美食探偵　明智五郎・第35話のネタバレと感想｜ココハナ6月号

2022年4月発売の「ココハナ」6月号に掲載されている「美食探偵　明智五郎」第35話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

ハラハラと雪が降る中、バーを訪れる明智。
彼がブランデーを頼もうとすると、なんと近くの席にマリアが座っていました。

さすがに驚きを隠せない明智。

バーテンダーは2人が知り合いだと思ったのか席を隣に移るように勧めてきますが、明智はそれを断ります。 明智はブランデーをやめて、マリアが飲んでいるのと同じサクランボのカクテルを注文しました。

カクテルを飲みながら話をする2人。
明智は、"いつ日本にもどってきたのか、日本ではマリアは指名手配犯だぞ。"と話しました。
マリアはお酒を飲みながら、そんな無粋な話はしたくないと言います。

2人は場所を移してマリアの部屋へ。

彼女の部屋のベッドには、例のパティシエ・鈴木が横たわっていました。
しかしどうやらまだ息はあるようです。

マリアは鈴木のように若くて美しい男と一緒にいると、ついイタリアで明智と過ごした日々を思い出してしまうと語りだします。

イタリアでは激しく愛し合った二人。
しかしある日突然明智は、マリアの元を去ってしまいました。

その寂しさを埋めるために、マリアは自分に暗示をかけたといいます。
きっと明智は、日本の食事が恋しくなって帰ってしまったのだろう、と。

明智はそうかもしれないと答えますが、自分とマリアは最初から住む世界が違う人間なのだと話しました。
自分たちの間にはいつも死体があったし、明智が乗り越えられない境界線はまさにソレだと彼は言います。人殺しに対する罪悪感を抱けず、次々にその手を赤く染めていくマリアに、明智はついていけないというのです。

明智は、鈴木に殺人を仄めかしただろうとマリアに問い詰めました。

マリアは、そうだとしても実際に殺人を犯したのは鈴木自身だと話します。
あの記者が死んだのは鈴木とその妹を侮辱したせいだと、目を見開いて答えるマリア。

明智は携帯を取り出し、この場で通報してマリアを警察に引き渡すと話します。

しかしマリアは記者の命を奪った例のケーキナイフを自身の胸にあてがい、牢獄で臭い飯を食べながら死んでいくくらいなら今ここで死ぬと言い出しました。

明智はそんな彼女を引き止め、彼女の傷口に優しく手を添えるのでした。

その後マリアはケーキナイフに自分の指紋をベッタリとつけて、道の見やすい場所に放置します。
これを警察が見つけることで、鈴木の罪を自分に被せることができると小細工を施したのです。

明智は彼女のその行動を黙認し、車に乗って去っていく彼女をただ見つめることしかできないのでした。

実際のマンガを無料で今すぐ読みたい方は電子書籍サイトの無料ポイントを使用するのがおススメ！

何とも歯切れの悪い最後でした。 マリアと明智の因縁はまだまだ続きそうです。

明智もさすがに一度は愛した女性が目の前で命を落とすのだけは避けたいみたいですね。なんだか甘いよなーと感じつつも、惚れた弱みというやつなのかもしれません。

美食探偵 明智五郎・第36話のネタバレと感想｜ココハナ7月号

凶器のケーキナイフに自分の指紋をベッタリとつけて、あえて見つけやすい道端に置き去りに...