月のお気に召すまま・第70話,第71話のネタバレと感想｜別冊マーガレット 3月号

「別冊マーガレット 3月号」に掲載されている「月のお気に召すまま」第70話と第71話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

歩が待ち受けだということを知られたくない月。結局月から携帯を見せてもらえなかった歩の様子は、どこか変です。数学のテストで満点を取ったり、バナナの皮に転ばなかったり……。登校時にサッカーボールが当たったせいかもしれないと、進堂と月は顔を見合わせます。

歩は、まるで少女漫画のヒロインのように目を潤ませて話していました。月はいつもの歩に戻すためとかこつけて、いつもさせてくれないキスをしようと迫ります。しかし歩は、こんなところで恥ずかしいと断りました。こんな歩も好きだとときめく月と元に戻そうと言い合う進堂……。"2人で私を取り合わないで。"と泣く歩に、さすがの2人も呆然とします。
"もしこのまま歩のキャラが変わったままだったら、自分のことを好きでいてくれなくなるかもしれない……。"と不安そうにしている月。一方歩は、落ちていたペットボトルから零れた水で転んでしまいました。起き上がった歩は、思わず今までの態度が全て演技であることを口にします。 進堂が落ちていた歩の携帯の画面を見ると、そこには乙女ゲームの画像が表示されていました。焦る歩をよそに、色々と察してしまう進堂でした……。
数時間前の登校中、ボールが当たった歩を月はいつも通りに笑いました。彼女が痛がっていても、笑っている月。歩はもっと好きになってもらえるように、乙女ゲームのヒロインの真似をすることを思いつきました。
携帯を見られて進堂に企みがバレた歩は、どんな自分が月に好きになってもらえるのか心配そうです。そんな歩にじゃれる月。その様子を、八雲が取り巻きの女子達と一緒に見ていました。八雲の取り巻きの女子達は、月に彼女が出来たことを悔しがっていました。しかし八雲は、“別れるかもしれないから、諦めなくていいよ。”と不敵に笑い–––––！？
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八雲と月は学年の女子たちの憧れの的。特に八雲は、中身も王子様のようで羨望の眼差しで見られていました。しかし文武両道の月には勝てません。八雲は月を引きずり降ろして、自分が一番になろうと画策をします。
そのために八雲が思いついたのは、歩を奪うこと。八雲は食堂で月に、歩が月の彼女であることを問い詰めました。なぜわかったのかと驚く月。八雲は、タイミングよくこちらに向かってきた歩を見ます。すると、なぜか不敵な笑みを返されました。鋭い女なのかと一瞬警戒しましたが、同じテーブルで昼食を食べながら歩の抜けっぷりに気付いた八雲は胸を撫でおろします。
鋭くないなら褒めちぎって、まずは良い友達になろうと八雲は歩の弁当に目をつけます。自分で作ったという弁当を褒め、さらに良い奥さんになるとまで褒めますが、歩には効いていない様子。本当にポンコツなのかと頭を抱えそうになったとき、同級生が八雲に宿題を見せてくれと頼みに来ました。
そんな同級生たちを月は、自分でやれと突っぱねます。気が付けば月の周りに集まっている同級生たち。月と一緒にいると八雲は、いつも自分がいないように感じてしまいます。
会話に入れないまま、黙って俯いている八雲に声を掛ける人がいました。暖かいお茶を持ってきた歩です。顔色が悪く、食欲もなさそうな八雲を歩は心配していました。八雲は勉強も頑張ってすごいねと褒めてくれる歩。誰もが月と話す中、歩だけは八雲のことを心配してくれました。歩からお茶を受け取りながら、そのまま八雲は歩の手を包み込みます。
月に勝ちたかったんじゃない。自分だけを見てくれる人が欲しかったんだ。そう気づいた八雲が歩の体を引き寄せようとしたその時、月が止めに入り、歩を連れ出します。あまりにも焦っている様子の月を見て、八雲は呆然としました。余裕そうに見えた月は、全然余裕などなかったのです……。
食堂を出た月は、八雲と話していた歩を思い出してふてくされます。自分が勉強を頑張っても褒めてくれないのに、八雲のことは褒めるのか。ずるいと唇を尖らせると"これ以上頑張られたら私の威厳がなくなっちゃう。"と恥ずかしそうに歩が笑い、月の瞳はハートマークに輝きます。
"絶対渡さないからな。"八雲が握っていた方の手に唇を寄せた月に、歩は真っ赤っか。 たしかに想いが通じ合っている月と歩。しかし、八雲の登場で2人の間に大きな波乱の予感が–––––⁉

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完璧超人の恋人になったら離れて欲しくないから必死に頑張っちゃいますよね。歩もきっとそんな気持ちなんでしょう！それにしても好きな人にもっと好きになってもらおうと頑張る歩は本当にかわいかったです！ 気になるのは八雲くんの登場ですね……。月とはまた別方向のイケメンが出てきました。月が可愛い系なら八雲はカッコイイ系でしょうか。すぐに歩と八雲のことは月が離れさせましたが、月にコンプレックスを感じている八雲にとって自分のことを褒めてくれた歩の存在は大きそうですね。嵐が来そうです！