漫画コラム

美しくも残忍な女子高生から目が離せない…「吉祥天女」のあらすじと感想

吉祥天女

『BANANA FISH』や『YASHA-夜叉-』『海街diary』で有名な吉田秋生先生ですが、
私が一番おススメする吉田漫画はなんといっても『吉祥天女』。

昭和58年に発行された本作品ですが、
現代でも読み終わった人の心にずっしりとのしかかってくる後味がたまりません。

1983年に小学館漫画賞受賞し、
その後もテレビドラマ化や映画化もされたので、ご存知の方は多いのではないでしょうか。

 

私がこの漫画を知ったのは、小学3年の時。

親の実家の押入れにあって「うわっ、なんだこの怖いマンガ…」と絵柄にドン引きした覚えがあります笑

もちろん、内容も全く理解が出来ない…。
しかし美しく妖しく賢い主人公・小夜子のキャラが強烈に印象に残っていたのです。

成人してから再度読む機会があったのですが、
内容に引き込まれすぎて、余韻が数日続いてしまいました…。

ということで、こちらがあらすじです。




『吉祥天女』のあらすじ

男嫌いなところ以外はごく普通の女子高生・浅井由似子のクラスに、
転校生として才色兼備な叶小夜子が編入してきます。

美人で頭も切れて、校内ではたちまち噂になる小夜子。

教師でさえも、小夜子の魔性な魅力にやられて手を出してしまう笑

小夜子は大地主の孫娘であり、両親が叶家に同居しているにもかかわらず、
なぜか幼少時から親戚の家で養子として育てられていました。

小夜子は叶家と繋がりのある、遠野家の涼とクラスメイトになります。
表面上は軽いキャラだけど、なかなか察知能力が高く、小夜子の怪しさにいち早く気づく涼。

涼には暁という兄がおり、
実は叶家の財産をのっとりたい遠野家は暁と小夜子を政略結婚させようと画策していたのです。

一方、小夜子の美貌に目がくらんで、手を出す男性はなぜかどんどん死亡していく。
その因果関係を怪しんだ涼は、小夜子の正体を突き止めようとするが…。というお話。

『吉祥天女』のあらすじとネタバレ感想

まず、相変わらず残忍で美しい小夜子のキャラがいい。
弱冠17歳にして、自分を襲おうとしてきた男の耳を冷静にナイフで切り落とす。

そして、

「女はね、血なんかこわくないのよ…

だって毎月血を流すんですもの…
という捨て台詞である。

ひぃぃ。こわいいいぃ。

ちなみにこの言葉だけ、小さい頃読んだ時からなぜかはっきり覚えていて、
生理の日がくるたび吉祥天女を思い出していました笑

物語りもしっとりとねっとりと、小夜子の内面にある男性への憎悪と、
小夜子に惑わされる男達の醜態が交互に絡み合い進んでいきます。

そこに時々入ってくる由似子達のノーテンキさがいい味出してます笑

そして、終盤に事件と小夜子の因果関係を怪しむ由似子の兄の存在感もなかなか。
読者の観点に立っている存在なので、彼が出てこなかったら読者はあんまりスッキリしないんじゃないかな。

個人的には世話係の雪政と小夜子の関係性がとても気になりますが、
物語では一切説明されていないんですよね。

作中に雪政は7歳の小夜子に出会ったときから虜になってしまったというような描写がありますが、
小夜子に近づいた男性の中では唯一の生き残り。

彼らははたして愛し合っていたのでしょうか。

今読んでも、読み終わった後に、ずっしりと心にもやもやが沁みてきます。
こんな雰囲気のある漫画ってなかなか珍しいです。

実写では鈴木杏ちゃんとかが小夜子役をやっていましたが、
失礼ながら、なんかイメージがあわない…
鈴木杏ちゃんって元気なイメージがあるからね。

もっとクールビューティな感じがいいなぁ。
個人的には若い頃の栗山千秋とか小松菜々の小夜子が見てみたかったな。




「吉祥天女」はこんな方におススメ!

「吉祥天女」はこんな方におススメです。

・暗い雰囲気のストーリーが好き
・テーマがしっかりしている漫画が読みたい
・吉田秋生先生の作品が好き
美しく賢い女性が好き

どよ~んとした天気の悪い夕方に、
ひっそりと部屋で読んでいただきたい作品です笑

古い漫画なので、あまりネカフェにも置いてないことが多いのが難点でしたが、
U-NEXTに登場していたので是非手に取ってみて下さい!

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