顔だけじゃ好きになりません・第62話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想｜花とゆめ 2024年10号,11号

「花とゆめ」2024年10号,11号に掲載されている「顔だけじゃ好きになりません」第62話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

逃げてばかりの土井垣くん

才南に告白をした土井垣くん。しかし、土井垣くんは才南に告白の返事はいらないと言ってしまいます。

どうやら土井垣くんは、才南からの返事を聞くのが怖い様子。そんな気持ちが少なからず態度に出てしまう土井垣くんです。

自分は才南のためを思って潔く身を引いているつもりの土井垣君ですが、才南からしてみればそう単純な話ではなくて……。

そんな才南の様子を見かねた奏人は、なんと、土井垣くんを直撃して問い詰めます！

友達を傷つけ続けていたという後ろめたさを背負う才南

才南は、土井垣くんが自分に好意を寄せてくれているなんて微塵も思っていませんでした。土井垣くんの想いも知らないまま、奏人に関する恋の相談をたくさんしてきてしまった才南。土井垣くんが一体どんな気持ちで恋愛相談に乗ってくれていたのかを思うと、才南は胸が締め付けられてしまいます。

簡単に終わらせることはできない

おそらく才南は、土井垣くんに告白をされたことに対して、きちんと返事をしてこれまでの無神経な自分を謝罪したいのだと思います。才南がそうまでして土井垣くんに対する責任を感じている理由は、おそらく純粋にどうしようもなく人を愛してしまう土井垣くんの今の気持ちを、かつて同じ境遇だった才南が十分理解できてしまうからでしょう。

恋のライバルをあえて焚きつける！？

奏人は、恋のライバルであるはずの土井垣くんをあえて直撃しました。土井垣くんが告白だけして才南から逃げてしまったことを咎めたかったのでしょう。なにせ才南は、土井垣くんを傷つけ続けていたことに対して大きな罪悪感を抱えて悩んでいる最中なのです。奏人はそんな才南を放っておくことができずに、土井垣くんにしっかりとケジメをつけるよう促しにきたのではないでしょうか。

嫉妬心とはまた別の

友達としてとはいえ、才南が土井垣くんのことをそこまで大切に思っているということは、少なくとも奏人にとってダメージがありました。才南のことを考えると土井垣くんのことを無下にすることもできず、かといって恋のライバルである以上は仲良くすることも難しい状況です。微妙な関係性があちらこちらで発生しており、複雑な話になってきました。

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土井垣くんが才からの告白の返事をいらないと言っている以上、「土井垣くんは正式には才南にフラれていない状況が続いている」ということになります。奏人は、そんな宙ぶらりんな状況が嫌だったのでしょう。

正直な気持ちとしては、才南にきちんと土井垣くんのことをフッてほしいと考えているのではないでしょうか。しかし、才南が想像以上に土井垣くんのことを大切にしていたため、奏人もどういう手段に出るのが正解なのかよくわかっていない様子です。

よくわかっていないけれど何とかしたい！という思いが先行して、考えなしに土井垣くんのことを直接訪問してしまった……というのが今回のストーリーの主な内容だった気がします。