初めて恋をした日に読む話・第38話のネタバレと感想｜クッキー7月号

2022年「クッキー」7月号に掲載されている「初めて恋をした日に読む話」第38話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

父親が東大の教師陣と同窓会をしたせいで、由利の裏口入学疑惑が浮上してしまう事態に。裏 騒ぎは広がり、由利の高校にはマスコミが押しかけていました。

順子はこの状況を打開すべく、山下にコンタクトをとります。
彼女が提案してきたのは、文科省主催の高校生のディベートに由利を出席させるという案でした。

ディベートの内容は、「受験戦争は必要か」というものです。
今まさに裏口入学の疑惑をかけられている由利がこの参加すれば、由利が非難の的になるのは明らかでした。

由利の父親もこの提案には頭から反対します。
裏口入学だなんて、マスコミのデマを相手にしていたらキリがないと順子の提案を一蹴。

そんな彼に順子は、自分の熱い気持ちを訴えかけました。

・そもそも息子の大事な時期に同窓会に参加したのは迂闊すぎた
・このディベートで由利自身が感じたことや体験したことをありのまま伝えることができれば、彼が裏口入学などせずに実際に受験勉強と戦っていることが伝わるはず

由利は、父親の正直な気持ちが知りたいと話してきます。
このディベートで父親が会見を開くのなら、そこで正直な気持ちを語ってほしいというのです。

順子の熱意に押される形で、ディベートへの由利の参加が決定します。

そうして開かれた高校生たちのディベート。
動画配信サイトでも生中継され、マスコミたちも集められ、渦中の由利とその父親が参加することもあってディベートの中継に多くの人が注目することとなります。

他の高校生たちのディベートが始まりました。
高校生の中には、受験戦争に反対する声もあがっています。 理由は、特別な経済力や情報力など有利な環境を持っている人とそうではない人とでは勝負にならないことがあるからというものでした。

これはつまり、由利の裏口入学のことを言っているのです。

いよいよ由利の番になりました。
彼は、これまでの自分の受験勉強を振り返ります。

・偏差値40からのスタートでも真剣に東大入学を考えてくれる先生たちがいたこと。
・受験生たちのために何時間いてもいい図書館があり、そこら中に支援センターがあることをを知ったこと。
・都内最下位の自分の高校が朝学習のために早朝から図書館を解放してくれたこと。

それらすべてに自分の父親が関わっていることを受験を通して初めて知り、今は父の仕事に感謝していると由利は述べます。

受験のために、勉強したい学生のために、真剣に働いている大人たちがいる。だからこそ受験の競争に賛成する。

真摯な由利の言葉は、会場を静まり返らせました。
誰もが由利の言葉は、実際に受験勉強に必死で取り組んでいないと出てこない言葉だろうと誰もが察しがつきます。

その後、父親が会見を開くことに。
記者人は、なぜ東大の教師陣と同窓会を開いたのか単刀直入に質問をしてきました。

父親はそれに、頑張っている息子の姿をただ自慢したかっただけだと答え、会場の誰もが子を思う父の姿に感動するのでした。

こうして裏口入学疑惑をほぼ晴らすことに成功した由利親子。

受験まで、残り4ヶ月を切っていました。

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今話は涙なしでは読めない神回でした！ 紹介できない名シーンや名セリフが多すぎます！ぜひ今話だけでも本誌で実際の漫画を確認していただきたいです……！

由利親子の関係修復が加速していますね～これも全て順子のおかげです！

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