【第16話更新】『たまのこしいれ ―アシガールEDO―のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜ココハナ

「ココハナ」2024年8月号に掲載されている「たまのこしいれ ―アシガールEDO―」のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

想像を絶する嫁いびりが始まる

第16話が掲載はココハナ2024年9月号に掲載されています。

舞台は江戸屋敷へと進みました！晴貴を守るために江戸へ上がる月（玉姫）を待っていたのは、想像を絶する義母・お倉からの嫁いびりです！

あからさまに月に敵視を向けてくるお倉。そして、月の恋敵ともいえる菊乃は、うまいことお倉に気に入られている様子です。江戸屋敷で明らかに肩身の狭い月……。

お倉が月に嫌がらせをする理由は明白でした。お倉は自らの連れ子・虎丸に藩主を継がせたいと目論んでいるのです。

それなのに、月と晴貴の夫婦関係がうまくいき、月が元気な男児を産もうものなら、お倉は自分たちの現在の地位が危ぶまれてしまいます。お倉が月をよく思わないのは当然でした。

また、お倉は晴貴の暗殺を諦めていません。こんな危機的状況だというのに、満月の夜は2日後に迫っています。満月が来れば、月は一度現世へ戻らなければならず……。

果たして月は、残り2日でお倉の悪事を暴き、晴貴を救うことができるのでしょうか！？

舞台が江戸屋敷へと進み、ますます刺激的な展開を迎えている『たまのこしいれ ―アシガールEDO―』は、ココハナで読むことができます！

菊乃も結局は捨て駒なのでは？

とにかくお倉が晴貴の命を狙っているのは確実です。菊乃のことを気に入っている様子のお倉ですが、月の代わりに菊乃を晴貴の嫁に迎えたいわけではないと考えられます。

おそらくお倉にとって菊乃は、晴貴と月の仲を掻き乱すためのいい鉄砲玉なのでしょう。利用するだけ利用したら、最終的には菊乃も屋敷から追い出すつもりなのかもしれません。

強かな菊乃がただでやられるとは考えられませんが、もしお倉の手によって晴貴の命が奪われようものなら、菊乃が江戸屋敷にこだわる理由もなくなるので、江戸に残る意味もなくなります。

お人よしすぎる晴貴

お倉は藩主の前で堂々と嘘をついて月を貶めようとしますが、晴貴も藩主である父親も、お倉の悪だくみに全く気付く様子はありません。

もしこのまま月が江戸屋敷を去ってしまえば、江戸屋敷の中はお倉の思いのままになってしまうでしょう。

ラストのほうではお倉が晴貴の命っていると受け取れるシーンもありました。このままでは晴貴が命を奪われ、連れ子の虎丸が跡取りとして繰り上がってしまいそうです。

正直言って、虎丸は藩主の器とは思えません。おそらく虎丸が藩主になったとしても、お倉が影の支配者となりそうです。

悪意しかないお倉の言動は胃がもたれるほどにねちっこくて、清々しいほどの悪役っぷりを堪能させてくれます。

晴貴の父親はなぜこんな性悪女を気に入ったのでしょうか……女を見る目がなさすぎる。晴貴も晴貴で、お倉の悪意に全く気付く様子はありません。

こんな有様じゃ、月は安心して現世にもどれませんよね。2日後に現世に戻ったとしても、月はすぐに江戸にもどってくることになりそう。

ちなみにお倉は、晴貴の毒盛り事件の黒幕です。今回も毒を使って晴貴の命を狙ってくる可能性があります。

晴貴を守るために江戸へ向かう月！

「たまのこしいれ ―アシガールEDO―」第15話は、コミックス2巻の続きから読むことができます。

第15話が掲載されているのは、ココハナ2024年8月号です。

今更ながらに晴貴のことを本気で好きになってしまったことを自覚した月でしたが……？

月に「江戸で待っている」と言い残し、江戸屋敷へ向かってしまった晴貴。そう言われたものの、月は次の満足には現世へ帰らなければいけない身です。所詮自分は、玉姫の代わりで一時的にこの時代に留まっているに過ぎません。

そんな中、天光院（玉姫の祖母）から菊乃が晴貴を追って江戸へ向かったという知らせが舞い込んできます。

月は、自分と晴貴が結ばれる未来に期待していたわけではありませんが、菊乃が晴貴とくっつくことだけはどうしても許せませんでした。そこで、月も急いで志喜家の江戸屋敷へ向かうことにします。

しかし、江戸屋敷には、毒盛り事件の黒幕である晴貴の継母がいるはずです……。

菊乃の魂胆とは

菊乃が江戸に渡った理由は単純明快です。建前はお殿様の正室である“お倉の方様”への挨拶ですが、おそらく腹の内では、月が江戸に入る前に晴貴に近づこうという魂胆なのだと思われます。

お倉の方様と初対面

月が玉姫として江戸についてまずすることは、晴貴族の継母である“お倉の方様”への挨拶です。お倉の方様は想像以上に迫力のある女性でした。しかもやはり高飛車で根性悪であることが伺えます。月はあからさまな嫁いびりをされることになってしまいそうです。

月は、いずれは現世に戻らなければいけない身で、自分自身もそのことを熟知しているため、晴貴と恋仲になりたいと強く願っているわけではありませんでした。しかし晴貴と菊乃が結ばれることだけはどうしても許せなかったため、晴貴の周りから菊乃を排除することにしたのです。さらに、お倉の方様の罪を全て暴き、晴貴の身の安全を確保した上で、現世へ帰ろうとしている様子でした。

お倉の方様は晴貴に毒を持っていた過去がある超危険人物です。今すぐにでも罪を明るみに出したいところですが、実際にお倉の方様の様子を見る限り、相当な権力を持っている様子なので、月はうかつに敵対心を露わにすることはできません。

しかも、月が目の仇にしている菊乃は、すでにお倉の方様に取り入っている様子です。どことなく月よりも菊乃を優遇しているお倉の方様。

江戸屋敷では、菊乃とお倉の方様という2人の強敵から晴貴族を守る必要があるみたいですね。果たして月は玉姫としてうまく立ち回れるのでしょうか……。

ちなみに、お倉の方様の見た目はかなりインパクトのある容姿でした。気になる方はぜひマンガをチェックしてください！

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