ダーウィン事変・第37話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜コミックDAYS

「コミックDAYS」掲載されている「ダーウィン事変」第37話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

ユァン博士の命を狙って現れたのは……

タフな男2人組とやり合うチャーリー！しかし、どうやらチャーリーは全く本気を出していない様子！？

そんな中、何者かによって施設内が停電に陥りパニックが起きます。

パニックに乗じて、ある生き物がユァン博士に忍び寄り……！？

本気を出していないチャーリー

タフガイ達はチャーリーとの戦闘を楽しんでいるように見えました。さながら自分たちは動物の狩りを楽しんでいる感覚だったのではないでしょうか。しかし、実はチャーリーはタフガイたちの命を奪わないために、かなり手加減していた様子！タフガイたちはそんなことも気が付かずに余裕の表情を見せながら戦っていたのですが……。

襲撃者の目的

ユァンは遺伝子研究によって、チンパンジーとヒトの能力を併せ持つ生き物を生み出してしまいました。襲撃者は、中途半端な生き物として生み出された怒りと悲しみを、ユァン博士の命を奪うことで解消させようとします。

研究者として、母としてのユァン

今回自分が襲撃を受けて、ユァン博士は自分が産み出してしまった生き物の悲しみを理解します。しかし、だからと言って恨みを受け止めて黙って殺されるわけにもいかず……？

ヒトとしても動物としても能力が高いが故に

襲撃者は、動物としての身体能力の高さはもちろん、ヒトとしても知能が高い部類にありました。そのため哲学的にも生物学的にも自分の存在意義に苦しんでしまったようです。戸惑いと怒りを、自分を生み出したユァン博士とグロスマンにぶつけようとするのですが……グロスマンがアルツハイマー病を患っているせいで、怒りの当てどころを見失ってしまいます。

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結局、今回は襲撃者とは決着がつきませんでした。しかも、襲撃者はその場にグロスマンを連れて来たルーシーを連れ去ってしまった模様です。

ちなみにチャーリーとタフガイの決着は以外にもあっけなくついてしまいます。チャーリーが本気を出していなかっただけで、本当ならもっと早くに決着がついていてもおかしくはなかったかもしれません。

ちなみにチャーリーが手加減をしていた理由は、自分が本気を出したら相手の命を簡単に奪ってしまうからだったのだそう……。途中で手加減をやめたのは、相手の男たちが予想よりもタフだと判断したからでした。戦闘の中で冷静に相手の力量を判断する能力が備わっているチャーリー、さすがです！

今回はチャーリーよりも、ユァン博士にスポットが多く充てられています。研究者として生き物を生み出してしまったユァン博士の葛藤が良く伝わってきました。

チャーリー……人間とチンパンジーの遺伝子をもつ15歳の男の子。身体能力が高い。　

ユァン博士……チャーリーの生みの親。

グロスマン……研究によってチャーリーを作り出す。ユァン博士がチャーリーの母とするなら、グロスマンは父とも言える。現在はアルツハイマー病を患う。

フィリップ・グラハム……チャーリーを里子として育てている。呼び名はフィル。

モリス……FBI捜査官。

ルーシー……陰キャと呼ばれる黒髪の女子大生。

アンドリュー……ゴルドン社の社長。

ルーベン……アンドリューの秘書。