落ちて溺れて・最新7話のネタバレと感想｜デザート10月号

2021年8月24日発売の「デザート」10月号に掲載されている「落ちて溺れて」第7話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

落ちて溺れて・第7話のネタバレ

記憶がなくても、それでいい。 昔、冬馬に言われた言葉。

それは記憶をなくした帆夏の心の支えになっていた。

冬馬との水族館デート。 帆夏は今日、冬馬に好きと伝えようと決意していた。

記憶をなくしてからこれまでのことを思い返すと、冬馬への感謝の気持ちがあふれてくる。 それと同時に、自分の方から冬馬にも何かしてあげたいと感じるのだった。

水槽の魚を見ている最中、2人は沈黙したまま手を繋ぎ絡ませる。 帆夏は告白したかったが、冬馬はその後どこかへ物を取りに行ってしまう。

ふと後ろから、冬馬が花束を持って現れた。

それは、もうすぐ来る帆夏の誕生日プレゼントだった。 誕生日と、帆夏の父の命日は近い。

当日の祝いは友人に任せるとして、誕生日の前でも帆夏が悲しくならないように、 ちゃんと自分の誕生日を幸せに感じてもらえるようにと、冬馬はわざわざ誕生日とは別の日を選んでくれたのだ。

冬馬の優しさに、心遣いに、帆夏は涙がにじむ。

2人はついにお互いが好きだと伝えあった。 帆夏は、こんなにも自分を思ってくれる人は他に探してもいないと感じるのだった。

その頃、帆夏の父の墓前には、春がやって来ていた。 一人、線香をあげながら春は墓前に語りかける。

帆夏が今穏やかな毎日を過ごせているのは冬馬のおかげであること。 そして春は、普段クールなその顔を歪め、過去のことが自分のせいだと打ち明ける。 しゃがみ込み、帆夏と冬馬の幸せをただ願う春なのだった…。

デートの帰りのバスの中。 帆夏はメッセージで冬馬と恋人になれたことを春に報告。

隣に座る冬馬と幸せなキスをしながら、冬馬と過ごしたであろう昔の記憶を取り戻したいと思う帆夏。

霊園にいた春は、スマホに届いた報告メッセージをぼんやり見つめて静かに去るのだった…。

 

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落ちて溺れて・第7話の感想

冬馬との水族館デートで、ついに付き合うことになった帆夏。 冬馬の優しさがめちゃくちゃ染みました。 父の命日と誕生日が近いことを気遣ってくれるなんて、こんなのますます好きになる以外ないですよね…。 帆夏がこうやって楽しい記憶でたくさん埋め尽くされてくれればいいなと思いましたが、帆夏は過去を思い出したいと強く願っています。 それは、両想いになれた冬馬との、なくしてしまった過去を取り戻したいから…。 なんとなくですが、過去の記憶を取り戻したら今の幸せが消えてしまうような予感がするのですが…。 2人が幸せの真っ只中にいる頃、帆夏の父の墓前で、一人暗い表情をしていた春が気になります。 春は、過去に起きたことを自分のせいだと思ってしまっているようです。 帆夏の父が亡くなった時に関係しているのでしょうか、だとすれば果たして何が起きたのか。 過去のことで自分を責めている春が、どうにも一人でかかえすぎな気もします。 あと、春って帆夏のこと好きなんじゃないんでしょうか…？ 過去の出来事が春の気持ちをひっぱっているのかな、なんて思いました。 真相が気になるところです！(　ﾟдﾟ)

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