正統派悪役令嬢の裏事情・第67話(めちゃコミ表記：068話)のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「正統派悪役令嬢の裏事情」第67話(めちゃコミ表記：068話)のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

やはりカリスはセリアとヨリを戻そうとしている

どちらが真実の世界で、どちらが本の中の物語なのか。その真相を確かめるには、何としてもトゥバンからもっと情報を聞き出す必要があります。

しかし、トゥバンがいる精神世界へ渡るには、セリアのサークレットとシュルテン旗がどうしても必要です。

そこでセリアは、魔水晶鉱山を全面的に神殿に委ねる代わりに、シュルテン旗を自分に譲渡してほしいと無理な交換条件を神殿に提示したのでした。

神殿側はこれを飲むしかありません。なにせ、新しい魔水晶鉱山は100年ほど見つかっていないのです。

譲渡日にシュルテン旗を運び出す役割を担ったのは、なんと、セリアの元婚約者のカリスでした。

第67話では、いよいよそのシュルテン旗の譲渡日を迎えます。もちろん、カリスの目論見は、この機に乗じてセリアに許しを請い、彼女とヨリを戻すことでした。

しかし、そんな身勝手が許されるはずもなく、セリアはまたもカリスを強く拒絶します。

その様子を傍らから観察するルシェ。嵐の予感しかしません。

宮廷御用達のデザイナー

ルシェは、この譲渡日の衣装を作るために、宮廷御用達の人気デザイナー・ベゴニアに衣装の制作を依頼しました。

ルシェの気合の入れようは尋常じゃありません。それほどまでに、セリアの元恋人に会うということは、ルシェにとっても大きな出来事のようです。

セリアの手に口づけをするカリス

いよいよシュルテン旗の譲渡が始まりましたが、カリスは譲渡の作法も無視して、セライの手の甲にキスをします。明らかに市場を挟んでいるカリスを、セリアは鋭く指摘しました。

そこで明らかになったのは、カリスセリアを強く求めるがあまり、すでに正常な精神状況ではなくなっているという事実でした。

リナがもうすぐ帰ってくる？

カリス曰く、リナがもうすぐ神殿に帰還するという信託が下されているのだそうです。現在リナは、現世と行き来するイベントを回収中でこの世界にはいません。

最も、今となってはどちらが現世でどちらが物語なのか定かではありませんが……。

とにかくカリスは、リナが帰還したらすぐに彼女に離婚を申し込むつもりでいるのだとか。そうだとしても、セリアが再びカリスと一緒になる未来なんて、到底考えられないのですが……。

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セリアとカリスのやり取りを黙って見つめているルシェですが、胸の内では嫉妬心と怒りが燃え上がって良そうです。

ただ、カリスが想像以上にすでに精神がおかしくなっていることを目の当たりにしたルシェは、彼のことをもう恋敵だとみなさないかもしれません。それほどにカリスは腑抜けになっていました。

ただ、けじめのために、この後ルシェがカリスに決闘を申し込む可能性は十分に考えられます。