【最新19話更新】「君がそれを愛と呼んでも」の全話あらすじ（ネタバレあり）と感想まとめ｜コミックアウル

「コミックアウル」に掲載されている「君がそれを愛と呼んでも」のあらすじ（ネタバレあり）と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

シンヤに正体を見抜かれる望月

シンヤと遭遇した望月は、なぜか銭湯に連れてこられてしまいました。
サウナに入っている最中、シンヤは唐突に今の陽平が偽物であることを見破り指摘してきます。

"陽平の双子か何かなのか？"と尋ねてくるシンヤに、望月は思わず真実を打ち明けてしまうのでした。

「2人で階段から落ちた弾みに魂が入れ替わってしまった」なんてオカルトチックな話、普通なら信じてもらえるはずはありませんが、シンヤからすると今の陽平が本物だという話のほうが信じがたい真実だったようで、入れ替わりの話を意外とすんなり受け入れてくれます。

実は、シンヤは望月が女性が苦手そうであることを見抜いており、茉奈抜きで落ち着いて話ができるように銭湯へ誘ってくれていました。望月はそんなシンヤの大胆かつ優しい気配りに、胸を打たれます。

望月はこの際だからとシンヤに、仕事の紹介をしてもらえないかと持ちかけました。
するとシンヤは、自分の店でホストとして働かないかと望月をスカウトしてきて……！？

ホストクラブで働くことになった望月

シンヤのホストクラブで、内勤として体験入店することになった望月。
女相手の接客商売なんて望月にできるわけがないかと思われましたが、意外にも望月の誠実で優しい性格はヒステリックな女性客を宥める役としてうってつけでした。

面倒な客も天然の才能で見事に裁き、ホスト同士の喧嘩の仲裁すらしてくれる望月は、この店の中でまるで緩衝材のような役割を果たしています。そんな望月に、シンヤを始めとして周りのホストたちは一目置くようになっていきました。

一方その頃、明日花は陽平の為に食事の支度をしていました。
陽平の暴力こそ減ったものの、明日花は未だに陽平の機嫌を伺って生活しています。

明日花が出勤した後、陽平のもとに昔の仲間から遊びの誘いが入りました。
陽平は今のこの状況を昔の仲間たちに打ち明けようか悩みますが、結局やめます。

不安とイラ立ちで落ち着かない陽平は、シンヤに連絡を取り望月ともう一度話をしようとしました。

"このままでいいのか！"という陽平の言葉が望月の胸に刺さります。

そもそも望月は、明日花がDVを受けていることに対して何とかしたくてアクションを起こしました。しかし当の明日花は、DVを受けつつも陽平と一緒にいることを望んでいます。

つまり望月の優しさは、結局一人よがりに過ぎなかったのです。

現実を突きつけられて涙する望月。そんな彼に、シンヤが手を差し伸べます。 彼は望月に、略奪愛を勧めてきたのです。

略奪愛だなんて面白い展開になってきましたね！ ですが下手をしたら逆に明日花に嫌われてしまう可能性もあるので難しいところです。

話を持ち掛けてくるということは、シンヤには何か秘策でもあるのでしょうか？本職がホストなだけに女性の心をつかむ能力には長けていそうですよね。今は心強い味方です！

夢を見ている明日花。それはとても懐かしい夢でした。

明日花から入部届を渡された望月は、明日花の名前を見ていい名前だと褒めます。 しかし明日花の名前の「明日」は永遠に来ない日のことを指すため、咲かない花という意味だと明日花は望月に伝えました。

落ち込む明日花を気遣った望月は、 翌日趣味のカメラで撮った蕾ばかりの花の写真を明日花に見せたのです。 望月は咲いていないと言うことは蕾ということだろうと言い、"咲かないといけないということは絶対にない。"と明日花を励ましました。

その望月の言葉に、明日花は胸が苦しくなるのを感じるのでした――――。

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夢から醒めた明日花にサンドイッチを渡す望月。 望月が仕事を探すことを伝えると、明日花はホストクラブのオーナーのシンヤに相談してみたらどうかと提案しました。

もちろん陽平の伝手を使いたくない望月は、適当に誤魔化します。 そして話題を変えて、この家から一緒に引っ越さないかと明日花に伝えました。 しかし明日花は、何か気がかりがある様子です。

"階段から落ちた人のお見舞いに、引っ越す前に行きたい…。"そう小さく呟いた明日花に動揺が止まらない望月。 必死にもう自分の体には陽平が入っているからと言い聞かせ、お見舞いに行かないで欲しいことを明日花に伝えます。

すると予想外なことに、明日花はホッとした表情を浮かべたのです。 望月が理由を尋ねると、明日花は急に自分のことを気にかけるようになった望月に恐怖を感じていたようです。

以前望月に負担や迷惑をかけて嫌われてしまったことを、明日花はずっと気にしていました。 しかし明日花のことを嫌った覚えのない望月は、動揺して明日花を問い詰めます。

そこで明日花が連絡を取ろうとしていたこと、電話に出てくれなくても恨んではいないことを望月は初めて知ったのでした……。

"自立しようと頑張ってた、あの日お店で望月と会うまでは――――！"

自分はとても悩んだのに平然と明日花に話しかけてくる望月を見て、明日花は自分の気持ちが踏みにじられた様に感じていたのです。 それは誤解だと言ったところで、陽平の姿の望月になんの説得力もありません。

陽平の望みなら行くつもりはないと笑った明日花に、"そうじゃない！"と怒鳴る望月。 望月は堪らず、自分と陽平が入れ替わっていることを明日花に話そうとします。

その瞬間、けたましい程の音を立ててドアがノックされました!

明日花は借金取りかもしれないと望月の替わりに出ようとするも、望月は明日香の手を取って必死に引き留めます。 そうこうしているうちに、今度は窓ガラスが割られて手遅れの状態となってしまいました。

"冷たいね、明日香花は。"そう言いながら、望月の姿をした陽平が入ってきたのです――――。

こうなると陽平が怖いけどね。もうだってそんなに執着しているのに、あんな酷いことするんでしょう？ まぁそういう物語なのはわかるんだけど、当たり前のように当たり前の日常を過ごしてきた私からするとまじで理解できんのよ。

殴られて酷いことされることで自分の存在価値を見出す明日花と、それをすることで愛情を確認する陽平。どう考えてもここに望月が入る余地っていろんな意味でないんだよね。 手を引くっていうことは望月的にはないと思うんだけど、でも手を引くのももう愛情なんじゃないかと思ってきた。

でも誤解が解けちゃったから、ますます望月は後に引けなくなるんだろうな…。 さぁここから望月と陽平がどう対峙していくのか、明日花はどうなるのか。気になることが一杯ありますね！

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