嘘解きレトリック・第4巻のネタバレと感想

第4巻に収録されている「嘘解きレトリック」のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

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嘘解きレトリック・第4巻のネタバレ

夜逃げから戻ってきた二人は岩井探偵事務所の名を広めるためにチラシを配っていました。

そんな中、濡れ衣を着せられた端埼を助けるとお礼に鰻若の蒲焼をごちそうしてくれることに。

本庭町まで行くから夜に事務所に戻ると言って電車に乗る端埼。 しかし、彼は翌日になっても戻ってこなかったのです。

警察署にも出勤されていなく…

本庭に行ったのは仕事ではないと知った左右馬たちは、雅と仲が良い天野家に向かうのでした。

確かに昨日端埼が来たと話す主人。 屋敷にいた使用人たちも端埼の行方は知らないと答えます。

その中で一人嘘をついている人が―――

金属を叩いたような固いこだまがかかる声。 鹿乃子の力で嘘をついているのは使用人のナツ。

ナツが一人になったところを狙って話を聞きます。

実は体の弱い坊ちゃんを外に連れ出したのを知られたくなかったナツ。

山の上まで行くと言う坊ちゃんを止めようとしていると、端埼が代参すると言って山に向かったのでした。

山に探しに行く二人。 なんと捻挫して倒れている端埼を見つけたのでした。

 

―――幽霊屋敷の事件で知り合った桐野が事務所を訪ねてきていました。

死に至った経緯が不明である白井峰男が刀真島で死んだ日、桐野もその場所にいたのです。

なんと峰男の兄夫婦の家に泊まっていたらしく…

桐野は峰男がどうして死んだのか突き止めたいと依頼をするのでした。

6日前、刀真島へスケッチに出かけた桐野は帰りの船に乗り遅れてしまったのです。

そこを助けてくれたのが白井コウ。

弟の峰男の結婚が決まり、遠くから恩師夫妻を招いて宴会をする予定でしたが、急に行けなくなったと電報が届いたそうで。

その流れで勧められて泊まることになった桐野。

次の朝、まだ日も昇りきらないうちに峰男の死体が発見されたと村人が知らせに来たのでした。

船の時間である9時20分には峰男は確かに乗っていたらしく… 血が海水に流されていたことで10時にはもう死んでいたと判明していました。

つまり9時20分から10時の間に何かがあった―――

そんな中、気になることがあった桐野。

9時半頃灯りを持った人影が外を歩いているのを見たと話します。 もし本当に誰か歩いていたのなら誰かが嘘をついていることになる―――

誰かが嘘をついているのなら自分の力で分かるかもしれない。

そう思い二人は刀真島に向かうのでした。

 

刀真島にて―――

白井夫妻に話を聞く左右馬たち。

そこで白井が嘘をついていることを知ります。

なんと時間をずらしていたのです―――

左右馬は屋敷の時計が一時間早く進められていたとして考えます。 船をつく頃だと言っていた時本当は8時20分。

主人が峰男を探しに出かけたのは9時10分。戻ってきたのが10時すぎ。

そして、唯一の手掛かりである桐野が見た人影はなんとコウだったのでした。

白井夫婦の動機は峰男の築いた資産。

独身を貫くと宣言していた峰男の結婚が決まり資産を受け継ぐ子供が生まれる前にと犯行を計画実行していたということでした。

 

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嘘解きレトリック・第4巻の感想

まさか時間を進めているなんて…！！ しかも、桐野の持っていた時計まで時間を進めていたなんて精密な計画を練っていたのでしょうね。

でも、また無事に事件解決できてよかったです。 鹿乃子の力と左右馬の洞察力があれば、もう怖いものないように思えます。

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