多聞くん今どっち！？・第44話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜花とゆめ 2024年7号

「花とゆめ2024年7号」に掲載されている「多聞くん今どっち！？」第44話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

多聞に「将来なりたいもの」ができた瞬間

多聞の兄・大樹は、大学のダンスサークルでグループを組んでいました。大樹の彼女・小百合から、大樹のダンスを一緒に見に行こうと誘われた多聞。

大樹のダンスを見たり、音楽好きな小百合の影響を受けて、歌やダンスの魅力に取りつかれていく多聞。かつて引きこもって表情を失っていた多聞に、徐々に笑顔が戻り始めます。

そんな多聞にようやく、将来なりたいものができます。それは……。

まさに兄弟愛

おそらく学校でイジメに遭って引きこもりになってしまったであろう多聞。そんな多聞からは笑顔が完全に消えてしまっていました。しかし、大樹のダンスを見た瞬間、多聞は笑顔を取り戻すのです！大樹はその瞬間、自分がダンスをやってきた意義を強く感じるのでした。

進路選択

しかしそんな大樹にも悩みがありました。それは、就職するか、ダンスの道を貫くかの二択。まさに、現実と夢とどちらを選ぶかの究極の選択でした。結果的に大樹は就職を選ぶわけですが、ダンスの道を選ばなかったことを全く後悔していないわけではなさそうなのです。

それぞれの道へ

最終的には大樹はダンサーになる夢を諦めて銀行に就職し、多聞はそんな大樹の影響でエンターテイナーの道へと進みました。こうしてみると少し皮肉に思えてしまいますが、大樹は多聞を応援する気持ち意外はないようです。ただ、このあたりに関して大樹の本心はまだ作中では語られていないので、今後深く掘り下げられていく可能性は十分にあり得ます。もしかしたら思い直した大樹が今からダンサーを目指すなんて展開もゼロではありません！

大樹がダンサーを諦めた理由について

大樹がダンサーを諦めた理由は、大きく2つあります。それは、彼女の小百合と結婚をするため。2つめは、ダンサーへの道を貫くためには自分の大切なものを犠牲にしていかなければいけないという点でした。おそらくこの「大切なもの」の中には、「小百合との安定した生活」が含まれていたのでしょう。大樹は自分の夢の為に彼女に苦労をかけるようなことができないほど、優しい人間だったのだと言えます。

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弟に対しても彼女に対しても、底抜けに優しい大樹！メンバーに負け劣らずのイケメンキャラでしたね～！多聞の過去のストーリーだけでなく、今後も作中にどんどん出てきてほしいキャラだなと思いました！

大樹は、多聞が夢を叶えてエンターテイナーになったことを、正直どう思っているのでしょうか。応援している気持ち半分、心のどこかでは羨ましいという気持ちがあるのかもしれませんね。そうだとしたら複雑な心境でしょう……。