誓い合えない私たち ・第27話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜めちゃコミック

「めちゃコミック」に掲載されている「誓い合えない私たち」第27話のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

友人に彼氏の愚痴を溢し過ぎていたことに気づく美久

"本当は自分は里子に嫌われていたのかもしれない。"

そんな疑念を抱いてしまった美久。その理由が知りたくて千穂に尋ねるも、帰ってきた言葉は「美久は同じ話しかしないからそこは自分も苦手」だという内容のものでした。

同じ話……それは主に、亮についてです。美久からしたらどれも同じ話ではなく別の悩みのはずでしたが、友人からしてみればそれらは全て「彼氏の愚痴」としてひとまとめになってしまうのだと、美久はここで初めて気づかされるのでした。

里子は美久が本当に嫌いなのか

美久が里子と同じマンションに住みたがっていることを知った里子は、思わず拒否反応を露わにしてしまいました。それが前話までの流れなので、一見すると里子が単純に美久のことを嫌って距離を置こうとしているとしか見えません。

しかし今話では、里子がそんな自分の態度について思い直し、反省するシーンが盛り込まれています。

どうやら里子は本気で美久のことを嫌いなわけではなく、「友達として傷つけたくないからこそ距離感を保ちたい」と考えているだけのようです。

里子の微妙な心

里子は基本的に美久のことを好きですし、傷つけたくないと考えています。しかし、どうもずっと一緒に行動を共にするのは嫌な様子です。

美久が里子の家に数日泊まっていた時も、居候代わりに料理をしたいと申し出た美久のことをうっとうしがっていた里子。自分の家事を手伝ってくれようとする美久の気持ちはありがたいものの、「でもキッチンに入られるのは嫌」と感じてしまい、また美久が里子の子供をお風呂に入れてあげると申し出てきた時も「子供と遊んでくれるのはありがたいけどお世話はされたくない」という感情を抱いてしまいます。

「好意は嬉しい」けれど「プライベートにまで介入されたくない」という里子の微妙な心理を、美久は全く理解することができていないようでした。

里子も里子でなかなかに繊細で難しい性格をしていますが、彼女の感覚は女性ならなんとなく理解できてしまう感情な気もします。

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里子ってやっぱり離婚をしてシングルマザーの自分に対して自己肯定感が低すぎるような気がします。幸せを享受することができなかった自分と、十分幸せなくせに自分は幸せではないとアピールしまくる美久のことを、常に比べてしまっている気がしました。

「料理してくれるのは嬉しいけどキッチンに入られたくない」というのは、どういう心理なのでしょうか。里子はプライベートに他人が入ってくるのが癇に障るタイプなのでしょうか。しかし、なんとなくですが「美久だから嫌」っていう深層心理を感じますよね。

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