おちたらおわり・第38話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜BE・LOVE 11月号

2022年9月30日発売の「BE・LOVE」11月号に掲載されている「おちたらおわり」第38話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

イベント会場が孔美子によって爆破される！

イベント会場を爆破する孔美子。爆破の起爆スイッチを押す彼女の表情は、何かを達観したかのように穏やかな笑みを浮かべていました。

会場からは、大きな爆発音と煙があがっています。イベント会場には娘の杏や夫の航平がいるはずです。明日海は、一目散にイベント会場へと戻っていきました。

会場はめちゃくちゃの状態になっていました。しかし、奇跡的に死者はいなかった模様。その代わり、杏や陽美妃達と一緒にいたカイが、2人を庇って腕に大きな怪我を負ってしまいます。

カイはそのまま病院に救急搬送されました。明日海は罪悪感を感じながらカイに謝罪するために面会に向かいます。

カイは平然とした様子を装っていましたが、実は腕の傷はかなり重症で、もしかしたらもう絵が描けなくなるかもしれないという状況に陥っていました。

それを知った明日海は、自分と孔美子の問題にカイを巻き込んでしまった責任をとろうと行動します。

そんな明日海が向かった先は、警察署でした。

孔美子と明日海の気持ちのすれ違いが続く

明日海の中では、孔美子の一連の行動の原因は「学生時代の約束を破ったことに対する復讐」でほぼ確定していました。そのため、孔美子に誠心誠意を込めて謝れば、きっと今からでも分かり合えると考えていたのです。

しかし、明日海の予想は大きく外れました。孔美子の精神は、もはや手の付けようがないほどに異常をきたしていたのです。

孔美子の中では、「明日海は本当は自分と一緒に暮らしたいと想ってくれている」という盛大な勘違いがされたままでした。「一緒に住みたいけど住めない……そんな明日海を自分の手で救ってやらなければいけない」という一方通行の考えに囚われた孔美子は、明日海のことを孤立させて自分にすがらせようと考えたのです。

つまりこれまでの悪質な嫌がらせの数々は、全て孔美子の明日海に対する好意の裏返しだったということになります。

孔美子を法的にさばこうとする明日海

カイが巻き込まれたことにより、明日海はいよいよ孔美子を野放しにすることができなくなっていきます。明日海は、孔美子が爆破事件の犯人であることを警察に打ち明ける決心をしました。

しかし孔美子が先手を売っており、明日海の計画はまたも挫かれることになります。

なんと孔美子は、自分の代わりに乃愛を容疑者として警察に突き出し、罪を逃れたのです。（乃愛は孔美子に陶酔しきっている少女です）

自分を慕っている少女をも犠牲にし、娘の陽美妃の危険も顧みずに爆破を決行してしまった孔美子。今の孔美子には、一切の良心も道徳も残されていません。

実際のマンガを無料で今すぐ読みたい方は電子書籍サイトの無料ポイントを使用するのがおススメ！

血の繋がりはないとはいえ、陽美妃がいる会場を躊躇いなく爆破してしまった孔美子は母親失格です。

今回の乃愛の自主に関しては、どうやら孔美子の夫が一枚噛んでいるようでした。これまで何も知らなかった孔美子の夫ですが、孔美子と乃愛が爆破計画の話をしているのを盗み聞きしてしまったのです。もしかしたら乃愛を犠牲にすることを提案してきたのは孔美子の夫かもしれませんね。