【最新64話更新】「セイサイのシナリオ」ネタバレと感想まとめ | comico

「comico」に掲載されている「セイサイのシナリオ」のあらすじ（ネタバレあり）と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

ストーカー被害に遭う明日実

実家へ帰った桜ですが、昔から妹びいきが過ぎる家庭だったため、実家に桜の居場所はありませんでした。

過去の記憶がよみがえる桜。

桜にとって、天真爛漫な妹は愛すべき対象でもあり、また嫉妬の対象でもありました。誰からも愛され、両親からの愛情を独り占めする千秋に対して、桜は本能的に妬みの感情を抱きますが、同時に姉として妹のことを愛する感情も持ち合わせていたのです。

ある時、千秋が変質者に襲われそうになります。身を挺して妹を守った桜でしたが、千秋の代わりに桜が強姦されてしまう悲劇が起きてしまいました。

普通なら心に傷を追う出来事。しかし桜は違いました。桜は、変質者が誰からも愛される妹ではなく、惨めな自分の方を選んで犯したことに喜びを感じてしまったのです。

こうして桜の心は次第に歪んでいきます。

そんな中、明日実がファンの中年親父からストーカー被害に遭ってしまいます。度が過ぎるストーキング行為を繰り返す中年男は、ついには待ち伏せして明日実の周りにいる男たちに襲い掛かる暴挙に出始めます。

そんな明日実のピンチを救ったのは、明日実の実の弟・恭吾（きょうご）です。警備の仕事についている恭吾は、いとも容易く中年親父を取り押さえてしまいます。

しかし、不倫女・桜は、今度はこの恭吾を利用しようと、変装して彼に近づき……。

桜が歪んだ理由

今回は不倫女・桜の家族構成と生い立ちが明らかになりました。

まず、桜に妹がいることが判明します。名前は千秋。人懐こくてまるで子犬のような女性です。千秋はファッションデザイナーの職に興味を抱いている学生のようでした。

父・秋楽（あきら）は建築デザイナー。そして両親は、なんと不倫の末に桜を儲けています。そう、桜は、親子ともども不倫の道に走っていたのです。

桜の母親はとくに桜に対して常に否定的な態度をとっていました。あまりにも自分に似すぎている桜に対して同族嫌悪してしまったのか、桜の家庭はひどい妹びいきが横行するようになります。

天真爛漫で誰からも愛される千秋とは対照的に、桜はどんどん心を歪めていってしまったのでした。

高身長で真面目そうでしかも強そうな明日実の弟の恭吾！ファンが増えそうな顔立ちをしています。芸能人と言われても全く不思議ではないくらいの容姿です。

どうやら明日実に対してストーカーをけしかけてきたのは桜の模様。どうしても明日実のことを蹴落としたくて桜は必死のようです。

ところで桜の父親ですが、なんとなく顔が桜の夫・良平に似ていました。親子そろって男の好みが同じということでしょうか。

やはり桜が母親から嫌われている理由は、同族嫌悪な気がしてなりませんでした。

大鳥家の両親が明日実の実家を直撃！

両家が顔を合わせて離婚について話し合うことになりました。

良平の両親は、始終、威圧的な態度をとり続けます。自分の息子が不倫に走ったのは全て妻である明日実の支えが足りなかったからだと責任転嫁をしてくる始末です。

さらに、離婚をするなら跡取りである明日実と良平の息子は、大鳥家が引き取るとまで言い出しました。

どこまでも自分勝手な大鳥家の人間たちに、明日実の両親は怒りを顕わにします。

一方、桜は良平の両親に追い返されて、実家へ帰ってきました。そこで桜をまず出迎えてくれたのは、彼女の妹である千秋です。

千秋は桜の姿を見るや否や、まるで犬のように駈け寄って桜に抱き着きます。桜はそんな千秋のことを、愛おしそうに撫でてやるのでした。

良平はかつて引きこもりだった

今回の話で明らかになったのは、良平が学生時代に引きこもりだったという衝撃の事実でした。良平は勉強ができる優等生でしたが、それを良く思わない気の強い生徒たちにひどいイジメを受けていたそうです。

母親はそんな良平をサポートするべく、家庭学習に力を入れ、良平に金と時間をかけて彼を何とか名門校へ入学させます。

母親の主張はこうです。良平は今までたくさん苦労をしてきたのだから、これ以上苦しめるのはやめてほしい。

明日実からしたら、苦労したのはこっちだと言い返したくなるようなあまりにも身勝手な良平の母親の発言なのでした。

大鳥家の問題は父親にある？

母親の身勝手さも想像を絶するものでしたが、それよりも異常なほど自分本位なのは大鳥家の父親でした。彼は「不倫の責任は明日実の妻としての力不足が原因」「孫が怪我をしたのは当時子守りを任されていた良平の母親の責任ではなく、明日実の親としての監督不届き」だと主張してきます。

とにもかくにもどうにかして大鳥家の人間の罪や責任を、すべて明日実に転嫁させようとしてくる大鳥家の父親です。

さすがの良平も父親の意見に無理があると感じたのか、声を荒げて自分たちは誰かを責められる立場ではないと主張しました。

しかしそんな良平を視線だけで黙らせてしまう父親です。

どうやら父親のこういった威圧的な態度は、良平が幼い頃から横行していたらしく、良平の中では父親のそんな亭主関白っぷりがトラウマの1つになっているようにも思えました。

大鳥家の面々が必死に離婚の取りやめを求めてきました。しかもそれに応じないのなら翔太を引き取るという、まるで脅しのような言葉までかけてきます。

もはや裁判に発展する展開は避けられないようです。明日実も明日実で翔太を取られまいと必死で戦うことでしょう。

実家に帰った桜が今後どのような行動にでるのかにも注目です。次回は桜の両親がでてきたりするのでしょうか？一体どんな両親なのかも気になります。

不倫した側の男女が仕事をクビに

「不倫の事実」「本妻を貶めるためのドラマ作品の私物化」「記者会見会場での悪あがき」その全てが明るみに出ていよいよ追い詰められてしまった不倫女の才川桜。

ドラマ制作会社で働く彼女は、何とか作家陣を味方につけようと奔走します。しかし、その行動が裏目に出て、桜はついに会社をクビになってしまいました。

一方で、良平は全ての事実を認め、謝罪会見を行います。心を入れ替えて人生をやり直そうと奮起し、自ら営業に奔走する良平ですが、テレビ業界も劇場も、誰も彼のことを相手にしようとはしませんでした。

良平はついに、自分が置かれている状況を理解します。家庭も仕事も失った彼に、唯一残されているものは……自分に執着し続ける、才川桜だけでした。

才川桜の精神的異常性

最初はクビだけは回避しようと奔走した桜。作家に個別にアプローチをしかけて味方を増やそうと試みますが、桜は過去に脚本家が書いた作品を明日海を貶めるために利用していた過去があります。そのため作家からの信頼度は0に陥っていました。

最後の最後で桜が出た行動は、男性作家へ色仕掛けをしかけるという陳腐な作戦です。もちろん作家はこんな誘いには乗らず、桜のことを追い返してしまいました。

不倫騒動で炎上騒ぎになり会社をクビになりかけているというのに、それを再び色仕掛けで何とかしようとするなんて、桜は頭のネジがはずれているとしか思えません。

しかし、いざクビになると桜は割とあっけらかんとしていました。むしろこれでようやく良平とともに地獄へ落ちることができるという異常な考えに至ってしまいます。もはやサイコパスですよね。

大鳥家の両親が登場

家庭も仕事も失った良平の前に再び現れたのは、才川桜でした。心が弱っていた良平は桜のことを受け入れ、彼女と一緒に人生を歩もうと一瞬ながら考えてしまいます。

桜の膝枕に頭を預けながらまどろむ良平。しかしそんな彼を訪問したのは、何と良平の両親です！

良平とその両親らは、そのまま明日実の実家を訪れ、今後について話し合いたいと申し出てきます。この期に及んで明日実と良平に「今後」なんてものがあると思っているあたり、大鳥家の人間は本当に頭のおめでたい人ばかりです。

再登場してきた大鳥家の両親。確か義母のほうは以前、良平が明日実をいびるためにマンションに寝泊りしていた次期がありましたよね。その時は明日実に嫁いびりをしまくった上に、明日実の息子に怪我を負わせて、そそくさと自分の家に帰ってしまったきりでした。

そんな義母が、今更いったいどの面下げて明日実と両親の前に出向けたというのでしょうか。本当に図太過ぎて呆れてしまいます。

“無理矢理に不倫関係を迫られた”と大嘘をつく不倫女・桜

ついに大鳥夫妻の不倫・離婚騒動が公になりました。人気急上昇中の女優・明日実とその夫の不祥事とあって、マスコミはこれを大きく取り上げます。

もちろん、不倫相手である才川桜は、会社の重役から呼び出される展開に。しかし桜は言葉巧みに上司を騙し、「大鳥良平に半ば無理やり行為を迫られた」というシナリオを作り上げました。

どうやら桜は、あくまでも自分は被害者という体でこの騒動をやり切るつもりのようです。

一方で明日実は、制作発表の場でマスコミ陣から、夫・良平の不倫についての質問をうけていました。普通なら会見を打ち切る場面ですが、明日実はこの場を逆に利用して、良平と桜の不倫関係が当人たちの合意によって成り立っていたことを公の元に晒すつもりのようです。

しかし桜もここで反撃に出ます。彼女はこの記者会見の場に工作員を送り込み、明日実を貶めようとしてきました。しかし明日実の仲間から返り討ちに合い、桜は逆に追い詰められる事態に。同時に明日実は「サレ妻」として好感度が急上昇していき……！？

桜の作戦は失敗

才川桜は自分が制作発表の会場に行けない代わりに、現場に工作員を送り込んできていました。工作員の男はある音声をその場のマスコミたちに聞かせます。

それは、怒号を飛ばして夫を怒鳴りつける明日実の音声です。その音声を聞いたマスコミ人は、明日実が実はモラハラ妻なのではないかと騒ぎだします。

しかし実はこの音声、7年前に明日実が出演した作品の台詞の一部だったのです。そのことにいち早く気が付いたのは、明日実の仲間たち。彼らのおかげで明日実がモラハラ妻なのではないかという疑いはその場で晴れます。

やはり人徳なのか、明日実の周りには優秀な仲間たちが集いますね。

これによって今回の不倫が「良平からの強制的なもの」ではなく「良平と桜の双方の合意の元」に成り立っていたことが世間にも明らかになります。

そして桜は再び会社の重役たちに呼び出され、嘘をついていたことを追及されてしまうのです！才川桜は本当の本当に言い訳ができない所まで追い詰められてきました！

桜がとんでもない嘘をついて自分を被害者に仕立て上げようとしますが、そんなのはまかり通るはずもありませんでした。ついに自分の会社の重役たちにまで嘘がバレてしまい、良平のことが好きになってしまいどうしても離婚させたかったという本意を白状せざるを得ない状況まで、桜は追い詰められます。

こうなってしまうとここから桜が巻き返してくることは考えにくいため、実質的にはもう明日実が勝利を獲得したようなものです。

ちなみに明日実側が懸念していた「離婚・不倫騒動による明日実の女優としてのイメージダウン」についてですが、明日実の人柄の良さが幸いたのか、イメージダウンどころか逆にファンが増えてしまうという思わぬ展開に！全てが明日実に有利な方向に動き始めます。ついにサレ妻が報われる時です！

ついに良平の不倫が世間に晒される

ついに良平と桜の不倫が週刊誌にスクープされました！リークしたのは大鳥 瞳。良平の実の妹です。

この影響で明日実が出演するドラマの制作発表が急遽中止になり、芸能事務所の社長は激怒します。

一方で良平は、自分たち夫婦がメディアに大きく取り上げられたことに歓喜していました。明日実から完全に相手にされていない良平は、こんなことぐらいでしか明日実との繋がりを実感できなくなっていたのです。

一連の出来事を“業界を巻き込んだ夫婦のプレイ”だと称する良平。彼は完全に正気を失っていました。

悦に浸る良平ですが、業界では良平の予想以上に大きな影響が出始め、脚本家としての良平は大炎上してしまいます。

瞳の単独行動の理由

瞳は、明日実の現状が見ていられなかったが、第三者である自分がリークすれば明日実はただの被害者になり世間に騒がれることはないと事務所側に進言します。果たして瞳の言葉は真意なのか、それとも桜に脅されて言わされているのか……というのが気になる所ですよね。

明日実は自分のタイミングで不倫や離婚をリークしたかったため、瞳の行動がやや迷惑だったようです。

彼女の女優としての人生が軌道に乗り始めた今この瞬間に、良平との夫婦仲の悪さが世間に露呈するのは、正直一番避けたい事態だったはずです。

桜の周りでも変化が

不倫相手である桜の会社では、噂の不倫相手の女性が桜であることがバレています。そのため社員たちは、桜に対して冷ややかな視線や敵対的な視線を向けていました。

しかし、桜は良平さえ手に入ればまわりの人間なんてどうでもいいといった態度を貫きます。

自信満々な桜ですが、そもそも彼女は根本的に勘違いしている点がいくつかあります。それは、「良平は本当は明日実と別れたがっているのに、世間体を気にしてそれができない」「良平が本当に愛しているのは妻ではなく不倫相手の自分」という2点です。

恐ろしく自分に都合がいいように物事を解釈している桜.。彼女も良平と同じように、すでに正常な精神状態ではないと言えます。

そんな桜はついに自社の社長から呼び出される事態に……。さすがにこれには桜も緊張を隠せない様子でした。果たして社長から下される言葉とは……？

今回は、ストーリーが大きく動いた重要な回でした。まさか瞳が、ここで不倫の事実を週刊誌にリークするとは思いませんでしたね。

明日実はこのまま役者としての人生を絶たれてしまうのでしょうか？

ところで良平は、スキャンダルの件でまた明日実と電話ができると安直に考えているようです。明日実の声が聞きたくて、必死過ぎる良平が最高に気持ち悪い神回でした。

良平の妹の瞳に目を付ける不倫女・桜

不倫女の才川桜は、良平のことを諦めきれませんでした。

桜は良平に拒絶されながらも、彼のことを脅して妻の明日実の監視を続けます。さらに桜は、明日実と良平の妹・瞳が結託していると察知し、瞳にまで"余計な真似をしないよう"釘を指してきました。

その場では言い返さなかった瞳ですが、裏で手をまわして桜をドラマの打合せ現場に来れないように根回して反撃します。

桜がいないとすべての事がスムーズに運びました。明日実たちにもしばらくは安寧の日々が訪れます。しかし、良平だけは桜がいないと明日実の気を引くことができないという考えに至っており……。

そんな中、再び桜が瞳に接触。不倫の件をリークすると脅してきます。明日実のことを応援したい瞳は明日実を庇おうとしますが、桜は容赦なく捨て身の脅し作戦に踏み切ってきて……。

結果的に良平が桜の思うつぼに

桜も良平も、すでに正常な精神ではなくなっています。桜は良平との未来を本気で信じ、いつか良平から再び愛されると信じて疑っていません。

一方で良平は、桜のことはあくまでも遊びです。彼の心にあるのは明日実だけでした。しかし何をしてももはや明日実の心が取り戻せないと察してしまった良平は、「明日実に迷惑をかける形でどうにかして彼女の注意を引こう」というとんでもない方向に考えが飛躍してしまっています。

良平はあくまでも才川桜を利用しているに過ぎませんが、良平と桜が一緒になることが明日実にとっては一番の嫌がらせになるため、結果的に一番得をしている立場なのは不倫女の桜ということになってしまうのです。

不倫をリークされるとどうなるか

才川桜は不倫の事実をチラつかせながら桜や良平、そして瞳までもを脅してきました。不倫が公になれば桜も会社をクビになるでしょうし、今まで気づいてきた地位も全て失うことになるでしょう。

そしてそれは良平や明日実も同じです。特にこの2人はおしどり夫婦としては業界で有名で、明日実に至っては「家族思いの清楚系の妻」というイメージが世間でも定着しています。

不倫がリークされることになれば、桜も良平も明日実も今の生活を手放さなければいけなくなるのです。桜の脅しはまさに捨て身の作戦と言えます。

才川桜がしぶとすぎて怖いです！今の桜なら良平を手に入れるためなら何でもしそうです。しかし、彼女は本当に良平と自分が将来的に結婚できると本気で思っているのでしょうか……？脅して結婚したってその先がうまくいくはずないのに、桜はその辺りの考えだけ麻痺しているように思えます。

新しいドラマの顔合わせの現場に居合わせているのは、明日実・良平・桜の気まずいメンバーです。

しかし、仕事上では仮面夫婦を演じる明日実。最も、良平は明日実の笑顔を見るだけでときめいています。明日実が体裁を保つためにおしどり夫婦を演じているだけなのに、もしかしたら自分とヨリを戻してくれるかもとおめでたい勘違いをしているようです。

しかし、撮影が終わったら明日実はいつものように素っ気ない態度に逆戻り。良平は、どうすれば明日実が自分だけを見つめてくれるか考えるようにになります。

行きついた答えは、明日実との関係を一度壊して作り直そうという危険な思考で……。

一方で桜は、良平に今でも恋人気分で付きまとい続けていました。そんな彼女は良平の身辺を独自に調査し、良平の妹が不審な動きをしていることを察知します。

良平の複雑な心境

良平は、明日実と仕事ができるだけでも嬉しい様子です。しかしそんな彼の浮かれた気持ちをぶち壊すのは、桜でした。桜は脚本の内容に図々しくも口をだしてきます。

桜との関係なんて即刻断ち切りたい良平ですが、不倫関係の証拠写真を握られ脅されている以上、桜に対して下手な行動にでることもできません。

そんな桜は、脚本に悩む良平に対して「一度壊して作り直せばいいものができるかも」と助言をします。

良平はこの言葉をヒントに、明日実との関係を一度壊して作り直そうと考え始めたのです。

明日実の仕事が成功すればするほど離婚が困難に

今すぐにでも良平と離婚をしたい明日実ですが、離婚をすれば必ず仕事に影響が出るため、安易にそうすることができません。特に清楚なイメージで売っている明日実にとって、家庭での不祥事はご法度です。

明日実が清楚系の女優として成功すればするほど、離婚しにくい状況になっていくという複雑な現状です。

明日実の協力者に目を光らせる桜

良平の妹は、明日実に協力してくれる手筈でした。スタイリストとして名の知れる良平の妹は、芸能関係の良平の弱みを握ってその情報を明日実に提供すると約束していたのです。

しかしどうやら桜が、良平の妹の不審な動きに勘付いた模様。明日実や良平以外の人間への攻撃を始めた桜は、もはや止めることができません。

自分たちの不倫行為を記録していた桜は、それをネタに良平を脅して復縁を迫ってきました！とんでもない女ですね……。というか大胆過ぎます。

もし今回の不貞行為が裁判にもつれ込んだ場合、桜自身が持っている写真が証拠となって、桜が不利になりかねないというのに……。桜が持っている写真はいわば爆弾のようなものですね。

同じマンション内の高崎家に食事に招待された明日実。しかし高崎家にやってくると、そこには良平の姿がありました……。明日実は、一瞬で気分が悪くなります。

食事の後、明日実はそそくさとその場を後にしようとしましたが、当然ながら良平が食いついてきました。彼は家に寄ってほしいと、しつこく明日実を引き留めようとしてきます。

仕方がなく明日実が自宅へ戻ると、部屋の中は思った以上に綺麗に整えられていました。どうやら良平は、そこそこ掃除をしているようです。

なぜか夕食後なのに、唐突にパンケーキを振舞ってくる良平。明日実が嫌々ながらパンケーキにナイフを通すと、出てきたのはなんと結婚指輪でした。

良平は2度目のプロポーズをしてきたのです！

吐き気がするほどの嫌悪感を覚えた明日実は、すぐにその場を後にしようとします。

取り残された良平ですが、そこへ元不倫相手の才川桜が訪問してくるのでした……。

才川は自分は今も良平に愛されているはずだと信じて疑わず、自分の愛を押し付けようと迫ってきます。

サイコパス化している才川桜

46話のラストシーンは、才川桜が良平の自宅にハウスクリーニングとして訪れる後ろ姿が描かれています。それを見てぞっとした表情を浮かべる良平。

しかしこのシーン、実は第1話のラストシーンと全く構図が同じです。第1話では良平の自分勝手っぷりにうんざりする明日実の苦悩が描かれており、最後に良平の仕事部屋に桜が訪れるシーンがラストシーンになっていました。今回はゾッとした表情の良平ですが、第1話ではニヤニヤと意味深な笑みを浮かべています。

才川の気持ちは第1話の頃から全く変わっていないけれど、良平の心が正反対になっているというのがよく現れている描写です。

良平も精神的に異常をきたしている？

明日実に拒絶されてしまった良平ですが、ブツブツと自分の愛をもっと明日実に伝えなきゃいけないと独り言を言いながらその場に崩れます。

不倫中の自信満々な良平とは正反対の姿ですね。自分が明日実に拒絶される未来なんて想像していなかったのでしょう。

明日実から息子に触れるなとも言われてしまい、良平はますます孤独になっていきます。

明日実は、離婚の意志を決して曲げようとはしません。それどころか離婚が円滑に進むように、良平との会話を今でも全部録音し続けているという徹底っぷりです。

もはや良平に出来ることは無いように思えますが、それでも良平は明日実との結婚生活を取り戻したいという気持ちを捨てきれない様子です。

ただ重要なのは、良平が取り戻したいのは「妻としての明日実」ではなく「おしどり夫婦として知られている脚本家としての自分」である点がポイントです。

【46話】良平の妹は明日実に威圧的な態度をとるが……

控室で待ち構えていたのは、良平の妹・大鳥瞳。偶然か人為的なのか、今日の明日実のヘアメイク担当は、瞳のようです。

棘のある言い方で、明日実が女優になったことを指摘してくる瞳。どうやら瞳は明日実と良平が離婚寸前であることを知らないようで、小姑っぽいネチっこさで明日実のことを言葉で攻撃してきます。

しかし明日実の口からすでに良平とは別居していると夫婦の不仲を打ち明けられると、瞳の態度はガラリと変りました。明らかに気まずそうな表情をする瞳です。

一方で良平に捨てられた元不倫相手の桜は、次第に心を病んでいきました。彼女は今まで拾い集めていた良平の髪の毛を使って、小さな良平人形を作っています。

良平にあっさりと切り捨てられた桜は、次第に正気を失っているようで……。

【47話】一枚岩ではなかった大鳥家

CM撮影後、良平の妹・大鳥瞳は明日実に対して、離婚の話を黙っておくと言い出しました。瞳に対して攻撃的な視線を向ける明日実。

しかしここで瞳が本心を打ち明けます。実は彼女は、良平のことが心底嫌いで、良平にベッタリな両親のことも大嫌いなのだそうです。さらに、良平に従順な明日実のことも嫌いだったのだそう。

瞳が明日実に試すような言葉をかけてきたのは、なぜ結婚当時は家庭に入ると言っていた明日実が突然女優の仕事を始めたのかという疑問が生まれたからだったと言います。

以外にも大鳥家に反逆的だった瞳は、その後、明日実に驚くべき提案をしてくるのですが……。

桜の精神状況が最悪に

桜は完全に精神的に不安定に陥っています。半裸状態で良平の人形を作ったり、壁に張った良平の写真をベロベロ舐めたり……良平に対する執着心が頂点に達しているようです。

良平に対する想いは、次第に明日実に対する憎悪に転じていきます。さらに、桜彼の怒りを増幅させたのは、良平と明日実が未だに離婚をしていない点でした。

桜はこの状況を、「良平が離婚したいのに離婚できない状況にある」と勘違いをします。自分こそが、良平を救って見せるのだと自意識過剰になっていく桜。今の彼女は、明日実にどんな危害を及ぼすかわかりません。

桜は会社では今まで通り普通に過ごしているらしいので、彼女の心の中が闇に囚われつつあるのを明日実たちが知り得るのは至難の業になりそうです。

大鳥瞳が味方になる

大鳥家の人間は皆良平の味方だと勘違いをしていた明日実ですが、実は妹の瞳だけは良平のことが大嫌いだったようです。

彼女は明日実に、自分が味方になって良平の弱みを見つけて見せると協力を申し出ます。

ここで気になるのが、瞳が純粋に明日実に協力を申し出ているのか、それとも裏があるのかという点ですよね。

いくら兄を嫌っているとはいえ、大鳥家の自己中心的な血がしっかり入っている瞳です。腹の内では何を考えているのかわかったものじゃありません。

今はまだ完全に瞳を信用するには早すぎる気もします。

良平の妹の瞳が唐突に協力を申し出てくる衝撃的な展開になりました！

瞳は本当に兄が嫌いだからという理由で明日実に協力を申し出ているのでしょうか？もしそうだとしたら、ただ嫌いというだけで良平の人生を終わらせかねない企みに加担するのは、身内としてちょっとやりすぎな感じもします。

逆に明日実の行動を監視しようと、あえて協力を申し出てきている可能性もありますよね！

【44話】女優として成功しかける明日実に思わぬ落とし穴

ついに明日実と良平の離婚の話が進むことになりました。

明日実は実家に戻って両親の協力を得ながら子育てをしつつ、女優としての仕事も軌道に乗り始めています。

そんな中、明日実に大手企業からCM出演の依頼が舞い込んできました！契約金1500万円という値段に唾を飲む明日実。

このCM起用の話がうまくまとまれば、女優としての認知度が上がることはもちろん、明日実は完全に経済的な自立を果たしたことにもなります。まさに勝負がかかっている仕事です。

しかしそんな中、打合せ中に先方から"不倫や離婚などの不祥事があると違約金が発生する"という話を告げられてしまい！？

【45話】良平の悪あがきが炸裂

CM出演をすると、離婚ができないという思わぬピンチに見舞われてしまった明日実。

そんな中、所属事務所の社長の還暦パーティーに出席が開催されることになるのですが、なんとその会場の良平がノコノコと顔を出してきました。パーティ会場ではおしどり夫婦を演じさせられて、ウンザリした気持ちになる明日実です。

同時に、これから女優としてやっていく以上は仕事面で良平の影がチラつき続けることに漠然とした不安感を抱いてしまいます。

そんな中迎えた例のCM撮影の当日。なんとヘアメイクとして現れたのは、良平の妹で……！？

離婚を回避したい良平が必死すぎる

あの手この手で明日実との関係を保ち続けようとする良平が、見苦しくて仕方がありませんでした。桜と縁を切って明日実に誠意を見せようとする良平ですが、その下心には「「妻とよりを戻したい」という気持ちよりも「離婚して仕事が無くなるのが困る」といった至極自分勝手な本心が隠れています。

明日実はそれが分かっているため、意地でも良平のことを相手にしようとはしません。しかし女優として成功するには、「おしどり夫婦」のステータスがどうしても必要な模様……。

明日実が非常に際どい選択を迫られています。

良平の妹について

なんだかトゲのある印象がある良平の妹です。彼女がヘアメイクとして来たのは、間違いなく良平の差し金でしょうね。義妹を使って、明日実のことを説得させようとでも考えたのでしょうか？

普通ならこういうときに説得にくるのは義母でしょうが、明日実と義母には因縁があるので義母が口を挟んでくることはなさそうですね。

これで離婚が成立して明日実がようやく自由の身になれると思った矢先に、仕事関係のしがらみに引っかかってしまって離婚が思うように成立しなくなってしまいました。

明日実も自分の身になると良平が何が何でも離婚を回避しようとしている理由がよく理解できてしまうでしょうね。

果たして明日実は良平との離婚を諦めてしまうのでしょうか！？互いの仕事のことを考えれば仮面夫婦や別居といった選択が望ましい気がしますが、明日実はそれはそれで癪でしょうね。

【42話】不倫女VS妻の修羅場

ついに不倫行為の現場を押さえられてしまった良平と桜。

桜は鬼の形相で明日実のスマホを破壊しようとして、証拠隠滅を図ります。しかし最早それが無駄な足掻きだと悟った桜は、開き直って不倫の原因は明日実に女としての魅力が皆無だったからだとマウントを取り始めました。

しかし明日実はそんな桜の言葉を一蹴し、まるで相手にしません。それどころか反対に、桜の自尊心を抉るような言葉で彼女を打ち負かしてしまいます。

さらに離婚を阻止したい良平は、桜との絶縁を宣言！桜はあっさり良平に捨てられてしまうのでした。

【43話】良平が土下座！断固として離婚を拒む

「不倫相手と絶縁」「妻に土下座」までして良平は何が何でも離婚を回避しようとします。

しかし、そんな夫婦の修羅場に、話を聞きつけた明日実の両親が駆け付けました！しかも父親は竹刀を手に持って、良平への怒りを隠しきれていない様子です。

父親に問い詰められ、不倫をした理由を語り出す良平。どうやら不倫のきっかけは、産後の明日実が夫婦の夜の営みを断りがちになったのが原因のようですが……。

良平は、心を入れ替えて父親として尽力すると宣言します。
しかし明日実は、そんな良平を切り捨てるような冷たい一言を言い放つのでした。

桜の怒りの矛先

やはり桜は、良平にとってただの遊びの相手止まりだったということでしょうか。良平の愛を信じていただけに、桜のショックと憎悪は凄まじいものでしょうね。

悪いのは間違いなく良平なのですが、ここでなぜか男を恨まずに妻側を恨むのが、不倫女のタチの悪いところです。

果たして桜の報復はどのようにして行われるのでしょう？「裁判・慰謝料」の話まで出ているのにここまで妻側に強気な態度をとるなんて、桜はいまいち自分がどれほど追い込まれた状況なのかを理解できていないように思えます。

離婚を拒む良平の本心

明日実の離婚の意志は固いものでしたが、良平は何とか食い下がって離婚を阻止しようとします。

しかし、それは明日実を失いたいからではありません。

もし離婚が成立してしまえば、業界内で「愛妻家・イクメン」で通っている良平の立場や評判が悪くなります。
良平が失いたくなかったのは、人気脚本家としての社会的な地位のみなのです。

しかしそんな良平の本心を、明日実はしっかりと見抜いている様子でした。

これからの制裁展開に大きく期待です！

証拠隠滅を計る桜は、明日実のスマホを壊してまで不倫行為の動画を削除しようと試みていました。もうこれだけでもかなり常軌を逸した行動ですよね。

しかし、どうやら明日実たち側のほうが上手だったようです。スマホ以外にも部屋には隠しカメラが仕込んであり、しかもその映像は牧田（桜の会社の同僚・明日実の協力者）にもしっかり共有済み。

こうなってはもう桜も言い逃れできませんが、桜は反対に開き直って明日実への憎悪を募らせていきます。本当に恐ろしい女性ですよね。

離婚を突き付けられた良平も、明日実が去った部屋の中で、なぜか高笑いをしながら明日実との離婚を阻止してみせると宣言していました。

不倫をした側2人のしぶとさに、あいた口が塞がりません。

【39話】この期に及んでホテルに入って行く良平と桜

明日実が良平と桜の不倫関係に気が付いているのは、良平から見てもすでに明白でした。しかし良平達はこの期に及んで、仕事の打合せに乗じて2人で逢瀬を重ねます。

千里と牧田はそんな2人のことを監視し、ホテルに出入りしている証拠写真を収めようとしました。千里は、2人がホテル内に滞在している現場を抑えれば有力な証拠になると判断し、牧田を連れて大胆にもホテル内に潜入しようとします。

【40話】自分こそが良平と結ばれる存在だと信じて疑わない桜

ホテル内にて、桜は自分こそが良平の一番の存在なのだと実感していました。

彼女は仕事が行き詰っている良平に対して、ドラマの企画の案を提示します。そのストーリーは、不倫した者同士が最終的には幸せに結ばれ、その子供は不倫こそが真実の愛なのだと学ぶといったとんでもない内容です。

まるで良平と桜の夢の未来を描いたような内容。他人からしたら反吐がでる内容ではありましたが、良平と桜はそんな自分たちの考えを"良い案"だと信じて疑いません。

一方では千里＆牧田が、ホテル内を歩く良平と桜の証拠写真の撮影に成功します。

【41話】ついに不倫の現場に突入！

明日実のドラマ撮影は順調でした。

しかしその一方で、良平はますます仕事が減り続けています。それもそのはず、良平は以前にもまして「女性軽視」「主婦を見下す」ような内容の脚本ばかりを通そうとしており、上から全く共感を得られないものばかりを書いていたのです。

桜はそんな良平を慰めるために、明日実の撮影の隙をついて良平の自宅を訪れていました。その場で何の遠慮もなく、不倫行為に及ぶ2人。

しかしその最中、突然明日実が帰宅！明日実は、2人が行為中の決定的な証拠をカメラに納めます！

良平と桜の監視を徹底的に始める明日実たち

良平の家での監視は明日実が担当し、桜の監視は彼女と同じ会社に勤める牧田が担当し、外での2人の監視は千里が担当することになりました。3人による監視を受けては、良平と桜も隠れて会うことは不可能でしょう。

実際、早々に2人はホテルに入る現場を千里たちに抑えられてしまいます。しかし千里はいささか積極的すぎるというか、操作に対して前のめりすぎる節が見受けられました。

彼女の行動力が裏目に出ないことを願うばかりです。

不倫を真実の愛だと錯覚する良平と桜

桜が出してきた案は、不倫恋愛を肯定するようなとんでもない内容でした。

こんな内容のドラマ、不倫経験がある視聴者にしか理解を得られないですよね。普通の夫婦生活を送っている人からしたら、むしろ批判したくなるようなストーリーです。

もし良平がこの企画を本当に採用するなら、良平が脚本を手がけたドラマがまともな完成をした視聴者たちから袋叩きにされる可能性があります。そうなると良平の脚本家人生はますます破滅へ向かうことに……。

良平は案を出してくれた桜のことを幸せの女神だと考えていますが、実際のところはその逆なのかもしれません。

ついに良平と桜の不倫現場に乗り込んだ明日実です！ストーリーが急激に展開していくので、ハラハラしながら読み進めてしまいました！

しかし、どうやら良平と桜はこの期に及んでも自分たちの不倫をもみ消そうと対抗してくる意志があるようです。特に桜は、明日実のスマホをハンマーで粉砕するという暴挙にでます！

完全に常識を逸した桜の行動に、明日実たちはどう対抗していくのでしょうか！

離婚に向けた本格的な作戦開始

義母の不注意で翔太は怪我を負ってしまいました。しかし義母はそのことについて一切謝罪をせず、それどころか明日実に責任転嫁をし、気まずくなったのか逃げるようにして自分の家に帰って行ってしまいます。

義母の行動も言動も許すことができない明日実でしたが、そんな彼女に吉報が舞い込んできました。なんとドラマのレギュラー出演が決定したのです！

これを聞いて焦るのはもちろん夫の良平です。良平は、明日実の次の仕事が決まったら仕事部屋を解約するという約束をしていました。そのため良平は、仕事部屋に桜を呼び込めなくなってしまいます。

そして仕事で順調にステップアップをしている明日実は、離婚の準備に本格的に着手することにしました。明日実は良平と桜を別れさせ、さらに良平の脚本家人生を破滅させた上で離婚を成立させようと動き始めます。

余裕がなくなってきた良平

良平は明日実自身に経済力がないために、自分が不倫をしても明日実が離婚を切り出してくるわけがないと高をくくっていました。 しかしその明日実が独立への道を順調に進み、一方で自分にうまいこと仕事が舞い込んでこなくなったため、焦りを感じています。

そんな余裕のない心境の良平は、明日実との約束通り仕事部屋を解約することになりました。そのため彼は桜を仕事部屋に呼べなくなり、桜の自宅に通うようになります。

桜は自分が良平を支えるつもりで脚本のアイデアを提案するのですが、余裕のない良平は桜の意見を一蹴してしまうのです。さらに、桜の色仕掛けにも応じなくなっていきます。

明らかに良平の中で桜への気持ちが冷めつつあるのが伺えました。

明日実の協力者は2人

まず一人目の協力者は、桜と同じ会社に勤めている牧田です。そしてもう一人の協力者は、明日実の劇団時代の親友の保科 千里です。この2人は初対面で、さらにどちらも明日実のことを大切に想っているため、互いのことをかなり警戒しています。

これから3人で証拠集めなどの本格的な作業が始まるわけですが、信頼関係に問題があるのが不安が残りますね。

明日実は彼らの協力の元、「桜と良平を別れさせる」「不倫に対する慰謝料請求」「良平の脚本家人生を断つ」「桜に今の仕事ができなくなるようにする」などなど、様々な目標を達成した上で離婚を成立させるつもりでいるようです。

けっこう険しい道になりそうですが、果たして明日実たちの計画はうまくいくのでしょうか？

セイサイのシナリオ・第38話の感想

離婚の準備を始める明日実ですが、せっかく女優の仕事が上手くいきかけているこのタイミングで騒動を起こすと、下手をしたら職を失うことになりかねません。

慎重に動くことが必要不可欠ですが、その辺りはどうやら千里が目を光らせてアドバイスをしてくれているようです。

千里は元からの親友なので協力してくれるのは自然なのですが、牧田がこんなに本格的に協力してくれるとなると、明日実への好意を疑われても仕方がないですよね！ 牧田の気持ちは周りにバレバレな気がしますが、明日実はそのあたりが鈍いので牧田の好意に気が付いていない可能性が高いです。

【36話】追い詰められた良平は、自分の母親を呼び寄せる

良平の仕事が減ってしまった一方で、明日実は女優としての道を順調に進み始めていました。

それが面白くない良平は、明日実に女優を諦めさせるために自分の母親を呼び寄せます。 なんと良平の母親はしばらくこの家に居座って、明日実に嫁としての勉強をさせると言い出してきました。

勝手に食事の用意をしたり、事あるごとにダメだししたり、さらに何かと良平を立てようとしてやりたい放題の義母。

明日実は、何とかして義母に帰ってほしいと考えるのですが……。

【37話】唐突に始まる嫁いびり

義母は自分が翔太の面倒を見るから、明日実は夕飯の買い出しに言ってくるように命じてきました。

しかし義母は、その後お昼寝をしている翔太の隣で爆睡。
義母の大きなイビキのせいで起きてしまった翔太は、明日実の姿を探して部屋の中を歩き回り躓いて怪我をしてしまいます。

明日実が帰ってくると、義母は泣き叫ぶ翔太を見ておろおろしているだけ。
しかもこともあろうに、明日実が早く帰ってくればこんなことにはならなかったと責任転嫁！

その後、良平も帰宅するのですが、良平は息子の心配をするどころか母親に迷惑をかけるなとなぜか明日実にダメ出しをしてきます。

この瞬間、明日実は良平と早々に離婚する意志を固めるのでした。

この親にしてこの息子あり

親子そろって最低な義母と良平です。良平は相変わらずのクズ亭主っぷりなのですが、義母の厄介さがもう信じられないくらい度が過ぎています。自分で買い物に行ってこいと命じておきながら、翔太くんの面倒もろくに見れずに怪我をさせて、謝るどころか明日実に責任転嫁してきました。

これ以上ないくらい最低な義母ですが、果たして明日実はこの義母をどうやって家から追い出すのでしょうか？

明日実に協力してくれる人物

良平と桜の不倫関係に気付いている牧田は、明日実の唯一の味方とも言えます。彼は明日実の力になるために、翔太くんのベビーシッターも買って出てくれました。なんだか牧田は明日実に対して、やけに親切すぎる気がします。もしかしたら明日実に好意を抱いているのかもしれませんね。

「セイサイのシナリオ」・第36,37話の感想

義母の鬱陶しさが凄まじかったです！これまで明日実は、義母と年に数回しか会わない関係だったので義母の厄介さにいまいち気付けていなかったそうです。

良平が義母を呼び寄せたのは、おそらく明日実に女優業をやめさせるためです。そのためにまるで嫌がらせのように義母に嫁いびりをさせるなんてクズ夫ここに極まれりといった感じがしました。

【34話】明日実は不倫の証拠を録音しようとするも良平にバレて失敗

桜と良平の会話を聞いてしまった牧田は、2人が不倫関係にあることを知ってしまいました。

直後、良平の妻である明日実が戻ってきます。牧田は桜と良平の不倫を明日実に知らせようか迷いますが、どうやら明日実は前から2人の関係を知っているようです。

なんと明日実はこの場を利用して2人の会話を室内に忍ばせたスマホで録音しており、不倫の証拠をとろうとしていたのでした。

しかし少し前、実は良平は明日実がスマホで自分たちの会話を録音しようとしていることに気付いてしまっていました。
明日海のスマホにプロデューサーから電話がかかってきたため、室内にスマホが置いたままになっていることがわかってしまったのです。

良平は録音されていたデータを、その場で削除します。 自宅に帰り、不倫の証拠の会話が録音できたと思っていた明日実は落胆しますが、代わりに彼女は牧田という強力な味方を得ることに成功するのでした。

【35話】逆転し始める夫と妻の立場

明日実は前回のドラマ出演がなかなかに好評で、別のプロデューサーからも声がかかっており、今度面接に行くことになっていました。順調に女優としての階段を上り始める明日実。

一方で良平は、今まで組んでいたプロデューサーが別の脚本家と組んでしまい、不本意ながら仕事が落ち着いてしまいます。

次の仕事をもらえなかった苛立ちを明日実にぶちまける良平は、次の女優の仕事が決まらなかったら二度と役者を名乗るなと条件を突き付けてきました。

これを受けて、明日実のほうも良平にある条件を突きつけます。それは次の仕事が決まったら、仕事部屋を解約して家で仕事をしてほしいという条件でした。

たじろぐ良平。そんな彼に明日実は、仕事部屋でしかできないことでもあるのかと鋭く尋ねてきます。

明日実に何もかもバレていることに気が付く良平
良平が仕事部屋を契約している理由は、仕事に集中したいというよりも不倫相手の桜を気兼ねなく部屋に呼び込むためです。今回の明日実の鋭い指摘は、まさにそのことを指しています。良平は「明日実が不倫に勘付いていること」「仕事部屋に桜を連れ込んでいること」に明日実が気付いてしまったことにようやく気が付いたのです。

逆転し始めた夫婦関係
明日実の仕事は順調ですが、反対に良平は次の仕事がもらえず思うように稼げていないようです。良平はこれまで明日実には経済力も自立力もないから横暴な態度をとっても離婚なんてできやしないだろうと高をくくってきたわけですが、そうも言っていられなくなったわけですね。

今後の展開について
制裁パートに移行し始めている気がします。おそらくこんな苛立ちを背負ったままの良平はいい仕事もできないだろうし脚本家としては落ち目になっていくことでしょう。反対に明日実は女優として新たな一歩を踏み出しつつあるので、2人の経済力や自立力が逆転しはじめているわけです。良平が脚本家として落ちぶれても桜は彼のことを好きでいるのかが気になるところですね。

【32話】ドラマの台詞越しに明日実を牽制しようとする桜

明日実がドラマに出ることを知った桜は、彼女の出番に手を加えるように進言しました。

もともとは明日実は、ただ主役の女性にひと声をかけるだけのちょい役。
しかしそこに手を加え、主役の女性が店員役の明日実に怒りをぶつけて彼女を蹴り飛ばすように脚本を書き換えさせたのです。
さらに追加された台詞は、"ババアの出る幕はない！"という汚い言葉でした。

しかも主役の女性が演じるのは、サクラという名前の女です。

明らかに、脚本を通して桜が明日実に牽制をかけているのが丸わかりの変更内容。

明日実は自分が撮影の日に、夫の良平が桜を自宅に引き入れている翔子を掴むために、自宅に隠しカメラを設置。

しかし明日実が自分たちの不倫行為に気付き始めていると察している桜は、あえてこの日は良平の家に行かずに慎重に行動するようになっていました。

【33話】不倫の証拠集めを始める明日実

ある日、明日実・良平・桜・牧田で食事会を開くことになります。
こんなややこしい食事会を提案したのは、もちろん桜です。

彼女は明日実に牧田をあてがって、何とか良平との仲を拗れさせようと企んでいました。

一方で良平は、潜在意識的に牧田に謎の嫉妬心を抱いています。
どうやら彼が自分の妻子と仲が良いのが、単純に気に入らないようです。

食事会が進む中で、桜は大胆にも例の追加された台詞はどうだったかを明日実に尋ねました。

すると明日実は真顔で、正直あの台詞は浅すぎてイマイチで夫が書いた脚本とは思えなかったと答えます。
しかも良平も確かにあれは人に言われて追加した部分で、自分も腑に落ちないセリフだったと言い出しました。

思った以上に、桜の小細工は明日実には響いていない様子です。 思わず悔しさから拳を握る桜。

その後、明日実が子供のオムツ替えに行き、牧田に仕事の電話が入り良平と桜が2人きりになりました。

桜は良平に、"そろそろ溜まっているんじゃないの？"と誘惑するような言葉をかけてきます。

しかしその会話を、明日実はしっかりとカバンの中のスマホで録音しているのでした。

桜は何をこんなに強気になっているんでしょうね。 どんなに妻に対して強気な態度をとったとしても不倫の証拠を捕まれたら慰謝料請求は免れないのに……。漫画の世界に限った話かもしれませんが、キャラとしての不倫女性って本当に頭がおめでたい正確ばかりですよね。悪者に徹するがあまりもはやギャグキャラになってしまっている気がします。

明日実が女優として成功する可能性！？焦りだす良平と桜

明日実がドラマのオーディションに受かった話は、良平の職場でも話題になっているようです。

先輩から、"奥さんが本格的に女優の仕事を始めるなら、夫も仕事量を抑えて家事に集中する必要があるな。"とアドバイスされてしまう良平。

その辺はうまくやっていくつもりだと話しつつも、内心では良平は正直焦っていました。

同時に桜も、なぜ明日実なんかがオーディションに受かったのか驚きと焦りを隠せません。

良平と桜は2人とも、明日実の行動と才能に対して焦燥感を抱くようになります。

後日、明日実は息子の翔太を連れてドラマの撮影に向かうことに。
しかし家を出る間際、良平から撮影現場に子供を連れて行くのは非常識だと文句を言われてしまいました。 しかも良平は、自分が翔太を預かるから一人で撮影に行けと明日実に話してきます。

明日実は正直良平に翔太を預けることに抵抗がありましたが、仕方がなく翔太を置いて家を出ることに。

撮影現場につくと、主役の女性に親切に話しかけられます。
育児に明け暮れる中、久しぶりに社交的な会話ができて嬉しくなる明日実。

しかも彼女の役はチョイ役であるものの、演技は素晴らしいものでした。

後日、自宅で明日実が出演しているドラマを視聴する良平。
明日実の役は、夫に浮気をされ激怒して夫を刺してしまうというバイオレンスな役でした。

殺される俳優に自分の影を重ねてしまい、ゾクリとする良平です。

しかも明日実の演技は、視聴者に大好評でした。
世間が明日実の才能に気付いたことを知り、良平は更に焦燥感に駆られます。

そんな中明日実は近所の人の証言で、自分が撮影に望んだ日に自宅に才川 桜が訪れてきていたことを知るのでした。

夫婦のベッドで不倫行為に及ぶ良平と桜

実は明日実が撮影で家を空けていた日、良平は一人で翔太の面倒を見切れなくて桜を自宅に呼びつけていました。

しかも2人はその際に、夫婦のベッドで不倫行為に及んでいたのです！

近所の人の証言からそのことを容易に推察した明日実は、吐き気を催し、さらにベッドシーツを捨てることにします。

そんな中、明日実に更なる女優としてのオファーが。
しかも今度は良平が書いた脚本に、新たに登場する役としてのオファーだったのです。

新しい役を入れることになり修正案を依頼される良平は苛立ちと不安を募らせ、明日実のことを睨みつけます。

明日実が女優として成功すれば自立できることになるので離婚や慰謝料請求ができるようになりますね。 良平は未だに明日実なんかが自立できるわけはないと余裕をかましていますが、そろそろ彼女の底時からに気づき始めて焦りだすころかなと思います。

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