ふたりソロキャンプ・第14巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜コミックシーモア

「コミックシーモア」に掲載されている「ふたりソロキャンプ」第14巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

雫の作った料理に舌鼓を打ちながら厳が考えるのは夢の話。別々でソロキャンプをしながら、食事や知識を共有するキャンプを始めて、早1年。厳はひそかに抱えている夢を打ち明けられる人は雫だと思っていました。

結局、翌朝になって、自分のキャンプ場を開きたいという夢、そして、雫をパートナーとして認めていることを伝えて、その証にかつて自分が父からもらったように、雫にナイフをプレゼントします。パートナーという言葉に、雫は戸惑いました。結婚とかプロポーズとか、からかってくる友人たちに雫が出した結論はキャンプを楽しむこと。

次のキャンプにレンタカーで現れた雫に厳は笑みを浮かべてーーー

今回の食事もとっても美味しそうでした。徒歩キャンプではあまり荷物が持ち運べないのが難点ですが、それでも毎回雫はとても美味しそうな料理を作りますよね。今回はミルク味噌スープや枝豆ペペロンチーノなど、寒くなり始めたこの時期にぴったりでお酒にもよく合うメニューでした。 こういう工夫がたくさん籠った料理って、普通に作るのとはまた違う美味しさがありますよね。大自然の中で作る、美味しくなるように色々工夫した料理。その楽しみはキャンプの大事な魅力です！

そして、キャンプの楽しみと言えば、もう1つ。今回話題にも上がったキャンプギアです。テントや寝袋などの必需品だけでも、色々種類があります。今回は冬目前ということもあり、話題の中心は寝袋。真冬の夜というのは日差しのある昼間からは想像できないほど冷え込むので、用心には用心を重ねて間違いなし。ですが、暖かくて持ち運びが容易なものは高価なことが多く、頭を悩ませてしまいます。 値段と機能を天秤にかけて、色々見ながら自分に合ったギアを探すのも大変ですけど、すごく楽しいですよね！

子どもの頃見ていた夢と大人になってから見る夢って種類が違いますよね。 子どもの頃の夢は実現性なんて全然考えずに、とにかく自分のやりたいことに向かって、まっしぐら。目を輝かせて話す姿はとても愛らしいですが、大人になるとそのまっすぐさが少しずつ削れてくると思います。もちろん、それは悪い事ではありません。大人になって、社会や現実を知れば、おのずと自分の手が届く範囲というのを理解し始めます。

そうすると子どもの頃に見ていた夢の無謀さに気付いて、大人になってから見る夢は実現可能で手の届く範囲の中。でも、それでも子どもの頃のように無謀な夢を見てしまうのもまた事実で、厳にとって今回雫に伝えた夢はその手の届く範囲ギリギリの夢だったのではないでしょうか。 自分の理想を詰め込んだキャンプ場を作りたい。 たしかに自分のすべてを賭ければ、叶いそうな夢ですが、無謀かと言われれば無謀な気もします。そんな届きそうで届かなそうな夢を話せる相手って、結構貴重ですよね。 これから雫と厳はこの夢に向かって、どうしていくのでしょうか？これからが楽しみですね！

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厳の言葉に雫が勘違いするもの当然ですよね！夢を話されるなんて、信頼されている証です。それを突然言われたら勘違いしちゃいますよね。もちろん、厳にはそんなつもり欠片もありませんでしたが、聞いたのが雫で良かったです。一瞬戸惑った雫ですが、色々考えてキャンプを楽しめないくらいならキャンプに集中しようと決めた雫。これからまだまだ2人ソロキャンは続いていきそうですが、なんだかちょっと雰囲気は変わりそうですよね。続きが楽しみです！