先生の白い嘘・最終8巻のネタバレと感想

話題作「先生の白い嘘」最終第8巻のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

先生の白い嘘・最終第8巻のネタバレ

いつもどおりのその日の朝。 美鈴はいつも通り学校へ行きました。

しかし学校では新妻と美鈴の関係で持ち切り。 美鈴は知っていながらも何事もなかったかのように授業をしていました。

学校としても事実は一切無かったことにする予定。 私服の画像で本人の確定のしようがないと学校側は判断したようですが、他の先生からこれ以上騒ぎは起こさないでほしいと言われるのでした。

早藤が17歳のとき、盛んな友達とは逆に早藤は女とはどういうモノなのか分かりませんでした。

しかし、はじめて身体を重ねたとき女の意味が分かります。

女はこれだと思った早藤はいろんな女性と関係を持ちます。 やっと意味が分かりかけていた早藤でしたが、美鈴の言葉に吐き気を覚えます。

生きているだけで最悪だ。 そう思った早藤は会社にも行かずついには工具屋で縄を買うのです。

終業式。 美鈴が全校生徒の前に立って話をしようとすると、どこからかヤジがとんできます。

他の先生たちは美鈴を下がらせようとしますが、美鈴はその場から動かずなんと生徒たちの質問に答えるのです。

「愛」というものが信じられなかったことに対して反省していると話す美鈴。

笑う生徒もいる中、ミカは真剣に話を聞いて美鈴に質問します。

二人との愛はどこまでも証明できない。 でも、信じ続けることはできる。

美奈子の妊娠によって、美鈴は人と人の間に生まれたものの中には希望があるのを知りました。

もしかしたらそれは信じ続けた人間にしか形作れないものかもしれない。 信じ続けることでしか人誰かを自分は自分を愛の一部だって証明できない。

美鈴はだからこそみんなにはそうしてほしいと言います。 自分にはできなかったことを…そう話す美鈴に、新妻はキスをします。

そしてここからどこまでだって信じ続ければいいと言うのでした。

母から早藤が数週間会社に来ていないことを知らされる美奈子。

退院後、美奈子は家に向かう途中、早藤に連絡をしますが繋がらずだんだんと不安になっていきます。

そして家に入った瞬間、ガタっと大きい音が聴こえたと思った瞬間なんと目の前では首をつった早藤がいたのです。

美奈子は急いで台所から包丁を持っていくと縄を切ります。

間一髪のところで早藤は生きていましたが、美奈子に自分を殺してほしいと言います。

自分は生きている価値がないという早藤に、美奈子は昔から知っていると言います。

美奈子は早藤に対して甘えるなと怒鳴ると、早藤に選べるのはたった一つだと言います。 それは、最悪な男として最悪な人生を生きることだけ。

クソみたいな命の残りカスを自分と自分の子どものためだけにすりつぶして生きろと言った瞬間、なんと美奈子は破水をしてしまいます。

急いで病院に向かう美奈子は早藤に今デキる最大限のことをしてと携帯を渡します。

早藤はその携帯で警察に電話をして女の人を犯したことを自首するのでした。

1年後、美鈴は学校を退職し短気大学に通っていました。

授業中、突然警察から電話が来て早藤の件について尋ねられます。 美鈴は自分のことで精一杯だと警察の事情聴取を断りますが、新妻の坊主になった写真を見てもう一度警察に電話をします。

そして自分の身に起きたことを全て警察に打ち明けるのでした。

そしてさらに数年後、美鈴は髪の伸びた新妻と会っていました。

庭に出て和気あいあいと話す二人。 新妻はこの前の続きがしたいと言います。

この前の続きはいつのどこからするかと聞く美鈴。

新妻は静かに「最初から」だと言うと部屋に入っていくのでした。

～完～

 

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先生の白い嘘・最終第8巻の感想

まさか早藤が自ら命を絶とうとするなんて思ってもいませんでした。

なぜそうなったのでしょうか？ 女という生物を知ったから？弱いと思っていた女に負けたような気がしたから？ しかし、トリガーになったのはきっと美鈴の言葉ですよね。

美鈴は美鈴で新妻との関係を公表してしまい、教員を辞めることになってしまいましたが… でも、二人はその後も繋がっていて本当によかったです。

美奈子も美鈴も玲菜も綾香も… みんな最後は強く凛々しく生きていたような気がします。 この話は女の味方のような気がしました。