ゆびさきと恋々・第43話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜デザート

2024年4月24日発売の「デザート」2024年6月号に掲載されている「ゆびさきと恋々」第43話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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逸臣の夢が徐々に明かされていく

貧困地域に対するボランティア活動を勢力的に行っている香成（こうせい）という名の男性。逸臣は、そんな香成の人柄と活動に幼少期から憧れを抱いていました。

しだいに香成本人とテレビ通話や手紙でのやりとりをするようになっていった逸臣は、香成の活動がいかに人道的で有意義なものであるかを知って行きます。

43話は前話に引き続き、「逸臣の壮大な夢」や「逸臣の指に刻まれたタトゥーの意味」なども明らかになる必見の回です！是非、デザート本誌で漫画をチェックしてみてください！

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逸臣の夢とはずばり

逸臣の夢は、世界中で栄養失調で命を落とす子供たちを1人でも多く救う事のようです。その夢を抱いたきっかけの人物が、香成という活動家の男性だったんですね。最初はバックパッカー時代があったと話していた逸臣でしたが、将来の夢は「バックパッカーとして世界中を旅してみたい」なんていう奔放的な夢を抱いているわけではありませんでした。

現地の子供との手紙のやり取り

逸臣は齢10歳にして、香成の活動の手伝いをするようになりました。その中で、支援先の貧困地域の子供である8歳のソアンと手紙のやりとりをするようになります。ソアンに将来の夢について尋ねられた逸臣は、世界中の子供たちを幸せにしたいと答えました。対するソアンの将来の夢は、10歳の逸臣にはあまりにも衝撃的な内容で……。

彼らの夢は、毎日3食のご飯を食べられること

現地の子供たちの将来の夢。それは、「毎日3食ごはんを食べること」でした。先進国のドイツに住んでいる逸臣にとって、衣食住が苦労するなんて考えられない状況です。その当たり前の状況すら、貧困地域の子供たちにとっては「夢」と呼べるほどの幸せになってしまう。逸臣は、ショックでした。逸臣にとってソアンとした数度の手紙のやりとりは、今の逸臣を形作る要因の1つとなっています。

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貧困地域との親睦を深めていく逸臣。現地のことを知れること自体は逸臣にとって嬉しいことでしたが、同時に、「貧困地域では栄養失調の子供が多くおり、感染症で何人もの子供が亡くなっている」という現実を思い知らされます。

逸臣にとって、自分と同性代の子供たちが、衣食住が足りていないせいで命を落としている事実は、あまりにもショッキングで、許しがたい現状でした。

逸臣は、そんな地域の子供たちに少しでも手を貸してやりたいとずっと考えていたのです。それも10歳のころからずっと同じ願いを抱き続けていました。

これまで逸臣の将来の夢については謎のベールが掛かっていましたが、ここにきて逸臣という人間の内面が全て露わになってきます。逸臣は、底抜けに優しい人物です。困っている人間がいると、放っておくことが本能的にできない人間なのです。

おそらく逸臣は、学校を卒業した後は、海外のボランティア活動に人生を注いでいくのでしょう。

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