最終更新日: 2022-03-09

美食探偵明智五郎・第33話のネタバレと感想｜ココハナ

ケーキを無断で真似た広告代理店の女が店を訪問しますが、マリアは女の脇腹にフォークを突き立ててしまいます。喚きたてる女を前に、ヘクセンハウスの天才パティエまでもがナイフを突き立ててしまい、2人は共犯者になり……。

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美食探偵明智五郎・第33話のネタバレ

ヘクセンハウスのパティシエは、朝早くからケーキの仕込みを行っています。しかし果実ソースを生クリームと混ぜている最中、突然の吐き気に催されてしまいました。ラズベリーソースの真っ赤な色が、先日見た鮮血と重なって見えてしまったのです。

一方でヘクセンハウスの電話番号を手に入れた明智。店に電話をかけて、あれこれと探りを入れていました。パティシエは、今年は雪がすごいので例年より早く冬季休業に入るつもりだと告げてきます。

とここで店に来客があり、電話を一旦切ることに。現れた客は、マリアでした。マリアは先日あんなことがあったというのに、なんだか冷静な様子です。マリアは今の電話の相手は誰だったのか尋ねてきます。

パティシエは、近くに別荘を持っていて名前を明智という東京の客だと答えました。するとマリアは驚いた様子で、明智と自分はよくしった顔同士なのだと言い出します。それを聞いたパティシエは、明智が何かを察しているから電話をよこしてきたのではと不安がり始めました。

しかしマリアは、明智と自分は長いこと顔を合わせていないから、彼が何かを知っているはずがないと自信たっぷりに答えます。そしてパティシエのケーキがこうして自分と明智を再び引き合わせてくれたのだと言い、パティシエのケーキは「幸せのケーキ」だと言い出しました。

そう言われてもパティシエはちっとも嬉しくありません。自分の手はすでに血塗られているから、人を幸せにすることなんてできないと瞳に影を帯びます。

マリアはそんな彼に、あの女が死んだとき血なんてちょっぴりしか出なかったのだから、彼女は一番苦しまない方法で死ねたのだと言い出します。

パティシエの殺人の罪悪感を、言葉巧みに宥めていくマリア。日本では一年に8万人も人間が失踪しているのだから、彼女の件も遺体さえ見つからなければ、ただの失踪事件として処理されるだろうと話します。次第に納得していくパティシエ。

閉店後、パティシエは凶器につかったケーキナイフを処理するべく、店を出ます。しかしなんと店の外には先程電話で話したはずの明智の姿が……！？

明智はケーキが欲しいと申し出てきました。さらに店の中でケーキを切ってほしいとまで要望をだしてきます。パティシエは仕方なく短くて小さいナイフを取り出してケーキをカットしようとしますが、明智はもっと長いナイフで切ればいいのにと鋭い指摘をしてきて……。

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