最終更新日: 2022-03-27

オフィーリアが公爵家を離れられない理由・第43話のネタバレと感想｜comico

オフィーリアの小さな動揺と呟きを見逃さなかったアレク。彼は、予想以上に速い段階でオフィーリアに疑いの目を向けていました。しかし疑惑の目を向けつつもどうしてもオフィーリアへの愛を手放すことができなかったアレクは……。

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オフィーリアが公爵家を離れられない理由・第43話のネタバレ

両親が事故に遭った日。

オフィーリアは事故の知らせを聞いて、"そんなことあるはずがない。"と呟いていました。
なにせ馬車は、遠隔魔法で自分が爆破する予定だったからです。

オフィーリアのわずかな囁きと動揺でしたが、アレクはそれを見逃していませんでした。
彼の中の疑念は、この時を境目に確信へと変わり始めます。

オフィーリアはそんな些細なことで自分を疑ったのかと言い出しますが、アレクはオフィーリアを愛しているからこそ気が付いたのだと話してきます。

まがいなりにもオフィーリアは、アレクの父親を手にかけた女です。そんな女にこの期に及んで愛の言葉を囁くなんて……。アレクの感情は、オフィーリアには理解しがたいものでした。

しかし、よくよく考えてみれば、愛とはそういうものなのかもしれません。
かつてのオフィーリアの父親たちも皆そうでした。

オフィーリアの母親の再婚相手が次々に謎の死を遂げているというのに、継父たちは疑心を抱きつつもオフィーリアの母親への愛を手放すことができなかったのです。死の瞬間まで、彼らはその愛を手放すことができず、皆同じようにして死んでいきました。

アレクの抱く愛も、継父たちが抱く愛も、どこか似ていると感じるオフィーリア。

彼女は自身の気持ちを打ち明け始めます。
オフィーリアは、母に感謝をしていました。彼女のおかげで生き延びることができたし、そもそもこの世に生まれることもできたのです。

オフィーリアの中では母親は絶対的な存在でした。
それ故に、継父たちを殺す手伝いをし続けることを拒むことができなくて辛かったとオフィーリアは語ります。

何度も何度も、もう人の命を奪わないと母親と約束をしてきたオフィーリア。しかし彼女の母親がその約束を守ることは最後までありませんでした。

オフィーリアは止まることができない母親を、自らの手で止めてやるために馬車を爆破しようと考えたのでした。

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