最終更新日: 2022-01-12

今どきの若いモンは・第173話のネタバレと感想｜サイコミ

若いころの自分に麦を重ねている沢。赤巻に違和感を覚えつつも「会社」といものを知ってしまった沢の心はもう汚れきっているため、長いモノに巻かれることしかできません。一方で麦が企画した初午いなりの方にも暗い影を落とし始めていて――――！？

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今どきの若いモンは・第173話のネタバレ

とあるホテルの一室で、初午フェア実行の有無について再度赤巻に確認を取る沢。赤巻はシャツのボタンを止めながら、"君も成功率は高いと思ったから、初午フェアの話を自分に持ち掛けてきたのだろう。"と言いました。

麦は優秀な子だと突如笑い始める赤巻。それを沢は不安そうな顔で見つめていました。

その様子を見た赤巻は"そんな顔をしてやきもちかい？"と問いかけて沢の肩を抱き、"君が私の1番の部下だ。"と優しく語りかけます。

赤巻は沢に頼りにしていると言い、ホテルの部屋から出て行きました。その様子を見ながら、沢は違和感を感じタバコを吸うのでした。

赤巻は、麦には利益率を2％上げろと押し付けているのに対し、沢や他の社員たちには経費削減と現状維持を提示していました。一体何が起こっているのだろうと沢は考えますが、もう私が考えても仕方ないと沢はタバコをまた一吸いしました。

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若かりし頃の自分を思い出す沢。かつて沢は順調に進んでいたはずの自分の企画を、途中で潰されてしまったのです。

そのことを部長に抗議しに行くと、とぼけられた上に"部下の努力や自分の意見なんて意味がない。会社は上の気分で成り立っている。"という言葉を吐かれてしまいました……。

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自分は今後誰について行くか間違ってはいけない。と思いつつも、麦の"沢店長と一緒に楽しく頑張りたいです。"という言葉が頭から離れないのでした――――。

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一方で雪が降ってきたことに驚く麦。麦は"あと1カ月！絶対成功させる！"と自分自身に気合をいれます。

初午祭りの開催許可をもらってから、従業員達は着々と準備を進めていました。そしてついに初午祭りの前日となります。

麦は従業員達と沢を集め、改めて感謝の言葉を口にしました。 "売って売って売る！それだけです！"とみんなで喝を入れ合った麦は、家に帰り改めて考えます。

今回の初午祭りが成功すれば、従業員達の士気も上がりアイディアを出しやすい雰囲気になるはず……。しかし失敗してしまえば設備投資なども無駄になり、全て麦の責任となってしまいます。ですが、そんなことを考えている暇はもうありません。

麦は従業員達を背負うこの責任感と、みんながいるからこそ得られる高揚感を胸に、初めて上司の気持ちが分かったような気がしたのでした……。

そして初午祭り当日、恐ろしい程の雨音が鳴り響いていました――――。

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