鬼条院家の花嫁～鬼に見初められた没落令嬢～・第1巻のあらすじ（ネタバレあり）考察と感想｜コミックフェスタ

「コミックフェスタ」に掲載されている「鬼条院家の花嫁～鬼に見初められた没落令嬢～」第1巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

鬼の子を産むために嫁がされた幸薄い少女のストーリー

父親の事業が失敗した影響で、好きでもない男と結婚させられることになってしまった幸薄少女の咲耶子（さやこ）。しかも嫁いだ先は鬼の一族の当主として恐れられている天威の元でした。

天威は鬼の一族というだけあって、ツノが生えており美しさと恐ろしさを兼ねそろえたような容姿をしています。傍にいるだけでも萎縮してしまいそうな相手なのに、天威の使用人たちからは天威の子を産むように求められてしまいます。

咲耶子は、自分が鬼の子供を孕むための入れ物として鬼の一族に迎え入れられたのだと悟っりますが、彼女の心は未だにかつての想い人を忘れることができなくて……。

咲耶子にはもともと想い人が……

鬼の一族に嫁入りした咲耶子でしたが、実は貴久という想い人がすでにいる状況の中での嫁入りでした。これだけ聞いても咲耶子の悲運に深く同情してしまいます。ストーリー的にはこの想い人の貴久と天威がいずれは対立する流れになるのが自然かもしれません。その時に咲耶子の心が天威に傾き始めていて……なんてオーソドックスな展開を期待してしまいます。

貴久は今後登場する？

貴久が再び登場するころには、咲耶子も天威に対して情が移って良そうです。2人の男性が咲耶子を巡って争うも、ただの人間が鬼に太刀打ちできるはずもないし、貴久には勝ち目がなさそう。もし咲耶子が貴久を庇ったりすれば、天威が嫉妬心から貴久の命を奪う展開も……！？もしそうなれば、咲耶子の心は一生天威の手に入らないでしょう。

実際のマンガを無料で今すぐ読みたい方は電子書籍サイトの無料ポイントを使用するのがおススメ！

すでに他に想い人がいる状況で鬼の一族に嫁がされ、妊娠をせがまれるという、悲劇の3コンボのような展開を迎えた第1巻でした。控えめな性格の咲耶子には、いろいろと荷が重いですね。

噂通りに恐ろしい鬼なのかと思われた天威ですが、どうやら違う様子？妖艶さはありますが、噂程の恐ろしさはない気がしました。噂が独り歩きしていた可能性もあります。ただ、強そうなのは確かです。

絶望からスタートするような本作ですが、いったいどのようなきっかけで天威と咲耶子が恋仲に発展していくのか見物ですね！