悪女は今日も楽しい・第35話のネタバレと感想｜ピッコマ

「ピッコマ」に掲載されている「悪女は今日も楽しい」第35話のネタバレと感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

レイリンのために必死に剣の練習をするハビー。そんなことも知らず、カルロス公爵から招待を受けたレイリンは早速公爵の屋敷を訪れていました。迎えに出てきたずらりと並んだ使用人たちと、大きな屋敷にレイリンは圧倒されます。

使用人に案内されて向かった扉の前に立つと、いきなり扉が開いてカルロス公爵が現れました。慌ててレイリンは頭を下げます。焦っているレイリンにカルロス公爵はまた会えてうれしいと笑うと、応接室へと案内しました。

カルロス公爵が気にしたのはレイリンの髪色です。レイリンはカルロスの黒髪と皇室の紫の瞳を受け継いでいます。祖母譲りの髪色ですが、血筋を疑う者がいるのも事実。そのためカンドミオン公爵がレイリンのために外形魔法をかけていたことを知っているカルロス公爵は、"大事にされてきたのね。"と微笑みました。

"リアエリチェという女性の英雄をご存じ？"先日のパーティーの話をしたカルロス公爵は、突然そうレイリンに聞きました。リアエリチェは暴君を討ち、女性の地位向上に努めた英雄です。もちろん知っているというレイリンにカルロス公爵は、リアエリチェが暴君を討つ原因を話し始めました。

数世紀前に勃発した「百年戦争」。戦争を終わらせたのは1人の女性でした。しかし当時の皇帝は女性が権力を持つことを良しとせず、彼女を魔女として火あぶりの刑に処し、さらに大勢の無実の女性を処刑しました。

そこに現れたのがリアエリチェです。彼女により皇帝が討たれ、ようやく魔女狩りが終わりました。しかし未だに女性が権力や地位を主張する行動は、"魔女だ。"と後ろ指を指されます。そのせいでこの国の女性は、大人しく穏やかであることが良しとされる風潮があります。

しかし、そんな中でしっかりとパーティーで声を上げたレイリン。彼女に同じ女性であるカルロス公爵は感動していました。

カルロス公爵はいまだに女性の地位が弱い貴族社会を嘆き、レイリンに"これからの貴族の女性を引っ張って行って欲しい。" と頼みました。女性公爵としてレイリンを守ったカルロス公爵。もう間もなく爵位を息子に譲る予定です。そこで、貴族社会の女性リーダーの役割をレイリンに託しました。

"もちろんです。"カルロス公爵の気高さに感銘を受けたレイリンが頷くと、公爵は嬉しそうに笑います。そして決闘の証人に息子を派遣すると言いました。さらにはその息子と結婚しないかとレイリンを誘います。

カルロス公爵に気に入られたレイリンはその帰り道、改めて決意を固めました。いつ覚める夢であってもこのままではいけない。まずは知識を得なくてはと気合を入れるのでした……。

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レイリンにいい風が吹いています！ パーティーではきっぱりと声を上げましたし、その言動に公爵という心強い味方まで付いてくれました。もう後は皇太子をけっちょんけちょんにするだけです。それにレイリンも腹を据えて向き合う覚悟を決めたみたいですし、これから楽しみですね！ これが落ち着いたら皇太子を捨ててレイリンが王様になる日が来たりなんかしちゃうんでしょうか？