S&M〜sweet marriage〜・最新34話のネタバレと感想｜モバフラ新春4号

「モバフラ」新春4号に掲載されている「S&M〜sweet marriage〜」第34話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

 

S&M〜sweet marriage〜・第34話のネタバレ

蒼太は献血をしながら、自分はなんて滑稽なんだろう…と自己嫌悪に陥っていました。

 

12年前―――。

葵は母親のために河原に咲いている花をとろうとし、川に落ちてしまったことがありました。 それを助けてくれたのは蒼太です。

水ぶれで泣きじゃくる葵の身体を拭いてやりながら、必死に慰めの言葉をかける蒼太。 “僕がついてる。葵ちゃんのことを守ってあげる。” そう言いながら蒼太は葵をぎゅっと抱き締めます。

葵は蒼太にしがみつきますが、お母さんと頑張ると約束したから、自分一人でつよくならなくちゃと言って涙を拭いました。

蒼太は葵に自信をつけさせるため、彼女が花をとれるように手助けしてやることにします。 自分と葵の身体をロープで繋ぎ、川の上から支えながら葵をゆっくりと川岸に降ろしてやる蒼太。

葵は蒼太のおかげで目当ての花をとることができ、自信をつけることができたのでした。

蒼太はその時の葵の喜ぶ姿に初めて胸がときめきます。

 

献血をしながらそんな昔のことを思い出している壮太。 思えば葵に恋をしたのはあの瞬間からだったかもしれません。

スマホには、知人から葵と鷹取の結婚式の写真が送られてきていました。

ずっと子供のころから見守ってきた葵。 かつては間違いなく気持ちが通じ合っていたはずの二人でしたが…自分がモタモタしている間に彼女は別の男性と結婚してしまいました…。 蒼太は自分が滑稽に見えて仕方ありません。

とそこへ、葵が部屋を訪れてきます。 彼女は申し訳なさそうな顔で結婚式の報告をします。

こんな言葉を言いたくはないけれど、蒼太は「おめでとう」と笑顔で口にしました。

二人は話の流れで、かつて葵が母親のために花をとったあの川へとやってきます。

あの頃と同じように花を取ろうとする葵。 しかしあの頃と同じように再び足をすべらせて川へ転落してしまいます。

それを追って蒼太も一緒に川へ…。

川の中で水浸しになりながら、謝る葵…。 蒼太は、葵がは本当にあの頃と全く変わらないと笑いました。

ここで葵は、かつて同じように川へ転落したことを思い出します。 そして助けてくれたあの時の男の子が…実は蒼太だったことも思い出しました。

自分の王子様は鋼ではなく蒼太だった…ようやくこのことを思い出した葵…。

葵は涙を流します。 “覚えていなくて他の人を好きになってしまってごめんなさい…。”

蒼太はそんな葵を抱き締めました。 気持ちが抑えられない蒼太は、彼女の顔を引き寄せてキスをしてしまいます。

入籍まであと2ヶ月―――。 蒼太は今度こそ必ず自分を変え、自分の大切な人を必ず手に入れると決意を固めます。

 

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S&M〜sweet marriage〜・第34話の感想

これまで常に一歩引いてずっとグズグズしていた蒼太がついに動き出します！ ここまで実に長かった。 ずいぶんヤキモキさせられました。 葵を困らせてでも自分の気持ちをぶつけていこうと決心したようです。

葵は結局蒼太のキスを拒んでしまっていましたね～。 それはずばり「もう手遅れ」という意味なのだと思います。 葵もしきりに謝っていましたしね！ そりゃそうです、結婚式を盛大にあげてしまった後なのですから…もう後戻りなんてできません。

しかし蒼太は葵の婚約者と女性が映った写真を手に何かを目論んでいるようです。 葵の誕生日に入籍すると予測すると、入籍までは残り2ヶ月。 蒼太は葵たちに一体どのようなアクションを起こしてくるのか…今後の展開に目が離せません！