このマンガがすごい!

「血の轍」のあらすじ・毒親からの愛情をマザコン気味の中学生はどう受け取るのか~

血の轍

私の大好きな押見修造先生の新作『血の轍』
このマンガがすごい!2018で第9位にランクイン。

「ビックコミックスペリオール」にて連載中で現在第2巻まで発売中です!(2018年4月現在)

押見修造先生はこれまでも「惡の華」や「ぼくは麻理のなか」等、
独特かつディープな世界観の漫画を描き、大人気を博してきました。

血の轍では「一見、どこにでもいそうな母親と息子」について描いているのですが、
よくよく読むと、こんな親子いたらこわい!!

もう、表紙から不穏な空気を放っている本作品。

この親子の関係性は一体何…?!という口コミも多かったですね。
ということで血の轍のあらすじと感想です。




血の轍のあらすじ

ごく普通の中流家庭である長部家。
お父さんは毎日会社に行き、お母さんは子供を起こして家事をして、と、本当にごくごく普通の日常生活から物語は始まります。
違うところと言えば、母親の静子がとても美人で、その息子である静一との距離が近いところ。

静一は中学2年生でちょっと多感なお年頃。
男友達とワイワイ登校しているような中でも、同級生の美形の女の子、吹石さんに目が行ってしまいます。
もっとも男子と女子が疎遠というわけではなく、吹石さんも静一君におどけてみせたり、仲の良い間柄がうかがえます。

一方で母親の静子は静一に向かって抱きしめたり、ほっぺにキスをしたりと、直接的な愛情表現を続けます。
これは静子と静一にとって特別なものではありませんでしたが、その「距離感」は人にも伝わるものなのか、
親戚のしげちゃんにも「カホゴ」だと言われたりしてしまう。

そんな時、ある事件が起きてしまった。
親戚のしげちゃん家族と長部家は山歩きに出かけるのですが、
途中でふざけたしげちゃんが、静一君を崖に向けて押してしまったのです。

これには普段ニコニコしている静子も本気で感情を動かす。
幸い、その場では何もありませんでしたが、静一を連れ出し再び悪ふざけをしようとしたしげちゃんを、
静子は何とか制止したものの、彼に拒絶されてしまい、恐るべき「行動」に出てしまったのです。

楽しいイベントが一転して恐るべき「事件」に変わる中、静子は静一に向かっていつものように笑ってみせるのでした。

 




血の轍の感想

線画で描かれているこの作品ですが、1コマ1コマが凄く魅せつけられます。
夏の柔らかな日差しから、同級生の吹石との間の思春期ならではの空気、母の静子から伝わる不穏な緊張感。
ページをめくる度にどんどん世界観に引き込まれていきます。

コレコレ。
押見先生の作品はこの世界観の引き込み方が半端なくイイです。たまらん。

血の轍は美しく優しい、ちょっと過保護な母・静子の「本性」を、
マザコンの静一がだんだんと目の当たりにしてしまうという物語。

いやぁマザコンになっちゃうよ。
だって静子、美人だもん。何歳くらいなんでしょうか?30歳前半くらいかな。
あんなキレイで色気のある母親に普段から抱きつかれたり、こしょこしょされたりしたら静一君みたいになっちゃうね。

そして、とにかく静子の見せる笑顔が、ひたすらこわい。
ずっと笑顔な人ってそれはそれでこわいですよね。

いつも真面目で優しくて、家事もしっかりして親戚にもいい顔ができて、
最愛の息子にひどいことをしたしげちゃんに対しても怒ることは無かった静子。

にも関わらず、そう優しい静子が、優しいままに恐るべき行動に走ったということこそが、
本作のもっとも怖いところであり、少し歯車が違えば排他的になってしまう「母性」の一つの真実だと思えてしまいました。

あらゆる犠牲を放ってでも息子との距離を保ちたいなんてもう毒親ですよね。
でも、静一にはそれが俯瞰できない。
だって彼も彼でマザコンだから。

果たしてこの母子は、そして家族や友人は一体どうなるのか。
静子は一体、笑顔の裏でどんなものを抱えているのか。
第3巻がとても楽しみな作品です。

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