第4話更新『華嫁（はなよめ）～虐げられていた私が帝都の守護神に溺愛される～』あらすじ（ネタバレあり）｜コミックシーモア

「コミックシーモア」に掲載されている「華嫁（はなよめ）～虐げられていた私が帝都の守護神に溺愛される～」のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

【第3話】白虎の雅人が紗夜を強引に嫁にしようとする！？

白虎の次期当主・雅人は、紗夜が華燭であることを知った途端に手の平を返します。今までは綾夜と共に紗夜を虐げてきた雅人が、紗夜に甘い言葉をかけるようになったのです。突然の対応の変化に戸惑う紗夜。そんな紗夜を、雅人は強引な方法で自分のモノにしようとします！

【第4話】紗夜が生まれて初めて反抗！

紗夜のピンチに駆け付けたのは、もちろん御影です。激昂した雅人は御影をバケモノ呼ばわりして紗夜の心を揺さぶります。いつもなら言われっぱなしの紗夜。蔑まれることが身に沁みすぎて、反抗することを知らなかった紗夜が、生まれて初めて他人に意見をするのです！思わぬ紗夜からの反撃に、雅人は……！？

なぜか御影にしか能力を発揮できない紗夜

華燭と呼ばれる特殊な存在の紗夜は、身体の節々から華を咲かせて霊力を溢れさせることができます。四神獣の力を授かる御影や雅人は、その霊力を浴びる事で力を得ることができるのです。しかし、どういうわけか紗夜は、御影に対してしか能力を発揮することができませんでした。

思えば紗夜が初めて能力を発現させたのは、御影と出会ったときでした。もしかしたら華燭の能力は、紗夜の心に大きく関係しているのかもしれません。

綾夜は見限られる

綾夜と紗夜の霊力の紗は雲泥の差がありました。それを知った雅人は、もはや綾夜を嫁にもらうことなど頭にないようです。婚約はあっけなく解除されてしまいます。

その過程で明らかになったのは、綾夜の根性の悪さでした。綾夜は自分の地位を守るために他者を蹴落とすタイプの女だったのです。

白虎が存続の危機？

この状況から白虎が紗夜を嫁にもらう可能性は限りなく0に近いでしょう。そうなると、綾夜をも拒否した雅人は伴侶に恵まれず跡継ぎも生まれない展開になるのではないでしょうか。

雅人は全く危機感を感じてはいないようですが、白虎が存続の危機に瀕している気がします。

おそらく、紗夜が精神的に満たされた時にしか華燭の能力は発揮されないのでしょうね。ということは、雅人が紗夜を強引に自分の妻にしたとしても、雅人が望む力は得られないということになります。

綾夜と婚約した後も紗夜にもきちんと優しくしていれば、雅人がこんな悔しい思いをすることはなかったのでしょうが、時すでに遅しです。紗夜は雅人に対して1ミリも好意を抱いてはいません。

【第1巻】咎人として生きる少女

霊力がないという理由で蔑まれてきた幸薄い少女の白桜 紗夜。しかも身に覚えのない罪まで着せられて、一族中から“咎人”扱い。紗夜は、使用人やペット以下の生活を強いられていました。このまま奴隷のような人生を送って孤独を生きるのかと思われた紗夜ですが、実は伝説級の特殊能力を秘めていることが発覚し……！？

【第2巻】紗夜の秘められた能力が発覚！

実は紗夜は、神や妖に力を与える華燭（かしょく）と呼ばれる特別な存在だったのです。そんな紗夜に目を付けたのは、玄武の当主・黒檀家 御影（こくだんけ みかげ）でした。御影は現時点で歴代最強の退魔師。そんな雲の上の人に見初められた紗夜は……！？今まで塵のような扱いを受けてきた紗夜が、今度は多くの人に求められることになります！

世界感は妖が跋扈する大和帝国

舞台は大正を思わせる大和帝国。国を守る要となるのは、「白虎・朱雀・清流・玄武」の神の力を司ると言われる由緒正しき4つの家柄でした。それぞれ東西南北を任された家は、霊力によって“あやかし”から国民を守るよう、帝から仰せつかっています。しかし主人公の白桜 紗夜は、一族の中で唯一霊力を持たない価値のない人間として虐げられており……。

双子の姉が怪しい

紗夜は霊力こそ発現が遅かったものの、他の能力に関しては同年代の子よりも優れていました。このことから、霊力さえ現れれば白虎の次期党首の嫁になるのは紗夜だと両親は考えていたのです。これを面白く思わない人間がただ1人いました。それは、紗夜の双子の姉の綾夜（あや）です。もしかしたら紗夜が咎人にしたてられた事件は、紗夜を妬んだ綾夜が関与していたのかもしれません。

綾夜は実はさほど霊力がない

紗夜が伝説級の膨大な霊力を眠らせていたのに対し、綾夜はそれを感じることができないほどに鈍感で極少な霊力しか有していませんでした。妹を蔑むことによって自分の価値を高め、白虎の次期党首の伴侶の座を手に入れた綾夜でしたが、ここにきて本当に価値がないのが誰だったのかが明るみに出始めてしまいます。自らの地位を脅かされた彩夜は、果たしてどうあがいていくのでしょうか。

早々にして悪役の綾夜が痛い目を見る展開になりました。ストーリーのテンポの速さが心地良くてぐいぐい読み進められます。

幸薄い少女のシンデレラストーリーが主体となっていますが、四神獣や式神なども登場するため、和風ファンタジーが好きな方にも特にオススメできる作品だと感じました。

今後の展開としては、どんでん返しを食らった姉の綾夜がどう報復してくるかが楽しみです。また、紗夜のほうが霊力が高いことが分かった矢先に手の平を返した白虎一族にも、制裁が与えられてほしいところではあります。

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