天使だったらよかった・第11話のネタバレと感想｜別冊マーガット6月号

「別冊マーガレット6月号掲載」に掲載されている「天使だったらよかった」第11話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

泰星を巡る夏瑚と憂奈、そして先輩の歪な関係。結果として憂奈は教室で居場所を失い、泰星からの想いにも応えられないでいました。憂奈が諦めていないのはただ一つ、夏瑚のこと。そんなことを知らない夏瑚は、先輩の家で鍋をご馳走になっていました。

話の流れで先輩の家に泊まることになった夏瑚。眠れなくて客間を抜け出した夏瑚は、薄暗い台所で先輩と顔を合わせました。自分の家に夏瑚がいることに戸惑って、眠れないことを白状した先輩。実はちょっとだけ期待してたと夏瑚も白状すると、どちらともなく唇を合わせます。

夏瑚が部屋に戻った頃、こっそりと先輩の家を見つめる人影があり–––––？

翌朝、泰星から電話が掛かってきました。"憂奈がいなくなった。"という泰星の言葉に、夏瑚の顔から血の気がさぁっと引きます。これから先輩と一緒に映画を見に行くというのに、夏瑚の顔は晴れません。そんな夏瑚を心配した先輩は、ポップコーンを食べようと誘います。

夏瑚のためにポップコーンを買う列に並ぶ先輩。
そんな先輩を隠し撮りしようとする夏瑚の前に、憂奈が現れました。

"話をしようよ。"と穏やかに笑う憂奈の手には、カッターナイフが握られています。断ることも出来ず、人気のない通路までやってきた夏瑚。こんな状況なのに、憂奈は恐ろしいほど穏やかに笑います。
憂奈はその笑顔のまま、ずっと友達じゃなかったと口にしました。夏瑚に見下されているから、友達でいることを頑張ったという憂奈。しかし泰星が事故に遭ってから、夏瑚に構ってもらえなくなった憂奈は壊れてしまいました。

"なんで憂奈と夏瑚ちゃんは、友達になれないの？"
全部壊して組み直せば友達になれると笑う憂奈に、そういうところだと夏瑚は忠告します。憂奈がどう思っていても、夏瑚にとって憂奈は友達だった、友達になりたかったと必死に話しました。そこへ先輩も現れ、まずは映画を一緒に見ようと誘います。

"一緒に行こう。"と誘う優しい夏瑚の手をすり抜け、憂奈は通路の手すりに登りました。
そしてなんのためらいもなく、飛び降りる憂奈。落ちた憂奈の体を受け止めたのは先輩で––––––––⁉

実際のマンガを無料で今すぐ読みたい方は電子書籍サイトの無料ポイントを使用するのがおススメ！

憂奈はやっぱり壊れていましたね。
友達って難しいと思います。お互いに友達だと思っていても、実は片方がそうは思っていなかったり、傍から見て仲が良くても本当はそうじゃなかったり。恋人のように告白などの言葉がないからこそ、不安定な関係ですよね。憂奈はそんな不安定な関係に依存してしまっているようです。
どうか夏瑚の優しさで憂奈がその苦しみから解き放たれてくれればいいのですが……。