奈落の花・第73話のネタバレと感想｜マンガMee

マンガMeeで連載中の漫画「奈落の花」第73話のネタバレと感想です。

文字のみですが、ネタバレ注意です！

奈落の花・第73話のネタバレ

ジュリの借金は残り800万円。 借金肩代わりの条件である、地元での縁談を受け入れる決意をしたジュリ。

ジュリの兄弟は長男・憲一郎と次男・法次。 2人とは歳も離れていて、あまり仲が良いとは言えませんでした。

長男は両親をコピーしたような人で、最近はますます父に似てきています。

憲一郎はジュリと会った瞬間、夜の仕事は辞めてきたのかと怖い顔をして聞きます。 声を震わせながら返事をし、謝るジュリ。

自宅に到着した2人。 憲一郎は近々県議会議員に出馬するといいます。

そして既に結婚していて、もうじき2人目の子供が産まれるそう。 出産のために里帰りしている妻を、忙しい時に身重がいても邪魔なだけだと吐き捨てるのでした。

憲一郎はジュリの縁談について話し始めます。 相手は近所でも有名な権田建設の長男・泰之(36)で、バツイチですが子供はいないといいます。

そして今回の動画の騒動のことも承知で、縁談を持ち掛けてくれていると。

東京に行って10年、何か得るものはあったのか聞く憲一郎。 ジュリは心の中で、数え切れない位何もかも失ったと思います。

しかしひとつだけ、翔輝と過ごした日々だけは心から安らぐことができた時間だったと、幸せな気持ちになるのでした。

憲一郎は縁談を受ければすぐに借金は返せるといい、将来は建設会社の社長夫人になれると話します。 ジュリは力なく、すごいねとだけ答えるのでした。

ジュリは最初は痛くて苦しいことが多いかもしれないけれど、我慢していれば慣れると自分に言い聞かせます。 家族なんてそんなものだと諦め、求められるのは嫌いじゃないからと縁談を承諾します。 それと同時に翔輝への思いも断ち切るのでした。

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奈落の花・第73話の感想

ジュリの兄である憲一郎もなかなか下衆な人間でした。奥さんは出産のため里帰りしているといいますが、忙しい時に身重が近くにいても邪魔という発言もあり、邪魔だから実家に里帰りさせているだけではと思いました。

そして自分のためなら全て利用するあの感じ、嫌ですねえ。

ジュリは憲一郎からの東京で得たものはあったかと言う質問に、心の中で翔輝との何気ないやり取りだといいます。これまでのジュリでは想像もつかない答えでした。 それほどまで翔輝のことを思っているのに、話の最後では諦める決意をします。 自業自得な部分はあるかもしれないけれど、それでも両親や兄に振り回されていて、自分に言い聞かせるように出した答えだったので悲しくなってしまいました。

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