千鶴の夜明け～わたしに一途な旦那さま～・第7話,8話,9話のあらすじ（ネタバレあり）考察と感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「千鶴の夜明け～わたしに一途な旦那さま～」第7話,8話,9話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

【第10話】人でなしの村人たち

村人たちは千鶴が生き延びたことに対して文句を言っていました。そうはいっても本当に千鶴が大蛇に食われていたら、村は生贄を失うことになるはず。このあたりから、村人がいかに感情的に動いており、考えが足りないのかが伺えます。藤四郎は千鶴を痛めつけようとする村人たちにひどくご立腹の様子で……。

【第11話】夫婦仲が急接近！

千鶴が一歩を踏み出したことにより、藤四郎との仲が急接近していきます！なんと、今度は街に2人で着物を買いにいく展開に！さらに、千鶴が藤四郎に憧れを抱き始めたきっかけも明らかに……？

【第12話】町では英雄の藤四郎

村では人殺しと恐れられている藤四郎でしたが、街にでると周りの態度は一変しました。藤四郎は、街を救った英雄として人々から尊敬され、慕われていたのです！どうやら藤四郎を恐れているのは、村の人間だけだった様子。そんな中、藤四郎は意外な人物と再会することに？

孤児だった千鶴

そもそも千鶴が生贄として選ばれたのは、村の孤児だったためです。父親が先に他界し、千鶴が幼い時に母親もこの世を去りました。村に立派な墓を建ててもらえなかったことから察するに、千鶴は母子共に村では扱いが酷かったことが推測できます。

父親と同じ墓には入れない

しかしここで気になったのは、亡くなった母親の骨が、父親と同じ墓に入れられなかったことです。母の骨が埋められたのは、父親の立派な墓標の隣の地面でした。もしかしたら千鶴の母親は、大きな家の主人の愛人だったのかもしれません。

千鶴は村長の家の子供？

そうなってくると、村長の娘の香織がやたらと千鶴を目の敵にしている理由がわかってきてしまう気がします。もしかしたら千鶴は、村長一家の男性の子供なのではないでしょうか。母親は妾のポジションだったため、その子供の千鶴も待遇が酷いのだと考えると、すべての辻褄があってしまう気がします。

藤四郎が町では英雄として慕われていてほっとしました。いっそ人でなしばかりの村を捨てて千鶴と共に街で暮らせばいいのにと思ってしまいます。

ただ、藤四郎は家柄にかなりコンプレックスを抱えている様子です。藤四郎の発言から、彼は家の決め事に逆らうことはできないのだとか。

このあたりの謎についても今後明かされていくといいですね。

【第7話】大蛇に襲われる千鶴！

木陰に腰を下ろし、千鶴が作った卵焼き弁当を頬張る藤四郎。すると、水を汲みに行ったはずの千鶴の叫び声が聞こえてきます！藤四郎が駆け付けた先で目の当たりにしたのは、巨大な大蛇の妖に巻かれた千鶴の姿で……。

【第9話】藤四郎は自分を恐ろしく思っている？

駆け付けた藤四郎は巧みな動きで大蛇の息の根を止めます！しかし、血まみれになった自分を見た千鶴が怖がるのではないかと恐れた藤四郎は、千鶴の目をまともに見ることができません。そんな藤四郎に対して、千鶴は……。

【第10話】夫婦としての距離が縮まりはじめる

村の物たちに貶められて大蛇に襲われた千鶴を不憫に思うとともに、村人たちに対する怒りの感情を募らせる藤四郎。しかしそんな中、藤四郎は千鶴に対する気持ちが膨らみ始めていることを実感していました。生贄として娶ったはずの千鶴を愛おしくなる中、思わぬハプニングが起きて2人の距離が急接近して！？

千鶴の健気すぎる願い

おそらく山神の力によって千鶴は人生を1年ほどやり直している状況です。山上が「来年もまたこい」と言っていたことから、千鶴が一年後に生贄になる未来は避けられない可能性が高いです。千鶴もそれがわかっているのか、この1年では後悔が残らないほどに藤四郎と共に夫婦らしく過ごすという健気な願いを掲げています。しかし、そうはいっても愛が深まれば深まるほど、一年後の別れがつらくなりそうですよね……。

第1話ではハッピーエンドが描かれている？

思い起こせば第1話では、おそらくストーリーの大部分が終わった後のその後が描かれています。その時の藤四郎と千鶴は、過去のことが嘘だったかのように幸せな夫婦生活を送っているという体でした。もしかしたらエンディングでは、千鶴が山神の生贄になるルートを回避しているのかもしれません。

千鶴は身代わりの生贄なのでは？

山神に捧げる娘に対して、村人の扱いはあまりにも酷すぎます。大事にされていない女を山神に捧げたとして、山神の怒りは本当に収まると言うのでしょうか。もしかしたら山神が求めていたのは、村の有力者の娘なのでは……？序盤から登場しているイジワル女の村長の娘・香織が、本当の生贄だったという可能性もあります。

千鶴の目標は、この1年の間に藤四郎にきちんと思いを伝えることなのだそうです。愛し合えたとしても1年の期限付きだなんて、あまりにも控えめで健気すぎる願いです。千鶴がこれまでいかに自分の欲を抑えて生きてきたかがわかります。

今回千鶴は妖に襲われましたが、妖の襲撃が偶然だったかも怪しいところです。村長の娘である香織は、千鶴のことをかなりうっとうしく思っているようですし、もしかしたら香織が何らかの方法で妖をけしかけたという可能性もあります。

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