付けたのは、課金アイテムを取り扱う店です。その店の店主は魔族。その魔族に、自分の領地に種族ごと越してこいと提案しました。

挨拶状代わりにとレミリアが用意したのは、自作の超ハイクオリティ魔晶石と大量の金貨。隠れ住んでいる魔族と商売人である店主にとって、こんなに美味しい話はありません。一旦は仲間の許可を取ることになりましたが、交渉が成功するのは目に見えています。

なぜそんなことをしたかと言えば、魔族を自身の手駒に加えるためです。
原作知識を持つピナにとって、人間など課金アイテムを使って簡単に操ることが出来ます。それなら人間を自分の手駒にするのは失策。その代わりにレミリアが選んだのは、原作の中でアイテムが効かない設定になっていた魔族。

それも優しいエミが目を覚ました時悲しまないように魔族を捕らえるのではなく、自分の領地に迎え入れてたっぷり蜜を吸わせるつもりです。そうすれば魔族はレミリアに心酔し、言うことを聞くはず。

全ては愛するエミのために––––––。

レミリアだけは絶対に敵に回したくないです。
よく考えればラスボスってなにもしてないのにめちゃくちゃ強いですよね。そんなラスボスを倒すために主人公たちはレベリングに励むわけですが、この物語の舞台はゲームではありません。それに一度エミがある程度引っ掻き回した世界です。その中で課金アイテムを使って攻略対象達を手玉に取るピナ。
最強で最恐な悪役令嬢の前に床に這いつくばる姿が楽しみですね。レミリアの次の作戦が楽しみです！

衆人観衆の前で王太子のアークに断罪されるレミリア。こうならないためにと努力してきたのに、報われない現実にレミリアは絶望します。しかしその絶望を皮切りに意識を失った<私>。次にレミリアが目を開いた時、11年ぶりの体の重みを感じながら不敵に笑うレミリアがいました。
<エミ>により築き上げられた淑女と名高い公爵令嬢、レミリア・ローゼ・グラウプナーが断罪されることなんてありえません。もちろん目の前にいる彼らのことを許すことも––––––。

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幼い頃突然の高熱に魘されたレミリアは、異世界から転生してきたエミという女性と入れ替わる形で、自分自身の意識は暗闇に追い出されてしまいます。一度は体を取り返そうとしたレミリアですが、エミの眩しい人生を知って体を預けることにしました。
それからエミは自分が乙女ゲームの悪役令嬢だと気付くと、知識を生かして次々に想定外の行動を起こします。攻略対象達のトラウマ発生を回避し、現代の商品を広め、淑女の鏡と謳われるほどになりました。

そんな彼女の前に<星の乙女>ヒロインのピナが現れます。
同じ転生者であるピナはエミを"小さい頃から原作知識を振りかざしたアンチのクズ女。"と罵り、原作通りに攻略を始めます。ですがエミによって、原作からはかけ離れた道を進む世界。攻略は上手く行かないように見えましたが、ピナはアイテムの力を使い、強制的に世界を原作のレールの上に戻しました。

そこからピナとエミの立場は一変。
無礼で非常識な平民だったピナは、天真爛漫で面白い愛らしい女の子と噂されるようになります。
反対に淑女の鏡と謳われて社交界の花とさえ言われたエミは、<星の乙女>を傷つける悪女と囁かれるようになりました。

そうして最後の決め手に階段でエミとすれ違った瞬間、ピナが自ら飛び降りたことでエミは断罪されることとなります。

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レミリアが元の身体に戻ったのは、ピナの殺人未遂を断罪された王宮の夜会の時でした。
この世界を誰よりも愛し、自分を犠牲にしてでもみんなを守り、救い、助けてきたエミ。そんな彼女の11年間を、傍らでずっと見守り続けてきたレミリアは断罪など許しません。

"全ては悪意により捏造された証拠です。"あまりにも毅然とした態度に、アークを始めとした誰もが反論することは出来ません。そして別室で国王と面談をしたレミリアは幽閉を受けいれ、その代わりに自分に王家の監視を付けるように望みました。

もちろんレミリアがこの程度で終わるわけがありません。
ここから悪役令嬢、レミリアの復讐劇の始まり–––––！？

新しいタイプの悪役令嬢物語が始まりました。これは最高のざまぁの予感です！
登場するキャラクターの色が良いですね！まず主人公の体に入ってしまったエミはまっすぐで純粋無垢で誰かのために生きられるまるでヒーローのような女の子。本来のヒロインであるピナは言葉遣いの悪さからわかる通り、性格がひどすぎる極悪ヒロイン。そして、レミリアは頭の切れる貴族の令嬢。
レミリアはエミを大事に想っていますから、エミの想いを裏切った人たちなんて知りません。きっと攻略対象達もろともピナをざまぁしてくれると思うのですが！今から楽しみです！

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