おひとり様には慣れましたので。 婚約者放置中！・第2話,3話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜コミックシーモア

「コミックシーモア」に掲載されている「おひとり様には慣れましたので。 婚約者放置中！」第2話,3話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

ケイオスとキャロライン王女の本当の関係が明らかに！

舞台は貴族が通う学園です。伯爵令嬢のニコル・ポートレットは、ケイオスという貴族の青年と婚約をしていました。

しかし、婚約者であるはずのケイオスは、常にニコルを蔑ろにし、あろうことか学園で1番の美女であるキャロライン王女に心を奪われているというのです。

と、ここまでが第1話のストーリーでした。しかし第2話では、ケイオスがニコルよりもキャロラインを優先していたことが、全てニコルの勘違いだったことが明らかになります！

実はケイオスは、キャロラインに対する忠誠心は抱いていても、彼女のことを女性として愛していたわけではなかったのです。

学園では伯爵家以上の生徒には皆、婚約者がいました。卒業と同時に結婚をすることが多かったため、学園生活の中でなるべく多く婚約者と時間を過ごすことが、この学園での習わしでもあったのです。

そんな中、ケイオスに失望しておひとり様の時間を堪能し始めたニコルの存在は、浮きに浮きまくりでした。次第にニコルとケイオスのギコチナイ関係は噂になるようになります。

ついにはその噂が、キャロライン王女の耳にも届き……。

ケイオスは生徒会の仕事をしていただけ

ニコルは、ケイオスがキャロライン王女を愛しているから常に彼女のそばにいるのだと考えていました。しかし実際には、生徒会長のキャロラインのことを、生徒会メンバーのケイオスが補佐していただけだったのです。同じようにキャロラインを補佐している男子生徒は、ケイオスの他にもたくさんいました。

王女と騎士のような関係

わかりやすく言えば、ケイオスとキャロライン王女は、主と騎士のような関係です。あくまでもケイオスは、キャロライン王女の仕事を補佐するために奔走していただけでした。忙しさの中でニコルからのお茶の誘いをすっぽかしたり、手紙の返事を書き忘れたことは何度もありましたが、だからといって婚約者のニコルのことを蔑ろにしているつもりは、ケイオスには毛頭なかったのです。

すでにニコルの心は離れてしまった

とはいえ、ケイオスが婚約者のニコルに対して愛情表現を欠いていたのは事実です。おそらくケイオスの中には、婚約者のニコルの気持ちが冷めることなんてないだろうと高をくくっていた節も少なからずあったことでしょう。ニコルはニコルで、口下手なケイオスのせいで「自分はケイオスから全く愛されていない」と思い込み、ケイオスに対する気持ちが完全に冷めてしまっている状況です。

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キャロライン王女とケイオスは幼馴染なんですよね。そのため、キャロライン王女がケイオスをつい頼ってしまうのは仕方がないことだったかもしれません。

そもそもキャロライン王女には隣国に婚約者がいるので、ケイオスといい関係になる可能性はゼロに等しいのですが……それでもニコルはケイオスがキャロラインを愛していると信じて疑わない様子でした。

ひょっとしたらニコルは、ケイオスにぞんざいに扱われるあまり、心が傷付いて正常な判断ができなくなっているのかもしれません。