黒教師と暮らします・第30話のネタバレと感想｜Love Jossie 57号

2020年5月2日発売の「Love Jossie 」57号に掲載されている「黒教師と暮らします」第30話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

黒教師と暮らします・第30話のネタバレ

課題を褒められた栞は京極たちに嬉しそうに報告します。 わいわい楽しそうに仕事をする皆の様子を見ながら、京極がシェアハウスを出てから二人きりになる機会が減ってしまったことに少し寂しさを感じます。

そんなとき、周が明日お見合いをするという会話を耳にします。 相手がどんな人なのか知りたがる栞に京極は、周と結婚するのだから相手方にはそれ相応の下心があるはずだと笑みを浮かべます。

栞は政略結婚なんてひどいと騒ぎます。 それを見ていた紗羅は周が決めることだからと気にしていない様子。

周のお見合いの日。周はお見合い相手・史恵と二人きりになります。 史恵は家のための縁談であって、周を愛するつもりはなく、結婚しても好きに行動すると断言します。

嫌なら断るよう言われた周が何故だと聞き返すと、史恵は怒って周にグラスの水をかけます。

そこに現れたのは栞でした。 栞は腹を立てて、このお見合いに反対だ、周を返してくれと言いました。

そこで京極が現れて、栞を連れて店を出ていきます。

店を出ても不貞腐れる栞に京極は、最近デートできてなかったねと言って栞の手を取りキスをします。

栞は京極に先生はもうしないのかと聞くと、京極は弁護士のままでいた方が栞を守れるかもしれないと言います。 栞は自分の所為なのかと疑問に思うのでした。

その頃、お見合いを終えた周は、幼少のころから母親の言うことは間違っておらず、母親の希望を叶えてあげたい、だから今回史恵と結婚するのだと考えていました。

そこで偶然、紗羅に会います。自然と紗羅の自宅付近へ向かってしまっていたのだという周に、紗羅はデートをしようと言います。 お見合いでの出来事を聞いた紗羅は、周の言ったことが興味ないけど結婚してやると宣言したようなものだ、自分でも水をかけただろうと言います。

それを聞いて焦る周に紗羅は、もっと貪欲になるべきだと言います。 紗羅の言うことがよく分かっていない周に、紗羅は周が欲しくて手に入れた物でないなら、全てガラクタだと言います。

周が幸せでないと許さないと言って涙ぐむ紗羅を見て、周は言葉を失うのでした。

 

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黒教師と暮らします・第30話の感想

周は今まで、自分の交友関係も進路も全て母親の言う通りにして生きてきました。 そして今回はお見合いも母親の意向で受けています。これから自分の人生のパートナーになるであろうお見合い相手なのに、何を言われようと平気な様子。

これまで自分で自由に決定できなかったことに慣れてしまっていて、それを全くおかしいと思わず、それが正しい事なのだと信じ切っています。 それが故に、周は紗羅が好きなのだという自分の気持ちにすら気づけていないようです。

紗羅はきっと周のことが今でも好きなのだと思います。そんな周が自分の意志ではなく、他人本位になってしまっていることが許せなくて、一生懸命気持ちを伝えてくれています。 周がどんなことを思ったのか分かりませんが、紗羅の言葉で周が何かを感じとってくれて、自分の幸せのために物事を選択してくれることを願うばかりです。

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