あなたがしてくれなくても・第72話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜ 漫画アクション11/15号

「漫画アクション11/15号」に掲載されている「あなたがしてくれなくても」第72話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

みちを理解したいと考え始める陽一

陽一は寂しさから、三島の手を取ります。

かつては陽一のことが好きだった三島。このまま、なし崩し的に関係を持ってしまう2人かと思われましたが、なんと三島が陽一のことをやんわりと拒絶。

しかし三島は、陽一に手を握られて内心ではときめいてしまっていました。彼女は、自分が今までこうして“都合のいい女”として扱われていたことを強く再確認し、そんな自分と決別するために、あえて陽一のことを拒絶したのです。

三島は陽一のことを後輩の吉野に託し、喫煙室を出ていきました。

その後、吉野と飲みにいった陽一。吉野から、夫婦は分かり合おうとするために長い時間語り合うものだという話を聞かされ、これまで自分がいかにみちの話を無下にしてきたかにようやく気が付きます。

みちのことを本気でわかりたいと思い直した陽一は……。

三島が新しい自分を見つけ始める

これまでは不倫恋愛ばかりしていた三島。三島自身には他人の物を寝取りたいという欲望は得になく、たまたま好きになった男性が皆既婚者なだけだったと三島は感じていました。

おそらく、既婚者ならではの落ち着きなどが、三島の男性のタイプなのでしょうね。

そんな彼女はつい最近、再び失恋したばかりです。三島の心もポッカリと穴が開いているはずですが、意外にも陽一の誘いには乗りませんでした。

三島は今回の失恋をきっかけにして、自分を変えようとしているのがよくわかります。

廃人化していた陽一が動き出す

みちに捨てられて半ば廃人化していた陽一ですが、そんな彼がみちのことを本当に理解したいと考えるようになります。

そのきっかけは同僚の吉野の言葉でした。吉野の嫁はなかなかに怖い嫁らしく、吉野は度々彼女の話を朝まで聞いてあげることもあったのだそうです。眠くても辛くても、夫婦円満の為にそこは頑張ると話す吉野。

陽一はその話を聞いて目から鱗でした。今までの陽一は、みちが話そうとしても、夫婦の営みをしようとしても、「自分が眠ければ寝る」「面倒くさければ応じない」というスタイルが基本だったからです。

自分がなぜみちのことを理解できないのか……それは、みちのことをちゃんとわかろうと努力してこなかったから。そんな単純なことに今更気づく陽一なのでした。

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陽一は、みちに対して“子供を作ってもいい”という答えをだしましたよね。しかしその「も」という言い方が、おそらくみち的にはかなりひっかかっています。

ものすごく微妙なニュアンスによって傷ついたみちの心。陽一はそんな彼女の気持ちを理解することができませんでした。

でもまぁそれこそ、他人なら分からなくても、夫婦ならわかってあげてほしい所なのかもしれません。

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