完璧ワイフによる完璧な復讐計画・第60話,61話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜マンガMee

「マンガMee」に掲載されている「完璧ワイフによる完璧な復讐計画」第60話,61話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

自分の浮気は良くてもパートナーの浮気は許さない男

柏木は成美に同情し始めていました。成美をオトそうとする過程で、成美がどれほど夫思いで気遣いのできる良妻であるかを知ったからです。

そこで柏木は、わざわざ成美を悪者に仕立て上げた末に慰謝料を請求して離婚をする柊斗の計画に、難色を示すようになります。

柏木に口出しをされたことに苛立ち始める柊斗。また、自分が成美に不倫をするよう仕向けて起きながら、成美が柏木に愛想を振りまく姿を見ると、無償に腹が立ちます。柊斗は、自分の浮気は良くても、パートナーの浮気には腹を立てるタイプかもしれません。

また、成美に浮気を疑われている関係で、柊斗はここ1ヶ月、成美もリリカも抱けずにいました。諸々のストレスが重なり、柊斗の苛立ちはピークに達しています。

そこで柊斗がとった行動は……。

柏木と柊斗の関係

柏木と柊斗はもともとは悪友同士でしたが、今回の離婚計画については「柊斗が柏木を金で雇っている」形になります。そのため、金の支払いがない限りは柏木が柊斗の味方につく保障はありません。つまり、柏木を味方側につけたままにするには、成美から慰謝料をとることが絶対条件なのです。

柏木の提案

柏木は、成美と普通に離婚することはできないのかと提案しました。裏の事情を知っている側からすると、その言葉は報酬をもらえなくてもいいから成美をこれ以上傷つけるなと言っているようにも聞こえます。

浅はかな柊斗

成美から不倫の疑いをかけられていることがわかっているにも関わらず、性欲に負けてリリカを抱きにホテルへ来てしまった柊斗。この展開を策士の成美が読んでいないはずはありません。おそらくこの1ヶ月の内で、体調不良を理由に柊斗からの営みを断っていたのも、この展開を読んでいたためでしょう。つまり、成美は今回のリリカと柊斗の密会を、何らかの形で「不倫の証拠」として残そうとしている可能性が高いです。

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柏木があからさまに成美を庇い始めています。本人は成美に惚れたわけではないと公言していますが、これまで何度も成美にトキめいている柏木のことですから、成美のことを女性として全く意識していないわけがありません。

成美のほうも、最初はただ柏木を復讐の為に利用しようとしているだけでしたが、意外にも柏木が繊細で誠実な一面もあることを知り、柏木に対する評価が変わりつつあるように思えます。

最も、だからといって成美が柊斗への復讐を諦めるわけはありませんが……。ただ、離婚の末に成美が柏木と新しい恋愛をスタートさせる可能性は十分ある気がします。