あの子の子ども ・第8話のネタバレと感想｜別冊フレンド1月号

2021年12月13日発売の「別冊フレンド」1月号に掲載されている「あの子の子ども」第8話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

"病院で8週目だと言われて、相手は宝。"そう決死の想いで言葉を振り絞った福。母から帰って来た言葉は"そうなのね。それで？"でした。

拍子抜けした福は"宝の母親が来る。"と漏らし、母は驚き"わかった。"と返すのです。

"もしかして知ってたの？お兄ちゃん？違うって言い切ったけど。"と聞いた福に"お兄ちゃん知ってたのね。でも黙っておきましょうか"と少し驚いたあと母はフォローします。

生理用品が減ってなくて少し様子がおかしいなと勘付いていたようなのです。

"言ってくれてありがとう。"そう微笑んだ母に"どうしよう！"と縋るような思いで福は尋ねました。すると母は笑って"福と宝が決めるのよ。"と突き放したのです。

"どう答えて欲しかったの？答えたら私の言う通りにするの？それで後々私のせいになんてしないで、自分で考えるのよ。"と言ったあと"自分の責任は自分で取るべき。"とインターホンが鳴り宝の元へと向かいました。

話合いの間、福は見捨てられたと思い茫然としています。予定を決め終えた母はリビングまで福を迎えに来て、お風呂に入れるのです。

"水曜日話し合うわ。炭酸水飲む？私もつわりの時、炭酸水飲めたの。"と優しく福に話しかけましたが、福はそれを突っぱね部屋へと戻りました。

お母さんは関係ないってことか…。と心の中で呟き、部屋中の荷物を思うがままに投げ捨て散らかしていきます。机をバンバンと叩きながら"水曜までに自分で自分のことを決めなければ。"と2人の親には期待しないことにしました。

中絶はしたくないけど育てる自信もない。

宝のノートの存在を思い出し、広げるとそこには「特別養子縁組」と書かれてありました。産んで他人に任せるなんて…。と考えた福は猫の「祝」の存在を思い出します。

猫だって拾って他人にあげてるじゃんと自傷した様な笑いを浮かべながら、その日福は眠りにつきました。

朝、誰にも合わずに福はコートにくるまりながら祖父の家へと祝を見に行きます。"学校は？"そう尋ねた祖父を笑ってごまかすと、祖父は優しく迎えてくれました。

縁側で座りながら"祝は幸せかな？"と尋ねる福。"祝にしかわからないな。"と答えた祖父の言葉に福は祝を抱きしめ"あったかいね。"と目に涙を浮かべるのでした…。

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私は子どもじゃないので、今たとえ子供が出来たとしても驚きや動揺はしないと思います。 でも福は高校生だからね。自分で無責任なことしといて部屋の中ぐちゃぐちゃにするなんて勝手だなぁ。って思う人もいるかもしれません。

でももう私は年齢的にもお母さんの方に寄ってしまうんだよねぇ。

お母さんもきっとどんな選択をしてもあなたの味方でいるから、あなたと宝が決めなさい。っていうのを言いたいんだと思うんだよ。 自分で選んだ責任は自分で取る。したことの責任もとる。でも、あなたの親は私だから私もあなたの責任を一緒に負わなければいけないし、その覚悟もできてる。

そういうことを言いたいんだろうけど、これってほんとに伝え方難しいよね。今お母さんもとくにてんぱってるし。