ギフト±・第216話のネタバレと感想｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「ギフト±」第216話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

ギフト±・第216話のネタバレ

環は記憶の海の中を漂っています。 思い起こすのはたくま先生のことばかりです。

"たくま先生が好き…。" この気持ちだけは揺るぎのない確固たるものでした。

まるで悲願にも似た恋心。

たくま先生の顔をハッキリと思い出す環。 ふと気が付くと、海のような場所を漂う自分の頭上から、もう一人の自分がまるで人魚のようにゆっくりと降りてきます。

"やっと起きた…。" 歌うように声をかけてくるもう一人のわたし。

彼女は、"自分はそろそろ行かないといけないから。"と言って、環の胸の中に手をあてます。 すると不思議なことに手は皮膚や肉を通り抜けて、心臓から“ある物”を取り出しました。

もう一人の環は、"自分の役目はこれで終わった。"と告げて、泡にも湯気にも似つかない何かになって消えてしまうのでした。

環はもう一人の自分に"待って！"と叫び手を差し伸べます。 しかしその手を掴んだのは、彼女ではない誰かでした。 環は正体のしれない手にぐいぐい引っ張られて、急上昇していきます。

ザパァン！という水飛沫と共に海上へと顔を出した環。

ふと気が付くと、目の前に広がったのは真っ白い天井でした。 自分はどうやら点滴に繋がれてベッドで横になっているようです。

しばらく状況が読めない環。 見れば自分の手をしっかりと握って傍に座っている人物がいました。

それは…座ったまま寝入ってしまっているたくま先生です。

環の瞳にたくま先生の姿がハッキリと映し出され、彼女はわずかに指を動かします。

その動きに反応してたくま先生が目を覚ましました。 "やばい寝てたか…。"と漏らすたくま先生。

その声を聞いて、環の記憶がだんだんとハッキリしてきます。 そして思わず握られたその手を強く握り締めてしまいました。

ハッとするたくま先生。 彼はわずかに微笑みながら、環に挨拶をします。 "大きくなったね、環ちゃん…。"

環はその声を聞いて、今にも泣きだしそうな表情で微笑むのでした。

 

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ギフト±・第216話の感想

抽象的で美しいシーンが盛りだくさんでした。 いつもながら画力が素晴らしいなぁ～と溜息をついてしまいます！ どのコマもとても綺麗で思わず見入ってしまいました。 特に最後の環の表情がとても印象的です。 今にも笑い出しそうな、今にも泣き出しそうな…何とも言えない表情でした。

たくま先生は一体どんな気持ちで環の目覚めを待っていたのでしょうか。 どうやら次話ではたくま先生側の心情が明らかになるようです。これは気になりますね～！

目覚めた環はたくま先生とどんな会話をし、どんな時間を共に過ごすのでしょう。