【最新話34更新】誓い合えない私たち・ネタバレ全話まとめ・最終回の結末まで

「めちゃコミック」に掲載されている「誓い合えない私たち」のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

【33話】恋は募るも不倫は絶対したくない千穂

キャリアウーマンの千穂が、シングルマザーの里子に珍しく恋の相談中です。

千穂が恋をしているのは、上司の森川。妻とうまくいっていないとはいえ、森川は既婚者でした。里子は千穂の恋を応援しますが、千穂は不倫に対して千穂は大きな抵抗があります。どうやら千穂には不倫に関してトラウマがある様子……？

家庭を壊すなんてできない。その言葉は、離婚を選択して自ら家庭を壊してしまった里子の胸をチクリと刺します。

一方で、美久は29歳独身という自分の肩書に焦りを感じつつも、「出会い系」や「合コン」といった今時の出会いの場に、どことなく嫌悪感を抱いていました。そんな気持ちを婚活中の後輩に見透かされてしまい……。

【34話】別れたはずの亮が……！？

後輩から今時の出会いについて諭される美久。しかし、どうしてもアプリや合コンが軽薄な出会いに感じてなりませんでした。飲食店のバイト中にナンパに逢っても、どうしても嫌悪感しか感じません。

すると今度はバイト仲間に、美久は真面目というより潔癖に近いと痛い所を突かれてしまい……。

どの男を見ても下心が露わになると嫌悪感鹿抱けない美久は、亮と別れてしまったのは軽率だったのではないかと思い直すようになります。

そんな折、なんと亮が直々に美久に復縁を迫ってきて……！？

悪意のない軽蔑で周りに敵を作る美久！？

アプリや合コンやナンパに対して嫌悪感を持つ美久は、その手の話を振られると、どうしても感情が顔に出てしまう模様です。

そのため婚活中の同僚や、ナンパに応じるタイプの女性であるバイト仲間の気分を知らず知らずのうちに害してしまっていたようですね。相手の女性たちが心の広い女性だったため不仲になることはなかったようです。

シングルマザーの里子に対しても、知らず知らずのうちにNGワードや態度をとってしまっていた美久を思い出します。悪意がないから余計にやっかいな美久の癖です。

亮と美久が別れたタイミングに関しては、確かに軽率だったような気がしないでもないです。亮が心を入れ替えた矢先に美久から一方的に別れを押し付けた感じでしたからね……。

復縁のシーンはかなりあっさりとしていました。言葉を多く交わさずにそのままベッドインです。美久の流されやすさにちょっとだけモヤっとしてしまいました。

でも結局、亮と美久はお似合いカップルではあると思います！別れた後に互いの重要性に気づくことができて何よりです！

美久に残ったのは「29歳未婚」の肩書だけ

竹内は相変わらず美久にアプローチを続けていました。しかしそんな竹内を横から狙うのは肉食系女子の後輩“さおり”です。

美久は、さおりが何となく発した“結婚する気がないのに交際しても次巻の無駄”という発言をうけてひどくショックを受けます。

一方で家庭環境を職場で相談する亮。上司の森川は亮に寄り添ってくれますが、千穂はそんな亮をメッタ打ちにするかのような言葉を浴びせてきました。

いつまでも楽していたいという怠惰な男の心理を的確に指摘する千穂。しかし千穂はそんな中で、亮が復縁をする方法が一つだけあると提案してきます。

一人暮らしを始めていた美久は、同級生のチカのつてで飲食店でのバイトを始めていました。29歳の美久が20歳の高校中退の女の子に仕事を教わります。

ジェネレーションギャップのある会話に苦戦する美久。29歳で未婚という自分の肩書きにひどく落ち込んでいます。

そんな中、親友の千穂と里子が店に来店してきて……！？

亮との破局を引きずる美久

亮を捨てて新生活を始めた美久。そんな彼女のまわりには意外とイケメンの男性が多くいます。会社では熱血系後輩の水越や、お調子者の竹内からのアプローチを受けていました。最近では同級生のチカとも交流があります。

しかし、それらの男性をついつい亮と比べてしまう美久。心機一転して一人暮らしを始めた裏では、やはり心のどこかで亮との破局を引きずっていることがよくわかります。

いつまでも結婚を渋る亮と別れさえすれば、自分の劣等感や焦燥感を断ち切ることができると考えていたはずの美久。

しかし実際には、結婚という名のゴールからは大きく後退し、振出しに戻ったにすぎないのでした。

唐突に美久のバイト先を訪れた千穂と里子。どうやら美久の最近の様子を伺う一方で、店の個室席で千穂が里子に何か相談事をもちかけているようです。

千穂の悩みと言えば、既婚者の森川への恋心以外にありません！これまで仕事一筋だった分、他人を好きになってしまったことに千穂自身も動揺しているのが伺えます。

かといって里子は結婚に失敗して現在はシングルマザー。的確なアドバイスができるかどうかは謎ですね。

千穂の恋愛において気になるのは、仮面夫婦ながらも一応既婚者である森川と千穂がそのまま恋愛に落ちれば、不倫関係になってしまうという点です。

しかし、男性不審の妻を今もなお愛し続けている森川が、簡単に離婚なんてするわけありませんし、千穂の恋路はかなり茨の道になる予感がします。

友達のような夫婦関係

会社の社長・森川に密かに恋心を抱いていたキャリアウーマンの千穂。

そんな彼女はある時、森川が妻と上手くいっていないという話を聞いてしまいます。

なんでも森川夫妻は、「利害の一致」で結婚しただけに過ぎず、婚姻関係は書面上のみの関係だったのだそうです。

森川の妻はそもそも男性恐怖症気味で女性しか愛せない体質でした。しかし、家族を安心させるために結婚だけはしたいと考えていたのだそう。

森川は最初、妻の希望を叶えるために夫となり、友達のような夫婦関係を結んでいました。

しかし次第に本気で妻に恋をするようになっていってしまった森川。そんな夫の恋心に、妻は恐怖心を抱くようになってしまったのでした。

千穂はそんな悲惨な話を聞いて、なぜだか胸が高鳴るのを感じます。

一方、美久は一人暮らしを開始していました。

亮のかつての親友のチカ君と親密になりつつも、会社では竹内くんと会話をする機会が増えています。

全員から共感を得られたわけではない久美

久美が水越くんに猛烈なアプローチを受けて困っていたあたりから、久美と竹内くんは何かと会社で喋るようになっていました。

そんな中で竹内くんから「男としての意見」をよく聞くようになっていた美久。亮の立場にも同情の余地があったことを知り、以前自分を理解してくれた水越君が、本当に自分を理解してくれていたわけではなく、下心ありきで共感している態度をとってくれていただけだったことに、初めて気が付きます。

竹内くんは男として亮の味方をついしたくなってしまうと漏らしました。

ここにきて久美も、自分ばかりが被害者だったわけではないことにようやく気が付いたかもしれません。

千穂の恋は不倫になるのか

「形式上の婚姻関係」「夫だけが妻に片思い」という特殊な関係の森川夫妻。そしてそんな森川に恋をしてしまっているのが、キャリアウーマンの千穂です。

普段は里子や久美に対してドライで辛辣な意見を言いがちな千穂ですが、彼女が一番ややこしくてそこの深そうな恋をしてしまっているのが意外でした。

果たして千穂は自分の恋心を森川に伝えるに至るのでしょうか？もしそうなればこれは略奪愛？不倫？になるのでしょうか。

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これまで被害者意識しかなかった久美に、モヤモヤしていた読者も多かったことでしょう。しかし今話ではそんな久美が初めて「全員が全員自分に同情してくれるわけではない」ということを思い知ったようです。

特に、自分を全面的に肯定してくれていた水越君が、下心ありきで共感してくれていたことに大きなショックを受けます。

竹内くんの指摘通り、久美も被害者意識ばかり抱かずに、亮の気持ちも少しは考えるべきな気がしました。