大正身代わり婚～金平糖は甘くほどけて～・第69話,70話のあらすじ（ネタバレあり）考察と感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「大正身代わり婚～金平糖は甘くほどけて～」第69話,70話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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鏑木教授の本心が明らかに！

身分関係なく教育を無償提供するという嵩也の挑戦に猛反対した鏑木教授。このままでは相容れることはないと考えた嵩也は、まず鏑木教授を食事に招いて自分たちのことを知ってもらおうと思い立ちました。

後日、早川家にて鏑木教授を招いて食事会が開かれることに。料理を担当するのはもちろん雪子です。

雪子の料理を堪能しながら鏑木教授は、嵩也の身の上話の一片を聞きました。嵩也が孤児という壮絶な幼少期を送っていたにもかかわらず現在の地位を獲得していることに驚きます。

すると鏑木教授は、なぜ頑なに教育を無償提供することを拒むのか、その理由を語りだして……！？どうやら鏑木教授は、貧しいものが嫌いなわけではなく、むしろ貧しい者に同情の念を抱いていたことが明らかに……。

鏑木教授には下級士族の親友がいた

鏑木教授は学生時代に成績優秀な親友がいました。しかし、親友は下級士族の出だからといってまわりから未来を閉ざされてしまったのだそう。その時に親友は、どうせ身分が低いことが理由で未来が閉ざされるのなら最初から夢を見たくなかったというニュアンスの言葉を呟き自らこの世を去ってしまったのです。このことは鏑木教授のその後の生き方に大きな影響を与えることになりました。

身分が低い者に期待だけ持たせるのがNG

そんな辛い過去の経験から、鏑木教授はどんなに優秀でも身分や家柄によって未来が潰される可能性は回避できないし、だったら最初から身分相応の望みしか持たなければ絶望することなんてないという考えに至ってしまったようなのです。そんな理念を抱き続けていたからこそ、鏑木教授は身分の低い者にまで教育を提供することに猛反対していたのでした。身分の低い者が嫌いなのではなく、彼らが将来的に絶望に苛まれてしまうことが心苦しかったのです。

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鏑木教授が頭でっかちなわけではなくて、むしろ心の優しい人物であることがわかりました！親友の様に身分の低さに苦悩する若者をこれ以上見たくなかっただけのようです。

ですが、鏑木教授が学生だったころと今では世の中の情勢は少し変わっています。昔の様に家柄を重視したり身分を登録する制度は徐々に廃止されていっているのです。今こそ鏑木教授が考えを改めて新しい挑戦に挑むときなのかもしれません。

嵩也と鏑木教授が協力すれば、理想を兼ねることも不可能ではない気がします。