冷酷王は初恋に狂う・ 第3巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜コミックシーモア

「コミックシーモア」に掲載されている「冷酷王は初恋に狂う」第3巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

血まみれの国王に求婚されたソフィア！

あまりにも盲目的に自分を求めてくるレナード・ヴァロワ国王に恐怖を感じつつも、彼が今しがた殺されかけた自分の命を救ってくれた大恩人であることは、ゆるぎない事実です。

ソフィアはレナード国王に不敬を働くのは失礼だと理解しますが、自分がレナード国王につりあう女であるとは到底思えませんでした。

なにせソフィアは、王殺しの信託を受けている忌み子です。王に対して災いをもたらすという意味では、隣国の王であるレナード国王にも影響を及ぼす可能性は十分に考えられました。

ソフィアがレナード国王にどう反応していいか困っていると、そこへ、ある人物が現れます。

そしてソフィアが聞かされたのは、実父である現国王の突然の訃報で……。

ソフィアを取り巻く環境を整理

ソフィアは生まれつき腕に痣があります。この痣は王に対して災いをもたらす王殺しの信託を受けた者の証です。

ソフィアの実母（前王妃）は、ソフィアを産んだ時にすでに逝去しています。残された現国王は、いつかソフィアの存在が自分の命取りになるかもしれないと恐怖を抱きつつも、最愛の妻の忘れ形見であるソフィアの命を奪うことができずに、幽閉という処置をとっていました。

しかし、後妻である現王妃は、そんなソフィアの存在を疎ましく思い、虐待を繰り返しており……。

現王妃はソフィアの存在を消したい

現王妃（ソフィアの義理の母親）は、何としてもソフィアがレナード国王の元へ嫁ぐことを阻止したいと考えていました。

その理由は、ソフィアがいつか大軍を引き連れて自分たちの地位を脅かしに来るかもしれないと不安だったからです。現王妃は、王殺しの痣の信託を信じきっているということなのでしょう。

また、前王妃の忘れ形見であるソフィアの存在が、単純に目障りだったのかもしれません。

弟のエルヒス

第3巻では、ソフィアの義弟のエルヒスが、ソフィアに対して病的な執着心を抱いていることが明らかになります。どうやらエルヒスは、ソフィアが隣国の国王であるレナード・ヴァロワの元に嫁ぐかもしれないことに大きな焦りを感じたようです。

そしてこのタイミングで現国王が突然の逝去。確実にエルヒスが何か裏で企んでいるとしか思えない展開でした。

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レナード国王もエルヒスも、どちらも盲目的にソフィアに恋をしています。

ソフィアがなぜこんなにモテるのかについてですが、レナード側もエルヒス側もまだ主観的なモノローグが入っていないので、ソフィアの魅力についてはまだまだ読者視点でも未知数なところが多いです。

幽閉されていた王女ということだけあって容姿は素朴で、正直、貴族社会ならソフィアよりも麗しくて煌びやかな女性は大勢いることでしょう。

なぜレナード国王とエルヒスがソフィアに執着するのか、その秘密が気になります。