こんな人生は絶対嫌だ・第23話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ まんが王国

「まんが王国」に掲載されている「こんな人生は絶対嫌だ」第22話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

悪友ナオヤからの強盗の誘い

ストーカー行為と住居不法侵入があっけなくバレてしまったアサト。逃げた先でアサトが目にしたのは、人生を一発逆転できる儲け話があると興奮気味に話してくるナオヤの姿でした。

話を聞くと、どうやらナオヤは半グレ組織が運営している裏カジノに売上金を盗みに入ろうと計画している模様です。

アサトは流されるままにその話に乗り、共犯になることを承諾してしまいます。もはや自暴自棄になっているアサト。

そして犯行当日の夜、ナオヤの指示通りの場所で待機をするアサト。しかしそんなアサトの元に、片瀬から今から会いたいと連絡が入ってきて……！？

片瀬はなぜアサトに電話をかけてきたのか

アサトも片瀬も、交際には至らなかったものの、互いに惹かれ合っていたのは確実でした。アサトはもともと真面目な性格で曲がったことが嫌いでしたが、片瀬はそんなアサトに強い好意を抱いていました。

おそらく片瀬は、今のアサトは本当のアサトではないと思いたいのだと思います。彼から話を聞いて手遅れになる前にアサトを真っ当な人の道に戻してやりたいと考えているのではないでしょうか。

おそらく片瀬は、アサトに対して、「ストーカー行為」「住居不法侵入」の罪をきちんと償うべく自首したほうがいいと促してくるはずです。

ナオヤの頭がぶっ飛んでる

半グレ組織にケンカを売るなんて、ナオヤの命知らずもいいところです。しかもその犯行に平気でアサトのことを巻き込んでくるあたり、アサトのことを「仲間」というよりは「ただの駒」として使おうとしていることは明らかです。

アサトも本当のナオヤの本心に気が付いているのかもしれませんが、自暴自棄になっている彼は流されるままにナオヤの計画を実行に移す手助けをしてしまいます。

ナオヤの優柔不断さと男気の無さが特に際立つ回となりました。

転落人生を真っ逆さまに落ちていくアサトですが、そんな彼に救世主のごとく手を差し伸べてくれるのが片瀬さんです。片瀬さんからの手を振り払ってしまえば、アサトはもう真っ当な人の道に戻ることはできなくなってしまうでしょう。

果たして片瀬さんは電話口で何を語るのでしょうか。アサトは片瀬さんの呼び出しに応じるのでしょうか。

片瀬さんの手を取れば、ナオヤからの怒りを買ってしまいそうでもあるのが怖いところです。かといってアサトが片瀬さんを捨ててナオヤと奈落に落ちていくのも、なんだか想像したくありません。

アサトのストーカー行為があっけなくバレてしまう

アサトは、盗んで作った合鍵を使って片瀬のマンションに忍び込み、日記などを物色します。アサトが一通り部屋の中のものを物色し終えてマンションを後にしようとすると、なんと部屋の主である片瀬と鉢合わせしてしまいました。

片瀬は泣きながらアサトを見つめ、警察に自首してほしいと言い出します。どうやら片瀬は、アサトの住居不法侵入にすでに気が付いている様子です。

アサトは片瀬をなんとか言いくるめようとしますが、失敗します。家に帰れば警察に捕まると考えたアサトは、そのままネットカフェに逃げ込んでしまいました。

そんなアサトに、ナオヤから連絡が入ります。ナオヤは半狂乱した様子で、人生を変えるチャンスが舞い込んできたから、一緒に一発逆転を狙おうともちかけてきて……？

アサトがストーカー化したのが片瀬に早々にバレてしまった理由

アサトが片瀬の玄関の鍵を盗んだのは、彼女の家に配達に行った時でした。下駄箱の上に置いてあった玄関のカギをとっさに盗んでしまい、そのまま鍵屋に行って合鍵をつくったアサト。

最近では簡単な合鍵は20分以内で作れるものも多いらしく、アサトは鍵を盗んでからなんと30分以内に片瀬の家に再び入り、盗んだ玄関のカギをそっと返したのです。

しかし、実は片瀬、アサトが配達を済ませて帰った後に、自分の家の鍵がなくなっていることに早急に気が付いていたのでした。そこから30分間、片瀬は鍵を見つけるため家の中を探し回っていたのですが、ふと気付くと、確実になくなっていたはずの鍵がいつの間にか元の場所にもどっていることに気が付いたのです。

この時点から片瀬はアサトのことを若干疑っていた様子。アサトが犯人であることを信じたくない片瀬は、スマホと連動している監視カメラを部屋内に設置し、アサトが再び侵入してきた映像を確認して、会社から飛んで帰ってきたというわけなのでした。

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ロクな友達じゃなくナオヤからの連絡なので、間違いなくロクな儲け話ではないはずです。この流れでナオヤに手を貸すとなると、アサトは「ストーカー」「住居不法侵入」などの罪を償わないまま、別の罪に手を染めてしまう可能性が高くなります。

まさに転落人生ですね。アサトが人生に躓いているときに出会った親友がナオヤじゃなかったら、アサトの人生ももっと違うものになっていたような気がします。それこそ、社会人として燻ぶる前に、もう一度片瀬と再会できていたら、アサトはもっと前向きな人間に成長していたような気すらしてしまいます。

さて、気になる23話ですが、アサトは警察から追われる身となってしまうのでしょうか？片瀬がアサトの住居不法侵入の件を警察に話せば間違いなくその流れになってしまうことでしょう。片瀬はアサトに慈悲をかけるのか、それともきちんと罪を償わせようとするのか……そのあたりが今後のアサトの人生を大きく左右するキーポイントになりそうです。