どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます・第4巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想 ｜コミックシーモア

「コミックシーモア」に掲載されている「どうせ捨てられるのなら、最後に好きにさせていただきます」第4巻のあらすじ（ネタバレあり）・考察と感想です。

文字のみのあらすじとなっておりますが、ネタバレ注意です！

リュシリュエールに攫われてから監禁生活を送るアニエス。しかし、復讐というにはあまりにも整い過ぎた生活にアニエスは満足していました。夜になるとリュシリュエールはアニエスを抱きに来ますが、その行動にアニエスは少し期待してしまいます。

リュシリュエールが自分を想ってくれているかもしれない。 そんな甘いアニエスの期待もリーリエを優しく抱きしめるリュシリュエールの姿に、崩れてしまいーーー

相変わらずリュシリュエールがアニエスを攫った理由が謎ですよね。婚約破棄の後、アニエスが取った行動への復讐ならもっと扱いがひどいはずです。だって、アニエスは家や自分に手を出させないように無理矢理リュシリュエールに迫って、子供が出来るように仕組んだんですから。もちろん、子供は出来ていませんが、子供が出来ているかもしれないという可能性だけで簡単にアニエスたちには手を出せなくなります。 プライドをずたずたにされたリュシリュエールがこのアニエスの企みに対する復讐として攫ったのなら牢屋にぶち込んでもおかしくないですよね。

しかし、アニエスが置かれている状況は上級貴族そのもの。口に入るものや身に着けるものはもちろん一級品、使用人たちもおり、アニエスが家事などをする必要は一切ありません。さらにアニエスを傷つけるような素振りは一つもなく、気になるのは夜ごと訪ねてくるリュシリュエールによる少し手ひどい行為ですが、それもアニエスを傷つけるつもりはなさそうです。一体、リュシリュエールはなにを考えているのでしょうか？

それにしてもリーリエ、本当に二面性がすごすぎる女です。リュシリュエールの前ではか弱くて愛らしい女の子よろしく目を潤ませて、リュシリュエールにしなだれかかって、いかにもヒロインという感じですが、アニエスの前では違います。かっと目を見開き、顔の寄せられる場所全部に皺を寄せたまさに鬼のような顔でアニエスに迫っていました。婚約者時代からアニエスをイジメていたリーリエの目的はもちろん王太子であるリュシリュエールの妻になること。そうなれば未来の女王になることが出来ます。

無事にリュシリュエールの婚約者の座を奪い取り、邪魔な前婚約者であり侯爵家という強力な後ろ盾を持っているアニエスも隣国に追い出しました。ようやくリーリエもあとは本性がバレないように気を付けるだけで、後は心穏やかに過ごせばよかっただけなのですが、そこに舞い戻って来たアニエス。 目的達成を阻むアニエスの存在にブチ切れるのもわかりますが、それにしても二面性がすごすぎます。それにリュシリュエールは本当にリーリエを愛しているのでしょうか？リーリエを抱きしめたときのあのリュシリュエールの顔、ちょっと気になります。

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リーリエ怖すぎの一言に尽きます。もうあそこまで行ったら女優ですよね。デビューした方が良いと思います。それにしても一体リュシリュエールはアニエスを攫ってなにをするつもりなのでしょうか？いろいろ考えてそうですが、1つわかっていることはリュシリュエールがアニエスを傷つけるつもりがないということです。うーん、まだここから先、アニエスがどうなるかわかりませんが、とりあえずリーリエは地獄に落ちて欲しいですね。