11年後、私たちは・第32話のネタバレと感想

「comico」に掲載されている「11年後、私たちは」第32話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

11年後、私たちは・第32話のネタバレ

結衣が帰宅すると、父親がお酒を飲んでいました。

父親は帰りが遅いことを注意しながらも、良い人がいるなら結婚しても良いのだと、どことなく申し訳なさそうに伝えます。

反発する結衣ですが、父親は声をあらげることもありません。 それよりも結衣の苦労を労い、自分のしたことを詫び、卒業後は家のことよりも自分の人生を歩めばよいと言うのです。

しかし結衣はそんな言葉に涙ながら腹を立てます。 今の一度もそんなことを言われたことがないのです。だからこそ、父親の優しい言葉は、結衣をまた家に縛りつけるようなズルい言葉に聞こえたのでした。

 

一方、萩野のほうは、部下から焼き肉屋の感想を聞かれていました。 今回は別の店に行ったことを伝えると、そのお店を教えてほしいと部下に言われます。それに対して萩野は、そのお店はある人と一緒に行くから美味しいのだと幸せそうに答えました。 千鶴と藤原が休憩のため給湯室に行くと、萩野の部下が萩野のことをつぶやいていました。

それに反応する藤原。 部下は、勘違いだとは思うけど萩野が恋をしてるようなのだと話します。そして萩野のような仕事人間は、社内恋愛ぐらいにならないと色恋沙汰なんてありえないなどと冗談まじりに言いました。

千鶴と藤原が2人になります。 すると藤原が、千鶴のほうは大丈夫なのかと聞いてきました。そして、フラれたことがショックで会社を辞める子もいるのに千鶴はちゃんと仕事してすごいなどと嫌味たらしく言ってきます。 それとなく返す千鶴に、辛くないのならいいけどと本心でもなさそうな言葉をかけてきました。

 

そのあと、藤原はお手洗いに行きました。 付き合っている人と別れたら、それまでに費やした時間もお金も無駄になってしまうのだから1人でいるほうが幸せだと考えていました。

そのとき、お手洗いで居合わせた社員から話しかけられ、また萩野の話題になります。 その社員も、今まで萩野は朝一番に出勤していたのに、最近は千鶴と親しげに出勤してきていると話します。

 

そして千鶴と萩野は恋愛関係にあるのではと怪しんでいます。そんな話を聞いて、藤原ははっとします。まさかそんなはずはないと思いながらも、もし本当に関係があるのなら、千鶴はしたたかな女だと、おもしろくなさそうにつぶやくのでした。

 

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11年後、私たちは・第32話の感想

結衣には本当に同情してしまいますね。 あの父親の申し訳なさそうな表情も切なかったですが、お酒を飲みながら話しているところをみると、一概に良い人だとは思えなかったです。結衣も声こそは荒げていますが、家族のために自分の歩む道を決めることのできる優しい心の持ち主なんでしょうね。

萩野と千鶴のほうにはやはり、邪魔者というか、腹黒い外野が姿を表し始めました。過去の話からしても藤原は感じの悪い人でしたが、今回に限っては、なんとなく面白くないのが、ほんの少し分かります。

自分が持っていないものを人が手に入れていると羨ましいし憎いですよね。それを表出する人は少ないですが、女性にとって『恋愛、結婚、出産』、男性にとって『成功、お金』においては、他人の幸せを素直に喜べないものだと思います。