かろりのつやごと・第4話のネタバレと感想｜officeYOU

「officeYOU」に掲載されている「かろりのつやごと」第4話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

かろりのつやごと・第4話のネタバレ

まるで蝋人形の館のような不思議な雰囲気を漂わせるかろりの家。 電気はついているようなので、どうやらかろりは家にはいるようです。

呼び鈴を探していると、友達の一人が足元にあった怪しげな紐に足をひっかけてしまいます。 まるで侵入者を阻むような紐…一体これは…？

 

そのころ家の中では、かろりはちょうど入浴タイム中でした。

一日の最後のルーティーンにきゅの一日をふりかえり、嫌なことをお湯と共に流してしまいなさいという母親の言葉を思い出しながら、かろりは今日をふりかえっています。

青井と見知らぬ女が楽し気にはなしているのを見て正直いい気持ちではありませんでした。 かろりはそんな心のモヤモヤをお湯に流して一日を清算します。

ふと、侵入者を察知するための鈴の音が鳴り、ハッとするかろり。 窓の外をみると、そこには青井たちの姿がありました。

かろりはうっかりスッピンでしかもバスタオル一枚の姿というあられもない姿を青井に目撃されてしまい、大慌てです！

慌てたのはかろりだけではありません。 青井たちもそんな彼女の姿に動揺し、申し訳なさからぬか床をその場に置いて帰ろうとしました。

すると何と今度は庭に彫ってあった落とし穴に青井が落ちてしまって…！？

 

後にかろりに聞いてみれば、落とし穴は英語を習いにきている子供たちが掘っていったものだとのこと。 子供たちは一人暮らしのかろりのことを心配しているのだと言います。 例の鈴の紐も子供たちの傑作なのだそうです。

かろりは青井たちを家の中へと招き入れます。

部屋を見渡せば、かろりの両親の写真が目にとまりました。

かろりは両親がすでに亡くなっているらしく、かろりは両親の遺産を切り崩して生活をしているということが明らかになります。

働きに出たことはあるものの上手くいかずに辞めてしまったのだそうです。

このままでは孤独死まっしぐら。 だけど誰にも迷惑をかけずに生きていけるのならば、それでも別にいいかという答えに至ったのだとかろりは語ります。

美味しいものを食べるときが最高の幸せだとかろりが言うと、青井は彼女に実家のぬか床を託して正解だと感じました。

しかし友達の成美は、女なら食べたいと思ってもぐっと我慢して、もっと他のことに生きることをの喜びを見出すべきだと諭してきます。

 

帰りの車の中―――。 青井は成美に、どうしてかろりにたいしてあんな厳しい言葉をかけたのか問い詰めました。

すると成美は、一人で勝手にいろいろと諦めて生きているかろりを見ていてイライラしてしまったのだと言い返してきます。

青井にはその意見が理解できませんでした。 好きなように生きて一体何が悪いのかと尋ねてきます。

成美はここで確信めいた一言を告げます。 かろりがもし青井のことを異性として好きならば、「好きなように食え」と言われてショックを受けたかもしれないと指摘してきたのです。

成美の言う通り、かろりはその夜、青井や成美に言われた言葉が頭から離れなくてなかなか眠りにつけませんでした。

誰かに相談したくとも、一番近しい存在だった母親はもうそばにいません。

かろりはたった一人で眠れない夜を過ごします。

朝になってもかろりの頭には、彼らに言われた言葉がぐるぐると渦巻いていました。

 

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かろりのつやごと・第4話の感想

青井くんにはかろりに対して恋愛感情が全くないようですね！ ただ単純に友達として大切に思っているだけのようです。 友達に対して美味しいものを美味しと思ってたくさん食べてもらいたいと思うことはそんなにダメなことなのか…と考えている青井くんは、成美の言う複雑な乙女心が全く理解できていないようです。 確かに好きな人に「好きなだけ食え」と言われると、女として見られていないのかな？と不安になってしまいますよね。 おそらくかろりも似たような気持ちになったかと思います。

ですがかろりのように働きもせずに孤独に過ごしていると、確かに食べること以外に楽しみなんてなくなってしまうようにも思えますよね。 かろりは他に趣味ややりがいを見つけたほうが良いと思います。 それこそ恋愛を生き甲斐にしたっていいと思うのですが…あの体系では恋愛する自身もつかないという話なんでしょうね…なんというか悪循環です…。