復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する・第8巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ コミックシーモア

「コミックシーモア」に掲載されている「復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する」第8巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

ヴェンデルを倒し、復讐を果たしたラウル。しかし、そんなラウルにエイダが剣を向けます。実はエイダとしてそばに居た彼女は魔王の妹、テオドールでした。命の恩人であるかつての友人の姿を借り、復讐の機会を狙っていました。 ところが、相手は勇者ラウル。テオドールの手から剣は落ちてしまいます。

そうして、国へ戻ったラウルの耳に届いたのは聖女、クリスティアナの処刑騒ぎ。 聖魔法を駆使する彼女は聖女か悪女かーーー!?

残念ながらテオドールを助けたところでチャールズは命を落としてしまいますが、助け出されたテオドールは無事でした。敵である魔族の奴隷のために命を賭けたチャールズの行いは本当にすごいですよね。その真っ直ぐな想いは娘のエイダにも継がれて、父を失う原因となったテオドールを恨むことなく、それどころか傷ついたテオドールの心に寄り添いました。そんなエイダを殺したのは他でもないヴェンデルです。

魔族生存の知らせを受けたヴェンデルは催眠魔法を使い、エイダの母を操るとエイダとテオドールをおびき寄せました。そして、まんまとやってきたエイダを手に掛けますが、生き残っている魔族がテオドールだと知らないヴェンデルはエイダたち裏切り者の一族を消したことに満足して姿を消しています。 おかげで助かったテオドールですが、その代わりに唯一とも言える友人のエイダを失いました。

そんなエイダのフリをしながら魔王である姉の敵を討つためにラウルのそばに居続けたテオドール。その執念は恐るべきものでしたが、まだ彼女には復讐という暗い道を歩くのは早すぎましたね。凄惨な復讐を誓ったラウルには失うものも守るものもありません、しかしテオドールにはまだ守るべき魔族の生き残りたちがいます。そういう大事なものがある以上、テオドールは一生ラウルに敵わないような気がしませんか？でも、テオドールにはそのほうがいいような気もします。

結局ヴェンデルは手こずった割にあっさり復讐が終わってしまいました。この後、彼に待っているのは博物館に飾られながら過ごす永遠にも等しい拷問の日々です。まぁ、ヴェンデルがやったことを考えれば当然でしょう。 さて、問題は次なる復讐の標的。ついにラウルは聖女クリスティアナに照準を合わせました。物語スタート当初から聖女として崇め奉られてきたクリスティアナ。しかし、その正体は狂気の人物です。

クリスティアナは、聖女として羨望を集めています。ですが、クリスティアナの甘い言葉は将軍やヴェンデル、そしてヴィクトリアにまで向けられました。そして、その言葉が奪ったのは欲望の箍（たが）。心に抱える狂気や欲望を抱えていても、誰もが理性や倫理観などのストッパーにして止めていますよね。なんとクリスティアナの甘い言葉に込められた聖魔法はそのストッパーを外してしまいます。

そして、欲望の赴くままに倫理も常識もかなぐり捨てて行動してしまう。そんな狂ってしまった人たちをクリスティアナは恍惚の表情で見ていました。一体クリスティアナは何を考えているのでしょうか？それとも何も考えていないのか。底知れぬ闇を感じる彼女の闇がそろそろ明らかになりそうです。

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ついにヴェンデルへの復讐が達成されました！しかし、今回のトピックは何といってもテオドールとクリスティアナの存在ですよね。耐え忍んできたにも関わらず、ラウルへの復讐が達成できなかったテオドール。そして、次なる復讐の相手としてラウルに選ばれたにも関わらず、恍惚の表情を浮かべる聖女クリスティアナ。物語は大事な局面にまた突入しそうです。一体これからどうなるのでしょうか？