かしこい男は恋しかしない・第26話のあらすじ（ネタバレあり）考察と感想｜別冊マーガレット 2025年4月号

「別冊マーガレット 2025年4月号」に掲載されている「かしこい男は恋しかしない」第26話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

正直がカップルの恋のキューピットに！？

高校2年生になった正直（まさなお）たちは海辺に校外学習に訪れていました。歩き回って体力はすでにヘトヘトなのに、海辺で戯れるカップルたちを否が応でも目の当たりにさせられて、精神的ダメージまで受けるはめになる一行です。

自分の心を保つために何とかしてカップルたちに嫌な想い出を作りたい正直。

しかしやることは幼稚な嫌がらせ程度しかできません。しかも高偏差値の男子校ならではの嫌がらせですが、そんなものが一般人に通用するはずもなく。

そんな折、正直が思わぬ人物と再会することに！？すぱカップルの青春を壊してやるはずが、逆に正直が恋人たちの仲を取り持つ恋のキューピット敵ポジションになってしまいます！

再会した相手は

正直が海辺で再会した相手は、第6話で登場した慶応大学文学部志望のイケメン、速水でした。陽キャラのイケメンという時点で正直と速水は相容れぬ仲になりそうですが、この2人、なぜかお互いに妙な絆があるんですよね。正直の陰キャっぷりを速水が相殺してくれているのかも？そして今回もなぜか正直と速水の絆はますます深まってしまいます。速水は今後のストーリーにも度々登場してくるかもしれませんね。

男たちの安田講堂

安田講堂は東京大学のキャンパス内にある大講堂です。こともあろうに正直たちはまわりが青春カップルで溢れる中、海辺の砂で安田講堂を作り始めてしまいました。正直たち的にはカップルたちの青春の記憶の中に謎の安田講堂を映り込ませる嫌がらせがしたかったらしいのですが、おそらくカップル側からしたら男子高校生たちが本気で砂遊びしていてガキっぽいし、しかもよくわからない建物を作っててキモい程度にしか思われていなかったかもしれません……。

男子校ならではの青春

しかし、砂浜で思い切り砂遊びをするなんて、女子がいる手前ではガキッぽいと思われて男子たちも本当はやりたくてもできない遊びのひとつかもしれませんよね。共学では女子からの目を気にする必要がありますが、男子校ではそんなものお構いなしです。そう考えると、何も考えずに童心に帰れる男子校は、それはそれで青春と言えるのかも知れません。

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今回も淡々とギャグのオンパレードでした。青春ができなくて闇落ちしかけている正直が本当におもしろすぎます。

また、青春カップルに憎しみを燃やす一方では、良心を捨てることもできない正直の不憫さも、どこか共感できる姿でもありました。大学受験勉強に明け暮れている側からすると、男女交際をしたり遊びまくっている同級生がやたらと羨ましくなってしまう半面、絶対に羨ましくなんかない！と意固地になってしまう学生時代……身に覚えのある方も多いのではないでしょうか。