完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる・第24章のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想

「完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる」第24章のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

魔物の対処に追われるミアたち！

ジルトニア王国の王都エレカナにて。街中では国王殿下が総指揮をとっていました。伝令を登城させる時間も惜しい程に、状況は切羽詰まっています。ピエールは国王殿下の護衛を離れてミアの加勢へ向かいます。

漆黒の森で持久戦を続けるミア達。現れるのはこの一帯の魔物の上位種ばかりで、かなりの苦戦を強いられています。しかし、ここで援軍が到着。現れたのは精鋭ぞろいのパルナコルタ騎士団です。

援軍のおかげで、兵士たちの士気は回復しました。このまま押し切れば勝利は目前……そう思われた矢先、最悪の事態が起きます。

誰もが絶望したその時。ミアは、ある決断を下しました。それはミアに近しい人々が何よりも恐れていた展開で……。

援軍が早かった理由

ミアの結界に守られながら慎重に片付けていく兵士たちですが、持久戦を強いられているためか疲労の蓄積は否めませんでした。援軍が到着する前に兵士の体力が尽きる可能性もある状況です。そんな中、ミアの姉のフィリアが、ミアが必ず優位な戦線を作ると信じて、援軍の準備を予めしておいてくれたようです。そうして現れたのは、超ユニット揃いのパルナコルタ騎士団でした。

パルナコルタ騎士団

パルナコルタ騎士団は、先代の聖女が亡くなってからフィリアが来るまで、騎士団だけで王国を守ってきた猛者揃いでした。騎士の1人1人が実戦で鍛え抜かれており、実力はもちろんのこと、装備も洗練されたものばかりを使っているようです。パルナコルタ騎士団の登場で、一度は形勢が逆転したかに思われたのですが……。

魔物を防ぎきることができない

結界を二重に貼っても、魔物の勢いを止めることはできませんでした。結界が突破された瞬間、凄まじい魔物の気配が辺り一帯を覆いつくします。騎士団だけでは対応できないと判断したミアは、なんと、死ぬ覚悟で魔物の群れに突っ込んでいったのです。どうやらミアはここを自分の死に場所に選んでしまった模様……。

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誰もが逃げ出しそうな状況ですが、パルナコルタ騎士団だけはミアに続いて魔物の群れに突っ込んでいきました。さすが精鋭ぞろいの騎士団です。

ミアが捨て身で魔物に突っ込んでいった理由ですが、おそらく、ミアはずっと前から自分の師に場所を求めていたのだと思われます。

聖女としての役目を全うし、人々の助けになり、その上で姉のフィリアの命が救われるのが、ミアが自分の師に場所として選ぶ最低条件だったようです。